知の欺瞞としての後期クイーン的問題

小森健太朗『ループものミステリと、後期クイーン的問題の所在について』『探偵小説の様相論理学』に関連する考察まとめ
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@quantumspin

これが文壇か・・・

2015-05-25 22:57:44
@quantumspin

小森健太朗『探偵小説の様相論理学』によれば、『芦辺は、サンプルを梃にゲーデルの不完全性定理を理解しようとして、(…)ユークリッド幾何学と非ユークリッド幾何学を参照する。だが、この参照は、適切とは言えない。ゲーデルの不完全性定理は(…)ヒルベルトの形式主義を打ち砕くものだった』

2015-05-26 19:25:19
@quantumspin

小森健太朗はさらに、『ヒルベルトの体系は(…)ユークリッド幾何学だけでなく非ユークリッド幾何学をも取り込む壮大な体系である。既にヒルベルトの体系にとりこまれている非ユークリッド幾何学を、ゲーデルの不完全性定理のサンプルにするのは適切でなく妥当でもない』と、芦辺を批判する。

2015-05-26 19:28:17
@quantumspin

芦辺にこうした厳しい言葉を用いる小森は、『記述者を犯人にしたトリックを用いる小説について(…)作中作として枠囲いしていれば、フェアで正当性がある』事を『メタをもちこめば、真偽決定できる』事の構造的類似のサンプルにするのは適切でなく妥当でもないという点をどう捉えているのか、興味深い

2015-05-26 19:41:56
@quantumspin

「シャム双子の謎と後期クイーン的問題」をトゥギャりました。 togetter.com/li/845883

2015-07-11 19:57:34