没20年、「司馬遼太郎」について皆さんの一言(2ツイートしばり)
- gryphonjapan
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司馬遼太郎って、日本人の大半のみならず左翼にも受容可能な明治史観を創りあげたという点で、作家・創作者としてバケモン級の人物だと思うんですよ。自他ともに認める左翼の宮﨑駿でも、「もののけ姫を一番見せたかった」のが司馬だったそうだし
2016-02-07 22:14:23@tk2193 文芸としての司馬遼太郎好きを攻撃する意図はないんですが、この現代において司馬遼太郎はあまりにも思想的史観に直結しすぎている、そう謂う意味ではこのTWが一番本質かな。 twitter.com/chronekotei/st…
2016-02-14 23:46:01この現代においては「司馬遼太郎が好き」って言明には現代的な認識規範を前提としたエクスキューズが自明に求められるくらい司馬遼太郎はダメだ(爆)。
2016-02-14 22:17:20司馬遼太郎のポジションがこれだけ汚染されているのは、たとえば現状のガルパンおじさんのパイがインフレしてオタク的な弁えのない普通のオッサン層にまで溢れきって、そう謂う薄いおじさんたちが軍事や歴史の文脈の戦車戦にまで「ガルパンではこう描かれていた」って言い出すような感じかね。
2016-02-15 21:32:55いつの間にやら司馬遼太郎が正解で人格者だっていうことになってるのは司馬遼太郎自身の所為ではないんだけど、そうしてしまった人々については罪があると思うのだよな。
2016-02-15 11:56:21世の中には結構な割合で"本を正解として読む人"が居て、そういう人って歴史モノだと司馬遼太郎の本"しか"読んでなかったりするんよな。高校の先生なんかが生徒に奨めてたりして、それが延々再生産されてたりする。
2016-02-15 12:00:56司馬史観とは、ジャーディン・マセソンの代理人トーマス・グラバーと繋がっていた坂本龍馬などを英雄として描き、近代日本については明治維新から日露戦争までを評価し、それ以後を否定する、というもの。英米勢力の利益に沿う日本は評価し、そうでない日本は否定するという「分かりやすい」歴史観だ。
2016-02-15 07:47:30TPPを「第三の開国」だの言っていた輩がいたが、売国政治屋は司馬遼太郎の小説の坂本龍馬のノリで売国をやる傾向がある。「維新」という言葉が乱用されるのも同じだろう。グローバリストは司馬遼太郎の幕末維新史観を自己の「改革者」「開国論者」イメージ付けに利用している。底が浅く陳腐だ。
2016-02-15 08:04:51講演で「司馬先生の話と違う、出鱈目言うな!」って苦情が来たって話はまだ耳にするんですよね。歴史を学びたいというよりは、自分の知識を裏付けてほしいという気持ちの方が強い方って、いるんです。ある種の自己承認欲求といいますか。
2016-02-15 12:11:53司馬史観の気持ち悪さについて昨日からあれこれ流れてくるが、別に司馬遼太郎が悪いんじゃなく小説を真に受けて歴史を語ろうとする読者があかんだけじゃろ _(⌒(_'ω' )_
2016-02-15 18:10:29さきさんは「司馬遼太郎を正解(=史実)と信じる人」をバカにする気はないです。しかし、「司馬遼太郎の歴史小説はフィクションであり、創作の要素も多い」ということを広めるのは大切なことだと思っている。
2016-02-15 22:39:58司馬遼太郎の「創作」が世間で「史実」として認識されていることを正そうとする活動は徐々に広まってきていると思いますが、「司馬遼太郎の創作を史実と認識する人」を非難することが目的ではありません。あくまでも「創作と史実の混同を訂正する」ことが目的と理解してもらえたら嬉しいです。
2016-02-16 12:34:10司馬遼太郎といえば、ヘタすれば研究者ですら信じている「関ヶ原の陣系を見たメッケルが『西軍の勝ち』と言った」というつくり話を広めたのは色んな意味で罪深い。さすが国民的作家としか言いようが無い。
2016-02-15 22:44:12明治と昭和の日本の「違い」を追い求めていたのが司馬遼太郎なんだろうか。見方によって連続性も断絶もあるけれど、断絶を重視して「日本にとって異常な時代」だと切り離したかったところがあったのだろうか
2016-02-16 02:19:19ていうか皇軍の下っ端あがりで組織としての欠陥をあげつらってばかりいた、どっちかつーと右派の会田雄次、山本七平、司馬遼太郎。みんな似たようなもんだと思うのだが前二者との違いはなんだ。
2016-02-16 02:42:35担当編集者の回想記amazon.co.jp/dp/4166604090(今発見できず)の中で司馬遼太郎・山本七平は二度ほど対談をしたが、どうも互いに微かな違和感、肌合いの違いがあり、交流は深まらなかった…という話が出てきて手紙が引用されてました。(続く) @yuuraku
2016-02-16 12:25:02続き 手紙の内容はうろ覚えですが、(本音かどうかは兎も角)、何か本人もつかみかねているような肌合いの違い、みたいなものでした。どちらも戦前の中産階級インテリとして促成の士官となり、日本軍の組織的欠陥を観察し思想を醸成した・・・点では共通なんですけどねえ。 @yuuraku
2016-02-16 12:27:19司馬遼太郎は「戦前の日本を思うと、私は少し心の平衡を失う。あんなものは日本ではないと、目の前の灰皿をたたきつけて怒鳴りたくなる」というようなことを書いている。明治以前の歴史について思索し書くことは、失われた日本という名の奪われた青春を取り戻すことであったのだろう。
2016-02-16 02:07:01司馬遼太郎のデビュー作「波斯の幻術師」はモンゴルの王子とペルシャの魔術師が美姫を争うという、ほとんど剣と魔法小説ですね。最後の小説「韃靼疾風録」も、ようするに主人公が異界に行って冒険してお姫様を連れ帰るお話なので、根底はそういうファンタジーの人。
2016-02-16 02:25:35NHKの教養番組はときどき思い出したように司馬遼太郎を採り上げる。「しょせんこの程度か」と残念に思う。司馬遼太郎はエンタメ的な物語作家として素晴らしいと思うが、「司馬史観」なんて近代日本の中二的な自分探しにすぎないと思う。
2016-02-16 06:45:02司馬史観の否定が最近目立つが、一流企業幹部にはファンが多いので司馬遼太郎の悪口は禁句。逆にそれとなく司馬ファンであることを伝えると「若いのに物を考えている」と思われ得をすることも。ただし、全作品読破なんてザラにいるので、10作程度はちゃんと読んでいないと、かえって危険。
2016-02-16 06:46:38↓これ、基本的には「良い事」だと思うんですよね。司馬史観、という共通前提の有無って大きいと思うんですよ。それすら無い人に「坂本龍馬って実は英雄じゃ無いんだよ」みたいな話、そもそも出来ない訳で。
2016-02-16 09:20:32仕事に追われてヘトヘトのサラリーマンが、少ない空き時間で司馬遼太郎を読む、というのは、ある意味健気ですらあります。そういう上司がドヤ顔で司馬史観を押し付けてきたら迷惑ではありますが…
2016-02-16 09:29:57司馬遼を引きずるけど(俺は別に好きなわけじゃない)、「司馬遼を正しいと信じこんでる人」を「およそ人間として想像としうる限りの浅ましい料簡の塊」って、逆に何かを拗らせすぎでは。。
2016-02-16 09:40:56司馬遼太郎の、その後の歴史観における悪影響としては「徳川の悪評」と「幕末近代における武士への偏重」が非常に大きいんじゃないかと常々思っているw
2016-02-16 10:12:45