甲状腺がん患者の数は増えてる。さて死亡率は?

・世界と日本と韓国と ・結局、結論はこのまとめをつくってすぐ書いた冒頭コメントの通りだったようだ。10万人に1人程度の死亡率上げ下げを議論するのは時間の無駄ということだ。
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Jun Makino @jun_makino

元論文は Black et al, European Journal of Cancer 1977, Vol 33, 1075 と Ferlay et al, 同 , 2010, Vol 46, 765 。

2015-03-12 00:34:08
Jun Makino @jun_makino

eco.iarc.fr/EUREG/ ここ で色々なグラフもつくれる。

2015-03-12 00:34:13
Jun Makino @jun_makino

作ってみた jun-makino.sakura.ne.jp/Journal/images… 例 。主に西ヨーロッパのいくつかの国。

2015-03-12 00:34:15
Jun Makino @jun_makino

線が沢山あってわかりにくいがまあ全体として減ってるのはわかるであろう。

2015-03-12 00:34:17
Jun Makino @jun_makino

アメリカでは 0.5 程度で変わらないというのは ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24557566 この辺の論文 にある。

2015-03-12 00:34:19
Jun Makino @jun_makino

というわけで、長瀧氏の文章にある 「世界的に、甲状腺癌で死亡する患者の数は減少していません。」

2015-03-12 00:34:21
Jun Makino @jun_makino

引用 : 甲状腺癌と診断され、手術される患者の数は確実に増えているにも関わらず、甲状腺癌の死亡率は減少していません。少なくとも手術される患者の増加に比べて死亡率の減少は、はるかに緩やかです。

2015-03-12 00:34:23
Jun Makino @jun_makino

というのは、やはりちょっと良くわからない。日本と西欧諸国は含まな い「世界」なんだろうか?

2015-03-12 00:34:25
Jun Makino @jun_makino

ヨーロッパで罹患率のグラフを作ってみるとせいぜい 2-3 倍程度なので、 「手術される患者の増加に比べて死亡率の減少は、はるかに緩やかです。」とも言えない。

2015-03-12 00:34:27
Jun Makino @jun_makino

もちろん、放置すれば確実に死亡するもの以外はすべて過剰治療である、つまり、 10 万人に 1 人手術したら、 10 万人に 1 人死亡率が下がるのでなければ過剰治療である、というのが長瀧氏の主張であるなら、過剰治療は存在している。

2015-03-12 00:34:29
Jun Makino @jun_makino

が、私の主張は「世界的に、甲状腺癌で死亡する患者の数は減少していません。」はボケているのではないか、というもので、これは過剰治療かどうかとは無関係に正しいように思われる。

2015-03-12 00:34:31
Jun Makino @jun_makino

要するに、甲状腺がん診断数 ( と手術数 ) の増加の要因に過剰診断・過剰治療はあるのかもしれないけど、それとは無関係に長瀧氏の「世界的に、甲状腺癌で死亡する患者の数は減少していません。」は日本と西欧のデータにあわない、ということである。

2015-03-12 00:34:32
Jun Makino @jun_makino

@NATROM 私は「ボケたのではないか」は不適切で「不誠実である」が適切であるという論理はあまり理解できませんが、既に書いた通り、日本の現状について触れている文章である以上、日本では成り立っていないことを「世界的にはこう」といって日本のことに触れないのは異常と考えます。

2015-03-12 00:42:53
Jun Makino @jun_makino

@NATROM で、日本以外ではどうか、というのを調べてみたのを twitter.com/jun_makino/sta… 以下にまとめました。米国では横ばい、ヨーロッパ諸国のほとんどでかなり減っているようです。

2015-03-12 00:45:11
Jun Makino @jun_makino

さて、甲状腺がん「死亡率」の話 ( どこかのまとめみたいに「死亡数」の話をしているのでわけではない )

2015-03-12 00:33:54
Jun Makino @jun_makino

@NATROM このため、「世界的に、甲状腺癌で死亡する患者の数は減少していません」は日本のみならずヨーロッパの現状にもあわず、適切なものではないと考えます。これは過剰診断があるかどうかには無関係な話です。

2015-03-12 00:47:00
早川由紀夫 @HayakawaYukio

【もうひとつ別の質問】死亡率を計算するときの分母は次のどれですか? 1)その地域の(年齢別)全員 2)いや、検診を受けた人の数 3)検診で異常が認められた人の数 togetter.com/li/791854#c181…

2015-03-12 07:37:22
名取宏(なとろむ) @NATROM

@jun_makino 日本でも「甲状腺癌で死亡する患者の数は減少していません」よ。

2015-03-12 08:18:22
Jun Makino @jun_makino

@NATROM はい、それは、年齢調整死亡率ではない、総数ですね。年齢構成の変化が主な要因であることを言わずに、数のことだけをいうのは専門家として不適切な態度ないし事実認識であると考えます。

2015-03-12 08:23:00
二十人のろの夢 @drsteppenwolf

@HayakawaYukio 死亡率を計算するときの分母は 、1)その地域の(年齢別)全員です。 togetter.com/li/791854#c181…

2015-03-12 08:28:20
名取宏(なとろむ) @NATROM

@jun_makino 「死亡者数ではなく年齢調整死亡率で考えるべき。不適切だ」という主張ならもっともだとは思いますが、「世界の死亡者数」の話をしているときに、「日本の死亡率」を持ち出して、ボケだの異常だの言うのも不適切だと思います。

2015-03-12 08:29:25
名取宏(なとろむ) @NATROM

@jun_makino 長瀧氏は年齢調整死亡率が減少している集団もあるのをご存知の上で、ああ書いたのだろうと思います。だから、「少なくとも手術される患者の増加に比べて死亡率の減少は、はるかに緩やかです」と書いたのでしょう。

2015-03-12 08:31:53