夫婦別姓論への是非に見る、「東京都表現規制」とのアナロジー Presented by 渡邊芳之 ynabe39

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渡邊芳之 @ynabe39

夫婦別姓問題については「社会階層の対立」である,というのが私の結論。だから反対する人たちも社会階層によって反対するしかないように定められているのであまり責めてはいけない。

2010-12-20 19:31:02
渡邊芳之 @ynabe39

都条例にしても夫婦別姓にしても,権利を規制することに賛成する人には「他者に対する基本的な不信感」があることを強く感じる。法的に権利を規制しないと誰かが権利を濫用して自分たちに迷惑をかけてくるという強い信念。

2010-12-20 19:48:47
渡邊芳之 @ynabe39

というか,国民が選挙で選んだ議員たちが国会で議決することそのものが「公共の意志」ではないだろうか。

2010-12-20 19:51:41
渡邊芳之 @ynabe39

規制されていた人権に規制する明確な理由がなくなった時が,規制を取りやめる時です。もともと「誤って規制されていた」可能性もあります。

2010-12-20 19:54:19
渡邊芳之 @ynabe39

そもそも自由というものについてみんな大きな勘違いをしている。自分の自由は「他人の自由によって迷惑をかけられる」ことと引き換えに与えられている。自分は自由を享受したいが,他人の自由によって迷惑をかけられることは受け入れない,ということは成り立たない。

2010-12-20 19:56:54
渡邊芳之 @ynabe39

「ある権利が現に規制されていることが間違いである可能性」は常に,それも相当の程度存在する。現実に,個別の人権の制限について法学的にあるいは実際の裁判で「論争が皆無」であるものなどほとんどないと思われる。

2010-12-20 20:01:00
渡邊芳之 @ynabe39

まえに「表現の自由はそんな甘いものではない」と何度も書いたが,ここでも「自由というのはそんなに甘いものではない」と言わないといけないだろう。

2010-12-20 20:04:29
渡邊芳之 @ynabe39

このことでも「選択の自由」もまた「ブルジョア権」であることがあぶり出される。姓について選択の自由が行使でき,かつそれが利益を生むためには,それらの人々が一定の社会階層にいることが前提になる。その社会階層にいない人々にとってはその権利は怨嗟または嫌悪の対象になる。

2010-12-20 20:08:44
渡邊芳之 @ynabe39

まともになにかを勉強している人なら私が必ずしも夫婦別姓推進派を弁護しているわけではないということがわかるはずで,そこがある意味で境目になります。

2010-12-20 20:49:19