「本が売れない」と言われるけれど…:書籍事情
- ttt_ceinture
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馬琴とか西鶴の考察もきちんとせぬまま西洋道徳と日本の習俗照らし合わせて何の意味があんの?だいたい儒教仏教って時代も考えずひとくちに纏めるのにまず無理がある。というかなんか無理だらけ
2011-01-21 21:31:02@ttt_ceinture あっごめんなさい違うんですの!!偶々つまらない本を読んでおり…それはそうと後でとぅぎゃり見ます、関係業種ですので…
2011-01-21 21:44:15@l_tzk いやいや、近代的な流通システムが開始するのは明治期の版元からだったはずなので、まあ私ではなかろうと気づきましたがw たしか江戸期は印税自体がありませんでしたね。
2011-01-21 21:45:34@ttt_ceinture ええ、印税も著作権もありませんので、たとえば八犬伝など人気のものは二次創作や女子供向けのリライトがたくさん無断で出版されていますね。浮世絵師や戯作者が大抵副業をするのも稿料では食っていけないからですしね。
2011-01-21 21:51:14@ttt_ceinture そうそう、そうですよ。だから版元は作家に比べるとだいぶ大儲けしてました。つい先日も江戸期の有力版元の蔦谷の展覧会をサントリー美術館がやっていましたが、版元のマーケティング力にスポットを当てた展示でなかなか良かったです。
2011-01-21 21:59:25.@l_tzk いや、流通機構と著作権制度の確立を扱うと、江戸期~明治期にまたがる話は大事なんですよ。明治末の大量販売というか岩波大成功が「教養と文庫」の歴史的モデルだし、明治中期までの版元はほとんど生き残ってないですし。
2011-01-21 22:37:51@ttt_ceinture 確かに不思議なのは、江戸期はあれだけ出版業が盛んで大量生産大量販売もなされていたのに、作家の生活は総じてかつかつなんですよね。作家側からの賃金アップの申し入れって全然きかない(もちろん人気によって稿料は違いますが)。
2011-01-21 22:49:18@l_tzk 書き手の母集団が少なかったとか副業を他に持ってたとか、売れっ子になればトントンになるかも、といった下地でもあったのかな
2011-01-21 22:54:09@ttt_ceinture 売れっ子になってもトントンではないのは北斎あたりが如実に体現しているようで…(涙)筆一本で食えたのが馬琴だけだとかいう(本当かどうかわからない)話もありますしねえ。副業は持ってます、京傳だと煙草屋さんとか…あとは、暇を持て余した武家が作家になる場合も。
2011-01-21 22:58:53@ttt_ceinture 北斎の借金関係の書状は何通か残っています http://bit.ly/fFAzYi そういえば、稿料で食っていけない江戸期作家のお金儲けとして忘れてはいけないのがお金持ちの個人注文と、官憲の眼をすりぬけての春画春本の執筆でした。
2011-01-21 23:13:24@ttt_ceinture @l_tzk ついて行ってないんですけど、ゴメンなさい、ギャラが安いんですか?それとも画材が高いんですか?儲からないのに何故描き続けたのですか?
2011-01-21 23:26:35@l_tzk @ttt_ceinture くわしくはないけど現物の数は人後に落ちず見ました。所謂副本が多過ぎて書誌的にはカオスです。
2011-01-21 23:28:59@lichfieldgarden 北斎の場合はおそらく高い画材を使っていました(ギャラも安いです)。また、江戸っ子なのでお金に頓着しなかったようです。儲からないのに何故描いたかはわかりませんが、90で死んだときに「あと五年生きられたら本当の画家になれる」と言い残して死んだとか…
2011-01-21 23:33:40.@l_tzk ああ、そういえば気になってたんですが、江戸期の作品の明治期での再版ってどうなってたんですか? 明治期ってかなりゆるゆるで、円本ってぶっちゃけ他社刊行物をぶんどってアンソロ組んでたりするでしょう。
2011-01-21 22:57:45@ttt_ceinture 円本はゆるゆるですね。明治前期はそもそも江戸期の文化が全然顧みられなかったので、江戸期の作品の再販がきちんとされたかどうか疑問なのですが、ちょっとこのあたりわかりません。たとえば元禄文学は明治二十年代に再発見されたりしますが…
2011-01-21 23:06:33詳しい人のお知恵を借りたいところ RT @ttt_ceinture: .@l_tzk ああ、そういえば気になってたんですが、江戸期の作品の明治期での再版ってどうなってたんですか? 明治期ってかなりゆるゆるで、円本ってぶっちゃけ他社刊行物をぶんどってアンソロ組んでたりするでしょう。
2011-01-21 23:07:25明治期の文学革新運動が西鶴や近松を持ち出したことで元禄文学が再発見されたり、歌舞伎・能を文化的に洗練させるという過程で恣意的に淘汰したり、江戸文学というのは結構明治期に意図的な整理というか、お上品な味付けがされていると思ったほうがよい面があります
2011-01-21 23:10:09