保育所の定員を増やしても女性の就業は増えません

「保育園落ちた、日本死ね」 主に東京に溢れる待機児童を巡り論争が起きている中、 労働経済学者@sy_mcマクマスター大准教授の研究結果「保育所定員が増えても女性の修行率は上昇してない」の詳細紹介とそれへの反応集 関連まとめ「育児休業を長くすることは女性のキャリアを助けない」 http://togetter.com/li/592902
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uncorrelated @uncorrelated

さらに前述で定義の保育士充足率が低い所が、採用を増やしているかと言うとそうでもない。なお乳幼児の年齢を考慮しない保育士あたり乳幼児数と、前述で定義した保育士充足率の相関も低く、年齢ウェイトはかけて評価すべきな模様。保育士自体は規定と違いゼロ歳児楽~♪と思っているかも知れないけど。

2016-03-13 17:30:34
uncorrelated @uncorrelated

規定の無い6歳児を5歳児と同じ年齢ウェイトで足しても、群馬、長崎、宮崎、鹿児島・・・と順番が多少入れ替わるだけで、特に変化は無い。

2016-03-13 17:40:00
uncorrelated @uncorrelated

神奈川県が乳幼児人口に対して、文字通り一桁、認可保育所の数が少ない事が分かりました。

2016-03-13 18:02:06
uncorrelated @uncorrelated

東京都と神奈川県を比較して、0-4歳人口を見ると1:0.7なのだが、認可保育所にいる乳幼児数で見ると1:0.16で圧倒的に低い。なお、(認可保育所にいる乳幼児数)/(0-4歳人口)でみると、神奈川、大阪、兵庫・・・で少ない。人口減少地域が有利とは言え。

2016-03-13 18:16:39
uncorrelated @uncorrelated

待機児童数が多いところの方が保育士を純増しているし、基本的には需要ドライブで認可保育園を増やしていっているようだ。

2016-03-13 19:44:55
uncorrelated @uncorrelated

某論文で、保育所が増えても親の援助をクラウディング・アウトするだけで女性の就業率は増えない説が唱えられていたので、20-24歳の転入超過の人口比(以下、移動率)と4歳以下乳幼児人口あたり入所者数をプロットしてみたのだが、逆相関が出る。親の援助を受けやすい地域の方が(ry

2016-03-13 20:35:12
uncorrelated @uncorrelated

単に人口流入が多いなどで、需要に供給が追いつかない地域の入所者数が少ないと考えると、待機児童数が多いところの方が保育士を純増している傾向も不自然では無いし、この二つを認めると保育所に子どもを入れられれば就業したい女性が多いという結論になるのだと思う。

2016-03-13 20:47:01
uncorrelated @uncorrelated

さて昨今の出産年齢の分布( www2.ttcn.ne.jp/honkawa/1535.h… )からすると、20-24歳の移動率は育児を睨んだものではないと言えるので、同時性を回避するための操作変数として20-24歳の移動率は使えるであろう。これを使って、女性の就業率を保育所の充実度で説明するお。

2016-03-13 20:53:34
uncorrelated @uncorrelated

グラフを作成したのでアップロード。なお、相関係数は0.07と低いですが、異常値に見える保育所入所待機児率が6%超の観測値を除外しても傾向は同じです。RT @uncorrelated: 待機児童数が多いところの方が保育士を純増している pic.twitter.com/8IghGHK1ge

2016-03-13 23:50:05
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はりー @Woofer30

低いというか、無相関に見える……。

2016-03-14 00:15:49
uncorrelated @uncorrelated

こちらは相関係数0.3444です。RT @uncorrelated: 20-24歳の転入超過の人口比(以下、移動率)と4歳以下乳幼児人口あたり入所者数をプロットしてみた pic.twitter.com/VSexHBdwIP

2016-03-13 23:51:35
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uncorrelated @uncorrelated

