薬学たんとスイーツたんとシナモン

薬学たんとスイーツたんが2人でシナモンについて解説した連ツイの記録です!
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スイーツたん @sweeeets_tan

@Yakugakutan 使い方としては、例えばシナモンスティックを買って、紅茶なんかを飲む時にティースプーンのかわりに使ってみるとか(ºωº) カプチーノなんかがオススメなんだけど、シナモンの香りが豊かに漂って良い!.。゚+.(・∀・)゚+.゚

2015-08-02 21:13:46
スイーツたん @sweeeets_tan

.@Yakugakutan あ、スティックはかじっても美味しくないから、混ぜるのに使うだけだよ(ºωº) #薬スイ連ツイ

2015-08-02 21:14:21
スイーツたん @sweeeets_tan

@Yakugakutan 飲み終えたら濡れたところを折って、濡れてないところをそのまま煮込み料理なんかに使っちゃおう!(ºωº) カレーの隠し味に少し入れても美味しいし、中華風煮込みが作りたい時にも! 今回はアウトドアでもさくっと簡単なスイーツを紹介するよ!ε٩( ºωº )۶з

2015-08-02 21:17:02
スイーツたん @sweeeets_tan

,.@Yakugakutan リンゴの上部を薄く切り、貫通しないように芯をくりぬいて、中に砂糖(あればシナモンシュガー)大さじ一杯、バター10g、ラム酒を少々入れます! 先程切り取ったリンゴの上部に爪楊枝でいくつか穴を開け、これでフタをしてオーブンで180℃40~50分!

2015-08-02 21:19:16
スイーツたん @sweeeets_tan

.@Yakugakutan アウトドアの場合は焚き火などの火を使って、少し遠いところに30分くらい置いておけばいいかな(ºωº) この場合は、リンゴの上部だけでなく本体にもいくつか穴を開けておくといいよ!(*`・ω・´)

2015-08-02 21:22:42
スイーツたん @sweeeets_tan

@Yakugakutan 焼き上がったリンゴにシナモンスティックを差せば! 簡単でかわいい焼きリンゴの完成.。゚+.(・∀・)゚+.゚ 手間の割に美味しくて素敵でっせ(*´ω`*)

2015-08-02 21:24:47
スイーツたん @sweeeets_tan

@Yakugakutan よし、こんなもんであたしのターンは終わり!(ºωº) 薬学たん、なにか気になることある?( 'ω')?

2015-08-02 21:30:20
薬たんでした@卒業済 @Yakugakutan

@sweeeets_tan えーと、お腹すいちゃいました!笑 東洋と西洋でのシナモンの捉え方が異なっているようで似ているところもあって、とても面白かったです!

2015-08-02 21:31:08
スイーツたん @sweeeets_tan

@Yakugakutan 料理と薬の話が関連する感じは薬膳っぽいとも言えるかもね(ºωº) それじゃ、これにて薬学たんスイーツたんのシナモン談義は終了です! ありがとうございました!.。゚+.(・∀・)゚+.゚ #薬スイ連ツイ

2015-08-02 21:32:25

生物学たんが関連する論文を見つけてくれました!

生物学たん @seibutsugakutan

シナモンには食欲増進やインスリン抵抗性へのはたらきかけ、ある種の痛みの緩和などなど、色んな作用があるみたいなんだ。その作用機序はよくわかってないらしいんだけど、シナモンを摂取するとNO濃度が変わるみたいなんだよね。 #シナモン

2015-08-02 22:36:20
生物学たん @seibutsugakutan

NOは体内で色んなはたらきをする物質なんだけど、このサイトさんによると、NO産生のルートはおおまかに3つあるみたいだね。神経ではたらくeNOS、血管内皮ではたらくnNOS、免疫細胞ではたらくiNOS。 naoru.com/no.htm #シナモン

2015-08-02 22:40:29
生物学たん @seibutsugakutan

で、シナモンが3つのうちどこに関わるか、なのだけど。少なくともNOS-1には関わってるみたいだね。この論文に、心臓に血液を送る冠動脈を拡張させるはたらきがあるって書いてある。 ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24904214 #シナモン

