グレッグ・イーガン『クロックワーク・ロケット』感想まとめ

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こめ @I_R_8

3章くらいまで訳したところで山岸さんがちゃんと訳すと発表あったので止めた(クロックワーク・ロケット)。

2015-12-15 20:46:05
小川一水 @ogawaissui

イーガン「クロックワーク・ロケット」、バーバパパSFだこれ……。バーバパパみたいに体が変形する異生命の女の子が、ニュートンとなりアインシュタインとなりジャンバルジャンとなり、我々とは違う世界の構造に迫っていく話。いま捕まって獄中で体操しながら位相幾何学を考えてる。何これ面白い。

2015-12-22 16:45:32
小川一水 @ogawaissui

ヤルダがついに空飛ぶ山を手に入れるシーン、「楽園の泉」で蝶の群れが舞うシーンに重なる。

2015-12-22 18:31:30
小川一水 @ogawaissui

クロックワーク・ロケットの図説と理論、半分ぐらい意味が分からない……。現実世界の物理でさえわかっているとは言いがたいのだが、そのさらにアレンジとなると、だいぶ難しい。

2015-12-22 22:14:52
小川一水 @ogawaissui

多くは日本語の限界によってわからなくなっている気がする。上、下、前、後ろ、発する、達する、水平、垂直などの言葉で説明されることが、なんの上なのか、なんの前なのか、この本の紙面における水平なのか、図の中の水平なのか、図が表す概念の中の水平なのか等の疑問が積み重なって迷子になる。

2015-12-22 22:22:19
小川一水 @ogawaissui

だめだ、傘を使った例えのシーンがまったくわからない、とばそう。

2015-12-22 22:24:31
小川一水 @ogawaissui

高校時代は物理の成績が悪かった。その理由は、わからないことを先生に聞きにいって、説明を受けた後、「わかるだろ?」と言われるからだった。わからないと答えると同じことを説明されて「わからないか?」と言われ、時間切れがきた。今思うのは、時間切れのない状況で教えられたいということだ。

2015-12-22 22:29:23
小川一水 @ogawaissui

思えば「この辺で話を打ち切らなければ相手の迷惑になる」という遠慮のせいで、ずいぶん多くのことを学び損ねた気がする。もっとずうずうしく学べばよかった。

2015-12-22 22:31:01
小川一水 @ogawaissui

何がわからないのかわからないことほどいらいらすることはない。そういうときって、自分がなにがわからないのかわかっていないことが、わからないし。

2015-12-22 22:32:45
小川一水 @ogawaissui

なんだろうこの話、具体的に物理法則の「どういう点」がわれわれの世界と違っているのか、二、三点見つけた気がするが、合ってるかどうかわからない。しかしイーガンのことだから現実の物理法則をふまえた上でいじっているに違いない。ここではネタバレになるから話せないが、誰かと答え合わせしたい。

2015-12-22 22:53:55
小川一水 @ogawaissui

くそう、クロックワーク・ロケット、読めば読むほど疑問が積み重なるが、バレが邪魔でここに書けーん(この話に限って言えば、作品内での理屈立てがあまりにも込み入っているから、ネタバレなどと言わずにみんなで教えあいながら読まないと理解できないぐらいに感じる)。

2015-12-23 00:04:43
小川一水 @ogawaissui

たとえばファティマがニノに対して取った態度を描く一節、こういうところから感じる新しさと折り目正しさみたいなものが、間違いなくイーガンを読む理由の一つではあるな。壮大な奇想の他にも。

2015-12-23 00:27:54
小川一水 @ogawaissui

イーガン「クロックワーク・ロケット」読了。三部作の一巻だけど主人公ヤルダの一代記としてはこれ一冊で完結している。舞台は異宇宙だがストーリーの一面はひどく馴染み深かった。厄介者扱いの女の子が周りと異なる生き方を見つけて才能を開花させ大成する。後半責任者としての悩みも抱えるのが魅力。