移動率というか転入超過率を操作変数に使って、2012年のデータで、4歳以下の児童の保育所入所率(=保育所入所/人口, U4ER)と子持ち女性の就業率の関係を二段階最小二乗法で見てみた。有意に影響することが確認された。 pic.twitter.com/R2qTLqscCi

2016-03-14 00:09:25
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uncorrelated @uncorrelated

都道府県別データで、MAGEが母親の平均年齢、PAGEが父親の平均年齢で(なぜP?)、MOPが男性就業率、URが失業率。URが効かないのが謎である。@uncorrelated

2016-03-14 00:11:38
uncorrelated @uncorrelated

転入超過率は20-24歳のもので、最近の傾向から、年齢的に出産や育児に備えた都道府県をまたぐ移転はほとんど含まれていないと考えられます。また女性就業率が高い地域に移転しようとする同時性は、高い所には移転していないので無視しました。@uncorrelated

2016-03-14 00:15:10
uncorrelated @uncorrelated

以上の考察から、保育所の充実は女性の就業支援になると言い張ります。なお2012年以外のデータはどこにあるのか分からなかったので、これ以上は何もできないぴょーん。@uncorrelated

2016-03-14 00:16:24
uncorrelated @uncorrelated

日本人ならば米を('-' )\(--;)BAKI RT @Woofer30: 低いというか、無相関に見える……。 pic.twitter.com/yL8XakBQ2f

2016-03-14 00:18:51
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uncorrelated @uncorrelated

丁度識別なので過剰識別検定はしなくてすむ。弱相関テストはパスしたが、DWH検定が棄却されないと言う自体が発生。そもそも同時性がそんなに影響していないと言うことに(ノ_;)

2016-03-14 00:27:56
はりー @Woofer30

やはりR^2が苦しい感じですかねえ。。 twitter.com/uncorrelated/s…

2016-03-14 00:36:58
uncorrelated @uncorrelated

主成分分析で、田舎度、悪雇用度、養育環境、保守度に変数をまとめて、女性の就業率を説明させたら、妙にロバストな結果が出てきた。

2016-03-14 04:55:31
uncorrelated @uncorrelated

田舎(RURAL)な方が、子持ち女性でも働きやすい。雇用が悪い(BLENV)と働きづらい。育児サービスが充実している(CCENV)と、働きやすい。高齢化が進んで保守的なところ(DCONS)は、働きづらい。直感にあうでしょうか? pic.twitter.com/x0y337n0nv

2016-03-14 05:03:49
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uncorrelated @uncorrelated

適当に回転してくれるだけで、解釈はかなり恣意的に行っているので、客観性はどうなんだって感じは少なからずする。

2016-03-14 05:06:36
uncorrelated @uncorrelated

試行錯誤をまとめると、地方自治体は需要に応じて保育所を作ろうとしているが、流入が多い所はそれに間に合っていないので、全体としては需要に応じ た供給は出来ておらず、同時性は生じていないと考えられる。DWH検定で適切と思われた操作変数でのIVと、OLSの結果が変わらないことを確認。

2016-03-14 05:45:53
uncorrelated @uncorrelated

同時性は無いとしたものの、変数を抜いて頑強性を確認すると、推定結果の有意性が安定しない。小サンプルに多重共線している変数で分析を行っているためだと思われる。そこで主成分分析によって変数をまとめた所、概ね説明のつくと思われる成分によって、頑強な推定結果が得られた。

2016-03-14 05:46:03
uncorrelated @uncorrelated

主成分分析を用いた2012年データによる推定結果からは、チャイルドケア・サービスが拡充している都道府県の方が、子持ち女性の就業率が高いと言う結果が得られている。女性の就業率向上が厚生改善になるのかは不明ではあるが、就業率向上の方策としては否定できないであろう。

2016-03-14 05:46:18
uncorrelated @uncorrelated

そのパターンのリジェクトが多いので、先にモデルを見てから要旨を読んでいそうですね。

2016-03-14 05:47:30
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