同性パートナーシップ条例と渋谷区長選−島田暁氏のツイート

同性パートナーシップ条例の制定プロセスに見られる渋谷区政の問題点を中心に、渋谷区長選について、島田暁氏のツイートを中心にまとめました。
29
島田 暁 @Akira_Shimada

たとえば、こうした差別的な扱いに関しては「パブリックコメント」が実施されていたのなら、「これはおかしい」という指摘を渋谷区に届けることが出来たでしょう。また、「なぜおかしいのか」を証明するために、実際に出産や子育てをしている性的少数者を知ってもらうということも出来たはずです。

2015-04-18 22:16:30
島田 暁 @Akira_Shimada

また、「とても画期的なことである」とアピールされた『同性パートナーシップ証明』ですが、証明書単体での効力は、区営住宅の「申し込みができるようになる」ことだけ。ただし入居するには抽選に当たらなければならないわけだが倍率が高く当選は保障されない。機会の平等は結果の平等を意味しない。

2015-04-18 22:23:24
島田 暁 @Akira_Shimada

実は・・・区営住宅への同性パートナーの入居「申し込み」ですが、公営住宅法が改正されてるので、各自治体の公営住宅に関する条例を「同性間でも入居できる」と変えれば可能になるとのこと 『のりこえねっとTV』46:28頃の藤田さんの発言より youtube.com/watch?v=dju80l…

2015-04-18 22:48:20
拡大
kazu @fiybanana

条例に同居者の姻戚関係は問わないとすればいいだけのこと。同性カップルだけでなく、友人なども可能。そうしている公団も多い。 twitter.com/Akira_Shimada/…

2015-04-18 23:10:07
島田 暁 @Akira_Shimada

他にも『同性パートナーシップ証明』の効力だとメディアが報じた事の殆どは、既に保障され得る方法があったり別の自治体が仕組みを先に作ってます。保障のために数万円の公正証書を作る必要などありません 『のりこえねっとTV』38:40から言及 youtube.com/watch?v=dju80l…

2015-04-18 22:59:44
拡大
島田 暁 @Akira_Shimada

(再び)今からでも遅くない!メディアは、渋谷区の『同性パートナーシップ証明』の空騒ぎで報道した、証明の効力の「実際のところ」そして「証明によらずとも出来るようになっていること」を報道し直すべきだ。それは同性パートナー、性的少数者だけでなく、多くの人が知っておくべき先進事例。

2015-04-18 23:07:10
島田 暁 @Akira_Shimada

どうかマスメディアには、選挙対策パフォーマンスにフラフラとなびかない体制作りを、きちんとしてほしい。ただでさえ、マイノリティの生活に関わる情報の流通量は圧倒的に少ない。せめて、「実際のところ」はきちんと報じられていて然るべきだと思う。一部の活動家や団体に寄り掛からず裏を取るべき。

2015-04-18 23:10:55
島田 暁 @Akira_Shimada

渋谷の条例は「パートナーシップ」の定義を条文に入れた点が唯一、評価できること。ただし「婚姻に相当する関係」としたためメディアが空騒ぎし、誤解を招き保守派を刺激。今後、性的少数者へのバックラッシュが過熱する可能性も。(渋谷区や男女平等・ダイバーシティセンターに大量の抗議FAX情報)

2015-04-18 23:33:07
島田 暁 @Akira_Shimada

渋谷の条例は「パートナーシップ」の定義以外の性的少数者関連の条文には、懸念点や不備が目立つ。「性的少数者の人権」の項目が「男女の人権」の項目よりも3項目削られ、出産や家庭生活に関する人権保障の記述が無い。いわば「差別の明文化」である。「二級市民条例」と呼んでいる人もいるほど。

2015-04-18 23:37:37
島田 暁 @Akira_Shimada

また、やたら注目を浴びた「パートナーシップ証明」に関しても、証明を得たことで保障される事の殆どは公正証書頼み。数万円を負担した上で、その時々の区長が「公序良俗に反しない」と見做してから証明書が発行される。その際に気になるのが「性的少数者の人権」から出産、家庭生活が外されている点。

