没20年、「司馬遼太郎」について皆さんの一言(2ツイートしばり)
- gryphonjapan
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これは作品が書かれた当時、秀長の動きを知ることの出来る史料がなかったのか、司馬さんの史料調べが及ばなかったのか、それを確認したことはないんだけど、秀長の豊臣家中でのあり方や、そのキャラクター性を象徴させるために、嘘エピソードを作ってるわけです。ここらへんが小説家。
2016-02-16 22:11:21少なくとも司馬遼太郎さんは、「日本人は素晴らしい。日本文化は素晴らしい」と大真面目に言うタイプじゃないし、そんな作品を一つも残していない。と自分では思ってる。
2016-02-17 01:10:46「司馬遼太郎が言ってたことと違う!」とテレビに苦情入れるおじさんも、「司馬史観なんて史実じゃないからダメ!」って、なんでもかんでも史実至上主義のおじさんもどっちも同じ匂いがする。
2016-02-17 01:23:02司馬遼太郎の話・・ 司馬さんは何冊かは読んでるし、読んでる時はワクワクしてんだけど、なんかもやもやが残るのはなんだろう。 主人公が「男」すぎるのと、それに合わせた女のあり方かなぁ。 維新直後の豪傑な女とかが主人公のはなかったのかな(詳しくないのです)
2016-02-17 01:00:29猫猫先生もたしか『バカのための読書術』で日本史を知るための入門書として司馬遼太郎をあげていたときに「インテリは司馬など鼻で笑うかもしれないが大衆をわかってない。司馬を読んでるだけでもましなレベル」(大意)みたいなことを言ってたっけな。
2016-02-17 00:53:07司馬遼太郎の「関ヶ原」、間に挟まれる氏家行広・田丸直昌のエピソードはまさしくゆうきまさみ先生が仰るとおりで、絶妙なのだが、藤堂高虎を小物視しているのはどうかと思うんだよな。そもそも司馬が書くようなあんな小物なら伊勢津藩という大藩も貰えないし幕閣に連ならないと思うよw
2016-02-17 00:00:01私は司馬遼太郎がノモンハンを書かなかった理由は半藤一利の「ノモンハンの夏」の切り口では書けないと思ったからだと思っているし、それは「坂ノ上の雲」の映像化禁止と同じ理由だと思っている。要するに今は過去の作品を是としていないということでファンはそれを推し量るべきなのだ。
2016-02-16 22:56:57司馬史観については、司馬先生が悪いのではなく、司馬遼太郎しか読んだことがない「自称」読書家の人々が多いからだと踏んでる。うちの親父は司馬遼太郎先生の「播磨灘物語」しか読んだことがないけど、司馬先生の作品を語りたがる。多分、司馬史観云々をいう人って、それしか知らないから有難がる気が
2016-02-16 22:44:40司馬遼太郎は「関ヶ原」の中で榊原康政と言う人を「文字も、やっと自分の名が書ける程の男」と書いているのだがこれも大嘘。 史実の彼は家康の右筆として活躍した能書家で知られている。 だけど司馬遼太郎の作品の彼は、愚直なまでの三河武士の象徴としての泥臭さとかっこ良さがある。
2016-02-16 22:32:10司馬遼太郎は殆どの作品において自身がフィクションを描いていることにかなり自覚的な人だったと思うし(例外は『翔ぶが如く』『坂の上の雲』だけだと思う)、そうでないなら『竜馬がゆく』に「寝侍の藤兵衛」とか出さないよね。
2016-02-16 22:32:36(´-`).。oO(司馬遼太郎のフィクションに関するツイが連日TLを往来しているけど「夏草の賦」で慣らされているのでちょいちょい創作が入るのなんてまるで当たり前な事過ぎて今さらなんで?と目を細めて眺めてるのが長曾我部クラスタ)
2016-02-16 22:26:27かつて、アカデミズムとジャーナリズムの中間のとこで歴史を通じて現代を問う史論というものがかつてありまして、竹越三叉、山路愛山、徳富蘇峰などが史論家と言われたりもしました。戦後においては司馬遼太郎や松本清張がこのポジに入って―― とかいうような話を與那覇潤しがしてた。
2016-02-16 21:45:45司馬遼太郎と言えば、以前デザイン会社の社長さんとお食事に行ったとき やけに司馬遼太郎の話で盛り上がって、竜馬がゆくはまだ読んだことが無いと言うと、えらくお薦めされたなあ あの世代の人にとって竜馬がゆくはバイブルなのだろうか
2016-02-17 11:51:45なんだか司馬先生の話が出ていたようなので、先生の行長観。 「行長などという人は、なにやら奇妙である。名前ばかりは変に著名で、そのわりには資料もとぼしく、先行の伝記のたぐいもほとんどない。関ヶ原の敗者という以外に、人々の網膜に焼きつくには人間として明度が不足している人物ではないか」
2016-02-17 11:04:23「一般のひとびとの目をひかないというところは、やはり人間そのものの明度が稀薄なのではないか」(大事なことなので二度言っている)「…すくなくとも遠藤周作の『鉄の首枷』を読むまでは私にとって行長とはそのような印象をもっていた。」
2016-02-17 11:06:18お二人は毎年一緒にご旅行とかなさっていて、「行長の話も、そういう折りに何度かきいた」そうですし、遠藤先生も、『戦国夜話』という本で「司馬遼太郎先生によると・・・」と司馬先生の行長論を引用しているので、お互いに語り合って影響しあってたのかなーと思うと、双方の作品が二倍面白いような
2016-02-17 11:10:47気がします。 引用させていただいたのは司馬先生の「『鉄の首枷』について」です。まるっとひと記事、司馬先生が行長について語ってます。電車に乗ってつり革にぶらさがる行長の話とかが出てきます。ぜひぜひ
2016-02-17 11:14:10司馬遼太郎の作品は面白いけどノンフィクションですと銘打ってフィクションをブッ込んでくるわ、独自歴史観を開陳してなんも知らん奴を染め上げる困った御仁だから注意せなあかん。
2016-02-17 10:54:11司馬遼太郎さん没後20年でいろんな人が語るエピソードが悉く「いかにありもしないことを史実のように書いてたか」ってことばっかりなの無性に面白い。
2016-02-17 10:39:29