2015-08-02 22:56:11
生物学たん @seibutsugakutan

NO産生に関わる反応経路の呼び方が変わっててごめんね。さっきのpostで紹介したページだけだと「eNOS」が血管拡張に関わる経路とアポトーシスに関わる経路の両方で使われてるからNOS-○の呼び方で統一するよ。 #シナモン hobab.fc2web.com/sub2-no.htm

2015-08-02 22:59:23
生物学たん @seibutsugakutan

話は戻り。それで、こっちの論文にはシナモンがグリア細胞に働きかけてドーパミンを出す神経細胞を保護する、って書いてある。アブストにある「iNOSの活性を下げる」ってのはたぶんNOS-2のこと。自己免疫を抑えるみたいだからね。 #シナモン ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24946862

2015-08-02 23:12:09
新薬たん @ShinHiroi

@seibutsugakutan @Yakugakutan この論文は興味深いわね。ちょっと解説します。まず、実験方法としてはブタの冠動脈を輪切りにして、ゴムホースのように中にワイヤーを通して、上下の圧力計につないだわ

2015-08-02 23:32:57
新薬たん @ShinHiroi

@seibutsugakutan @Yakugakutan 血管内皮依存性の弛緩を見るために、U-46619という内皮依存性の収縮物質を前投与、また、内皮非依存性の弛緩を見るために高濃度カリウム溶液で強制的に収縮させて、そこにケイヒの成分を添加したのね

2015-08-02 23:34:56
新薬たん @ShinHiroi

@seibutsugakutan @Yakugakutan Figure2が興味深いのは、cinnamaldehyde単独ではほとんど内皮依存性の弛緩が起こらなかったよ。(一番左上の図)、対して、ミセル化した製剤では内皮依存性の反応が顕著だということが分かったわ

2015-08-02 23:37:26
生物学たん @seibutsugakutan

シナモンの大まかな薬効まとめてあったよ。抗酸化作用、抗炎症、抗癌、心臓病を減らす.etc なんだかたくさんあるみたいだけど、心臓病を減らすことからNOS-3を高める、抗炎症作用からNOS-2を低めると推測が立てられるかな? ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24817901 #シナモン

2015-08-02 23:38:12
新薬たん @ShinHiroi

@seibutsugakutan @Yakugakutan ブタと人間のアミノ酸配列には注意しなければならないけど、ミセル化でここまで顕著な差が出るのは不思議ね。ちなみに、L-NAMEはNO合成阻害剤よ。解析についてはtogetter.com/li/854799 を参照ください

2015-08-02 23:43:02
生物学たん @seibutsugakutan

ミセル化っていうのは水に馴染む部分と油に馴染む部分の両方をもった物質である物質の表面を包み込んで塊を作ることだったはず。水に溶ける物質が油の中で、油に溶ける物質は水の中で、散らばるようにしてくれるんだね。シンナムアルデヒドは油寄りだから、ミセル化することで血液で運ばれやすくなる?

2015-08-02 23:58:30
生物学たん @seibutsugakutan

シンナムアルデヒドっていうのはこの論文で着目されているケイヒの有効成分のことだよ。ミセル化によって作用に大きく差が出るってことは、この物質はアルブミンと結合して運ばれてるのかもしれないね。(アルブミン:血液のなかにあるタンパク質。水に溶けにくい物質とくっつく) #シナモン

2015-08-03 00:02:21
生物学たん @seibutsugakutan

話が逸れたけど、シナモンの作用をまとめるね。血管拡張作用、過剰免疫の抑制、食欲増進。NOS-3を促進、NOS-2を抑制。 糖尿病に対しても何らかの作用がある。ようだが血糖値には直接関与せず?  ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24716174 #シナモン

2015-08-03 00:50:03
生物学たん @seibutsugakutan

2型糖尿病の患者に2週間、決まった量のシナモンを摂ってもらう実験だね。空腹時血糖値や総コレステロール値、悪玉コレステロール値が下がったみたい。いわゆる善玉コレステロール値はそのままだったのかな。でも個人差が大きくて有効な投与量や時間が読めないから、薬としてはまだ使えなさそう。

2015-08-03 06:54:38