【長すぎ注意!】ヘイトスピーチと民主主義についての議論を通して(完全版)
- Hicetubique0ham
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かつてはアメリカでも、第1次世界大戦中の徴兵拒否を呼びかけるビラに対して、同様の論理で違法としたケースがあります(しかもこのときには、かの表現の自由の擁護者・ホームズJrが合憲判決を書いている)。
2015-08-02 20:39:58「民主主義を傷つける言論」として、自分の対立者ばかりではなく、自分たちの言論がそう認められる可能性があること、そしてそう認める権限を政府に明け渡すことの危険性は、よく考えられるべきだと思いますね。
2015-08-02 20:40:32.@dokuninjin_blue 近代主権国家が構造的に対立を招くので、その基本的あり方を変えたほうがよいのではないかと思います。
2015-08-03 18:54:55.@dokuninjin_blue 取りあえず、 ①辺境の寸地まで領土を確定しそれに関する利権を一国家が独占するという不思議なルールをやめる。⇒領土の雑居や共同管理を提案。
2015-08-03 18:55:12.@dokuninjin_blue ②最低限の個別的自衛権以外の軍事力の行使は各国家の上位機構(国連など)の判断によることとする。 などでしょうか。
2015-08-03 18:55:55.@dokuninjin_blue すでに日本は実質的な軍事主権をアメリカに奪われているので、そう言うことのさきがけがしやすく、かつ日本は規模的にも国際社会にそれなりの影響を与えることができると思います。
2015-08-03 18:56:12.@dokuninjin_blue 単に日本がいじめられるリスクを最小化するだけならば、日本自体が強くなるor強い国(グループ)との関係を強化する ということになり、現に安部政権(安保法案)はその方向なのですが、
2015-08-03 18:57:13.@dokuninjin_blue それでは、結局、歴史的に繰り返してきた いじめorいじめられの全体構造を強化するだけで、進歩がないと思うのです。
2015-08-03 18:57:42.@dokuninjin_blue 対等とは、 ここでは、少なくとも、自身の努力で変更することができない生得的属性を根拠にして、個人としての価値を低く扱われないことでしょうか。
2015-08-03 18:58:27.@dokuninjin_blue あなたよりも賢い人の意見が広く受け入れられるのは、その意見の内容に賢さ(たとえば説得力など)があるからでしょうね。あなたとあなたより賢い人が個人として不平等に扱われているわけではない。いわゆる思想の自由市場の機能と言えるでしょう。
2015-08-03 18:59:02.@dokuninjin_blue 一方、ヘイトスピーチ(変更が難しい生得的属性に対する憎悪(扇動)が広く受け入れられるのは、その内容に説得力があるから、ではなく、言及される属性に社会的な非対称性があるからです。
2015-08-03 18:59:29.@dokuninjin_blue たとえば、日本社会において、 ①「日本人は嘘つきである」 ②「朝鮮人は嘘つきである」 という二つの表現がある場合、②のほうが圧倒的に多く表現され、広まっているわけですが、それは、②のほうが客観的に説得力があるからではありませんね。
2015-08-03 19:00:13.@dokuninjin_blue 日本社会においては日本人が圧倒的に多いからであり、思想の自由市場は機能しません。そこがヘイトスピーチが他の表現行為と違う点です。
2015-08-03 19:00:55.@dokuninjin_blue また、表現そのものが対象者に与える影響を見ると、たとえば、 ①同性愛者⇒異性愛者「異性愛者は気持ち悪い」 ②異性愛者⇒同性愛者「同性愛者は気持ち悪い」 ①と②は形式上対称ですが、当然②のほうがダメージが大きくなります。
2015-08-03 19:01:39.@dokuninjin_blue それは、②のほうが真をついているから、ではなくて、もちろん表現内容が異性愛者と同性愛者との社会的非対称性を背負うからです。
2015-08-03 19:01:56.@dokuninjin_blue あなたが例としてあげた、容姿、社会的地位、お金のあるなし、は、 ①相対的な問題である。(どこから美人?基準は?どこから金持ち?) ②一定程度個人の努力に関わる(社会的地位やお金のあるなしは、生まれによって引き継ぐべきではない)
2015-08-03 19:02:49.@dokuninjin_blue ③それらの要素を持つ人々を人くくりに集団として社会的な扱いを変えることは難しい 点などで、ヘイトスピーチに該当する、人種や宗教、性的志向などとは異なります。
2015-08-03 19:03:11.@dokuninjin_blue また、もちろん「対等でないこと」が存在する からと言って、それでいい という理由にはなりません。
2015-08-03 19:03:40.@dokuninjin_blue いえいえ。前文と後文が矛盾しています。マイノリティーの平等な社会参加を阻む表現行為を放置する(権利を認める)時点で、マイノリティーの平等な社会参加を阻む側に“与して”いしまいます。
2015-08-03 19:04:49.@dokuninjin_blue 戦争被害のリスクを最小化することも、どのスパンで見るかによっても違います。短期スパンでは、従来の構造に即した自国強化or強国に付く方法が対症療法的には有効に見えるかもしれませんが、それを各国が続け結局は戦争になるというのがこれまでの歴史です
2015-08-04 19:13:55.@dokuninjin_blue もうチョット長いスパンで見て、戦争被害のリスクを最小化するためには、構造そのものの変化を促した方が、結局楽になると思うのです。それは確かに、短期的にはリスクや忍耐が必要になりますが、未来への投資という意味で不毛ではありません。
2015-08-04 19:14:22.@dokuninjin_blue 会社で言えば、古いシステムを新しく変えるのにはコストもリスクもかかるから、目前の作業に追われる状況では古いシステムに適応したやり方が手っ取り早いけれど、どこかのタイミングでコストとリスクをかけて新システムを導入したほうがよいというのに似ています
2015-08-04 19:15:16.@dokuninjin_blue >それがなぜ民主主義の不可欠の前提を構成するのでしょうか? 構成員が個人として尊重されていなければ、民主主義における “民”が成立しないから。抑圧・排斥された個人で構成された“民”では民主主義足りえないから。
2015-08-04 19:16:16.@dokuninjin_blue 循環論法になりますが、民主主義は理念として個人の尊重それ自体が目的でありかつ手段だからです。
2015-08-04 19:16:31