2015-12-23 01:25:22
小川一水 @ogawaissui

一日でこれ読みきったら目の下に見事なクマができた。

2015-12-23 01:26:03
小川一水 @ogawaissui

若いころは年寄りをぶち倒す若者の話が好きだったが、ここへ来て年寄りをぶち倒す若者が年寄りになって苦労する話も好きになってきた。げに経年というものである。

2015-12-23 01:27:39
小川一水 @ogawaissui

なお先ほどまで悲鳴を上げていた、作品内の宇宙観ですが、巻末であっさりすべて解説されていました。俺が「こうかな?」と思った着眼点はややズレていたことが判明。あと大ネタの一つがあまりにも正面からスポンと投げられてきたから、こっちの世界と真逆になってることに気づかなかったわ!

2015-12-23 01:35:40
T. Hashimoto @biotit

架空の物理学研究者が出てくる長篇から、架空の物理法則世界の長篇に、読むものが替わった。

2015-12-21 07:12:37
T. Hashimoto @biotit

グレッグ・イーガン『クロックワーク・ロケット』を223ページまで。なんという物理学フィクション。でも筋としては正統派ビルドゥングスロマン。農家の娘が物理学徒となり、未知なる世界の謎の解を実証していき、本能や多数派を裏切る生きかたの同志を得て、自分らしく生きるようになる。

2015-12-21 23:33:22
T. Hashimoto @biotit

@biotit イーガンは全く違う世界のことを、いかに全く違うかをきちんと書きつづる。だから読者はこの世界の生殖の秘密を知り、生物学的しくみを知り、常識を体得していき、一方で主人公ヤルダの孤独に気づいていくわけだ。

2015-12-21 23:40:26
T. Hashimoto @biotit

『白熱光』に引き続き、徹頭徹尾人間とらかけ離れたキャラクターたちの物語なのに、リアルでエモーショナル。世界観を作りこんだSFやFTが読みたい人への究極の答え。出てくる皆さん変形しまくりで、腕を増やしたり体表に図形や文章を浮かべられるし、背後にも視界あるし、体内に袋を作れる。

2015-12-21 23:52:49
T. Hashimoto @biotit

グレッグ・イーガン『クロックワーク・ロケット』読了。物理学講義の完全な理解はあきらめてグイグイ進んだ。『地球の長い午後』や『逆転世界』のような異郷社会ものとしても読める。 『ゼンデギ』に引き続き、人間賛歌と未来を担う世代への愛を高らかに歌い上げている。

2015-12-23 22:52:57
T. Hashimoto @biotit

@biotit 人間とはだいぶ異なる種族を書きながらも、人間を書いているSF。『占星師アフサンの遠見鏡』や『猫の地球儀』を愛する読者におすすめ。 しかし、ひたすら思考実験的な本である。ただ異なる宇宙を描くだけでなく、そこでの理論の実証と発展、発生しうる危機まで丹念に拾っている。

2015-12-23 23:00:58
T. Hashimoto @biotit

@biotit あと、最後まで女性の自由(選択の権利)をめぐる物語だった。ある生物学的な特性のせいで、登場するヒトの女性たちは不自由な生き方を強いられがちで、それが現実の女性の不自由さを浮かび上がらせてもいる。イーガンは本当に細やかに気づく人だ。ピルをこう書くとは。

2015-12-23 23:12:25
Kentaro Tao @taoizm

久しぶりにジュンク堂(物理)に行ったら棚の配置が違ってて迷った。というわけで『クロックワーク・ロケット』入手

2015-12-19 12:05:15
Kentaro Tao @taoizm

『クロックワーク・ロケット』を少しずつ読んでるけど、『白熱光』で痛い目を見たので、どんなに初等的な説明でも「これは我々の物理学そのものなのか?それをパラフレーズしたものなのか?はたまたイーガンがゼロからでっち上げたものなのか?」って疑心暗鬼になりながら進めてるからすごく疲れる

2015-12-20 23:52:23
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