「津田氏の論文は注目を浴びてるが、それが間違いとわかる論文の方は全く注目されていない」という記事:3県対照調査の論文を読もう(完全版)

発端となった英語記事(どなたか和訳お願いします) Nope—There's No Thyroid Cancer Epidemic in Fukusima A New Study on Child Thyroid Cancer Gets Widespread Attention From the Media—While Another Study Proving It’s Wrong Gets None http://thebreakthrough.org/index.php/issues/nuclear/nopetheres-no-thyroid-cancer-epidemic-in-fukushima 続きを読む
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nao @parasite2006

@yoshisatose (続き)進行の遅い甲状腺癌を自覚症状が出る前から掘り起こしてしまう高精度のスクリーニング検査を比較対照を増やして統計解析の結論をより確実にすることだけを目的として大規模実施することは倫理上許されないと思いますbit.ly/1MiErpg

2015-10-25 10:44:41
nao @parasite2006

@yoshisatose 進行が速く致死性の高い病気の場合、スクリーニング検査で早期発見早期治療することは検査を受けた人にとって有益ですが、進行が遅く致死性が高くなく、死後剖検で初めて見つかることも少なくない病気の場合、見つけなくても生死に影響しなかったかもしれない病気を(続く)

2015-10-25 11:24:44
nao @parasite2006

@yoshisatose (続き・必ず前のツイートと合わせて読んで下さい)自覚症状が出る前からスクリーニング検査で掘り起こされて治療するはめになることが検査を受けた人にとって(控えめな言い方をしても)利益になるとは限りません。

2015-10-25 11:33:28
nao @parasite2006

@yoshisatose 福島の甲状腺検査の1巡目は「チェルノブイリ事故の4年後からI131の影響により事故当時10歳以下のこどもの甲状腺癌が増大した」という知見をもとに、福島第一原発事故のI131の影響が現れる前の状況を把握するために計画され、事故後3年で県内一円の検査を完了

2015-10-25 11:56:36
nao @parasite2006

@yoshisatose (実質的な一次検査実施期間は2011年10月-2014年3月の2年半)1巡目の検査結果から言えることは1)甲状腺癌の検出率に空間線量率に依存する地域差はない(津田論文の唯一の功績がこれ)、2)悪性+悪性疑いの年齢分布で事故当時10歳以下は圧倒的に少ない

2015-10-25 12:19:09
nao @parasite2006

福島の1巡目の悪性+悪性疑いの年齢分布。国立がんセンターのがん統計による甲状腺癌罹患率の年齢分布bit.ly/1jHvOs5 と同様年齢が上がるほど増大 pic.twitter.com/R9L90dxUm3

2015-10-25 12:53:12
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nao @parasite2006

@yoshisatose 従って福島県の1巡目検査は(当初の計画通り)原発事故により放出されたI131の影響が現れる前の状況を捉えることに成功しており、今後2巡目以降の検査結果と比較して原発事故によるI131の影響の有無を判定するための基準として使えることが確認できたと言えます

2015-10-25 14:02:29
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