- Macchi_bou
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手塚センセの『火の鳥』を『ドラえもん』でやってみたのが『のび太の創世日記』というのはあるのかもしれません。
続けざまに「のび太の日本誕生」を見る。創世日記もそうだったけど、テーマの根底にある題材はやはり手塚治虫と似てたんだなぁ。今更だけど。
2011-04-29 22:41:43こちら>http://d.hatena.ne.jp/terry-rice/20120705/1341416948(In Jazz/大長編ドラえもん私的考察~F先生の描いたもの~(後編)/2012-07-05)でも指摘されておりますね。「虫」も扱っているのがまた色々想像を掻き立てます。
『創世日記』は、何度も書いてるけどほんとに「著者自らが綴ったパラレルワールドにおけるもうひとつの野比家の歴史」なんて美味しすぎるネタがたまらんわけです。野美家はしかし、それでも22世紀から過去に向けて子守りロボットを送りこんでくる気がするよ!
2013-03-12 00:23:32『のび太の創世日記』がどんだけすごい作品なのか、一方でどんだけ惜しい作品なのか、という事をどう吐き出そうかもんもんと考えている。いやー、やっぱ好きだわ、ホント。
2013-04-18 21:12:11『のび太の創世日記』大好きっ子、史官さん。
『雲の王国』は「神」たる天上人への反逆の物語だったし、『創世日記』は「神」そのものになる物語だった。そして『ねじ巻き都市冒険記』では、「神」という存在へのひとつの回答を導き出そうと……。「大長編ドラえもん」後期に濃厚に現れる、「神」というモチーフへのこだわりはけっこう興味深い。
2013-05-21 20:49:49『のび太の創世日記』SF短編やドラ短編でも描かれた「神様になる」というモチーフを主軸に据えた大長編第15作。野美一族の系譜を描いた大河浪漫であり、人類と昆虫人類の反目と共生のドラマを描いた文明史であり、F作品群の中でも特筆すべきスケールの大作であった。紙幅の不足が惜しまれる。
2012-01-21 22:42:39余勢を駆って『のび太の創世日記』読んでしもうた。異説クラブメンバーズバッジのネタをさらに拡大して、SF短編でもいくつか描かれてる神様系のプロットに流し込んだとこがすごく好き。しかし立場上、のび太たちはあくまで観察者で、真の主人公は新地球の野美一族なんだよなあ。
2011-05-16 00:56:15『のび太の創世日記』をたまに読み返しているのだが……たとえば、のび太本人が記憶を無くし、創世世界を自分の世界だと思って暮らしていたら、そこに突然得体のしれない青ダヌキと見知らぬ子供たちがやってきて、お前はこの世界の人間ではないと言いだす……ってな展開はどうかと思ったがやはり没!
2011-07-21 00:41:09『のび太と奇跡の島 ~アニマルアドベンチャー~』(2012年)で、のび助(少年時代)が記憶を失って奇跡の島の住民としてのび太たちと出会い冒険するというストーリィが展開されましたね。
『ひすい珠の謎』のラストページ、すっかりたくましくなって登場するハロルドの姿に、人類がアフリカから旅立ってからの気の遠くなるような複数の旅路が北米で邂逅した奇跡を感じて胸熱すぎるんだが、さらにはひすい珠そのものの旅路が人類の版図をぐるりとめぐっているところが象徴的で素晴らしい。
2012-05-03 11:30:27そういう意味で、『のび太の創世日記』は、人類史を描く一方で、「神様ゴッコ」ネタを組み合わせたFセンセ渾身の一篇だったような気もするのだ。そりゃスケールも果てしなくなるよ。
2012-05-03 11:36:49「ひすい珠の謎」は『T・Pぼん』の1エピソードで実質最終話になったお話。藤子・F・不二雄大全集の『T・Pぼん』第3巻に収録されております。
『CRUSADER KINGS2』のプレイにかまけててTwitterもほぼそっちの垢しかつぶやかなくなってますが、なんだってこのゲームにここまでハマってるかというのを藤子クラスタ勢に説明すると、「『のび太の創世日記』で野美一族を見守るのび太気分が味わえる」からでございます。
2013-11-08 15:46:17史官さんが仰っているように、『のび太の創世日記』はもう一つの地球に生きる野比(美)一族の物語であり、Fセンセがこれまで描いてきた「創世記」だけでなく「T・Pぼん」などの歴史物の総まとめでもあるという見方が出来ます。
『のび太の創世日記』終了。オムニバスに近い形式で、のび太たちは終始傍観者という一番の異色作ながら、僕は大好きな作品だし、今日改めて見てもやっぱり面白かった。大満足です。
2010-02-14 19:43:23やっぱり後期大長編の創世日記だと、のび太としずかの関係性を本人たちでなくて、もうひとつの地球に住むソックリさんで描いてるんだよね。で、ソックリさんたちは大人だから、のび太やしずかじゃ出来ない具体的な結婚の話も。おまけに、出木杉くんのソックリさんが二人の結婚を祝福するシーンも!
2010-04-04 18:39:13@boku_nyan 「のび太の創世日記」、読み返すたびに凄いなあと思いますよね!創世神話やフォークロアのモチーフを作品にうまく溶かし込みながら豊かなイマジネーションを駆使して壮大な世界を構築しています。チュン子のくだりは動物報恩譚や常世の国伝説に材を取っていて魅力的ですねー。
2011-02-27 12:56:28藤子・F・不二雄大全集「ドラえもん」12巻所収の「動物変身恩返しグスリ」は、昔話の話型分類の“動物報恩譚”を題材にしています。「ドラえもん」でこのモチーフというと、「竜宮城の八日間」や、「のび太の創世日記」のチュン子のエピソードなどが思い出されます。
2011-04-04 20:18:41藤子F先生逝去から15年ですか、96年ですよね。当時追悼で日本誕生が放送されていたが、私はマニアックなので創世日記が好きだったのです。時期的にも近作だった気がします。確かあの作品は敵対勢力の概念が希薄だった珍しい構成で、印象が根強い
2011-09-24 03:11:46こないだの大全集で『T.P.ぼん』後期の作品を読んで、『創世日記』はドラえもんでこの境地に行ったんだなあと思った。あっちも主人公はほぼ傍観者で、歴史好きなF先生としては、下手に作るストーリーよりも実際の歴史の中で想像力を動かしていくことのほうが楽しい時があったのかなあ、と。
2012-04-30 01:58:37大長編の話で盛り上がっているけど、個人的には夢幻三剣士以降の大長編は長編らしいストーリーテリングの追求ではなく、短編を描けなくなった分、のび太たちを様々な世界で思い切り遊ばせてやることを主にしているように思っている。
2012-04-30 01:57:29で、ちょっと妄想を入れると、創世日記は現在に続く「過去」、銀河超特急は過去から続いた「現在」、ねじ巻き都市では現在から続いていく「未来」を描きたかったんじゃないかと思うわけ。大長編ドラという舞台を使ってF先生にとっての「時間」という概念を総括しておきたかったのではないかと。
2012-04-30 02:03:581988年以降、体調不良から短編新作の数を減らし大長編に注力するようになった藤子F(96年死去)は、夢幻3剣士(93―94年連載)→創世日記(94―95年連載)→銀河超特急(95―96年連載)の3作でドラえもんサーガを終わらせようとしていたという話を思い付いたので誰かに話したい。
2013-01-22 01:32:17