2015-04-18 23:40:53
島田 暁 @Akira_Shimada

実質的には公正証書頼みの「パートナーシップ証明」だが、なにも数万円出して「公序良俗に反しない」との判断を区長に仰いで証明を得ずとも、個別具体的に「同性パートナーシップ」が排除されないようにと働きかけて来た先進事例はある。それらを総合するとパートナーシップ証明の効力に新規性はない。

2015-04-18 23:47:08
島田 暁 @Akira_Shimada

知っておくべきは、同性パートナーの社会的包摂には、「条例化」あるいは「お偉いさんから証明を出していただく」ことだけが方法ではないということ。個別具体的に、既存の自治体の仕組みの中で変えられることもある。保守的な自治体ではその方が通りやすいし、当事者の困難はそれだけ早く軽減される。

2015-04-18 23:57:02
島田 暁 @Akira_Shimada

渋谷の条例は、次期区長選に間に合わせることと、その話題作りのために「同性パートナーシップ証明」をどんな形であれ絶対に入れ込む事が最優先されたため、議論が熟さないまま、差別の明文化や不備と共に世に出た。無批判に祝賀色で浮かれたマスメディアを含め、功罪の「罪」の検証こそが改善を導く。

2015-04-19 00:10:35
島田 暁 @Akira_Shimada

区長独裁を可能にする体制の渋谷区。それでも「同性パートナーシップ証明が社会にインパクトをもたらしたからいいじゃない」と思う人は、もしこれが自分の存在を脅かす条例の可決だったとしても同じように思うのだろうかと問いたい。野宿者排除は、この体制だから強行されてきたことも忘れてはならない

2015-04-19 11:31:33
島田 暁 @Akira_Shimada

性的少数者の人権擁護を会見で語る桑原区長。一方、東京地裁が違法判決を出した野宿者強制排除には、「あそこ(宮下公園)にはそういう人(保護すべき対象の人)はいない。専門的な人がどこからか組織を持って来る。政治的に利用している。訳の分からない主義主張のために譲歩する必要はない」と言った

2015-04-19 11:43:22
島田 暁 @Akira_Shimada

男女平等条例作りを区民が働きかけても、一向に首を縦に振らなかったという桑原区長。しかし「これからはダイバーシティ」という(現在)後継区長候補からの提案には乗り、検討委員会を設置。秘密裏に進めたうえで区議選が迫ったタイミングで賑々しく条例を発表し性的少数者の人権擁護発言を繰り返す。

2015-04-19 11:52:38
島田 暁 @Akira_Shimada

野宿者排除の炊き出しをボランティアで行っている活動団体と、男女平等条例の制定に関する働きかけをずっと無視してきたのに、突然「ダイバーシティ」「同性パートナーシップ証明」には飛びついた桑原区長。「政治的に利用している」という発言は、いったいどちらに当てはめるのが適切なのでしょう?

2015-04-19 11:58:59
島田 暁 @Akira_Shimada

また、桑原区長は性的少数者の人権擁護を語った記者会見で、野宿者への「スティグマ(負の烙印)」を強化したと言えます。野宿者は「付近住民が怖がる」という理由で排除されますが、実際に襲撃に遭い生存の危機にさらされているのは野宿者の側。桑原区長は襲撃を煽ったことを自覚してるのでしょうか?

2015-04-19 12:07:35
島田 暁 @Akira_Shimada

性的少数者の人権擁護を語る同じ口で、社会的弱者をおとしめ、生存の危機にさらす可能性を高める発言が平気で出来てしまう。そのことから浮かび上がるのは、果たしてこの人に「人権」を語る資格があるのだろうかという疑問です。東京レインボープライドが、こんな人にスピーチさせないよう願います。

2015-04-19 12:11:22