北海道新幹線はいらない子である論・ニューズウィーク編

デリン @derinative

抜粋② Q.東京からの所要時間では空路の優位を崩せそうにないが A.新幹線で東京と函館や札幌の間を往来する議論になりがちだが、東京から北海道へは飛行機が便利。新幹線はむしろ、途中駅での乗り降りに意味がある。東北や北関東から観光客が大勢来て、道南経済は大きく変わると思う。

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@derinative 北陸や信越地方とも新幹線で結ばれ、疎遠だった地域の人が訪れることも考えられる。本数が少なく料金も高いという意見もあるが、今後、他の交通機関との競争で適正な水準に調整されると考えている。

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抜粋③ Q.「経済が変わる」とは？ A.北海道と東北の経済統合が進む。企業の合併・連携が起こるだろう。新函館北斗駅には八戸市の弁当業者が進出しました。函館の大学を東北の学生が受験したり、逆に道南から仙台の大学を受けたりと、人の移動が増えている。

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@derinative 北海道は本州との厳しい競争にさらされるが、競争は成長を生み、プラスになる。市場が大きくなり、規模の利益も出る。 JR北は新幹線の利用予測が少なすぎる。努力すれば大きく出来る数字で、頑張ってもらいたい。道商連でも昨年１０月から「函館プラス１」キャンペーン開始

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@derinative キャンペーンは新幹線で函館を訪れた人に、函館以外でもう１泊してもらおうと呼び掛ける取り組み。他にも大規模な会議や展示会の誘致を考えている。 一方で北海道は広いので道北や道東への観光客が新幹線で増えると期待できないが、第一次産業への恩恵は道内全域に広がる。

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抜粋④ Q.北陸新幹線に学ぶことは？ A.この１年で金沢は随分と潤ったのではないか。金沢市は県庁所在地で歴史のある町だが、函館市は県庁所在地ではないし、人を引き寄せるパンチ力は弱いかもしれない。北海道も観光地としての魅力を高めるには、金沢を見習いもてなしの心を学ぶ必要がある。

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@derinative そのため、開業を機にホテルの宿泊料を引き上げるべき。道内のホテルは過当競争で安すぎた。従業員の給料が上がれば誇りを持って働けるようになり、サービスも向上する。安い料金を求める観光客が離れても仕方ない。しっかりとした対価を払ってくれるお客さんを大事に。

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抜粋⑤ Q.ＪＲ北海道の安全面の課題について A.安全第一は大前提。大きな事故一つで観光客は減る。これまでのＪＲ北は経営が間違っていた。収支の範囲内で事業の選択と集中をして安全費用を確保すべきだった。改竄事件発覚後は、ＪＲ北海道は国からお金を借り鉄道施設の修繕と設備投資をしている

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@derinative ただ、厳しい経営は続く。安全を守るために、新幹線開業のお祭りが終わったら、すぐに経営改善のため赤字ローカル線対策をしなくてはいけない。具体的には、廃止してバスに転換すべき。こう言うと批判が出ますが、あなたは乗っているんですかと言いたい。

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@derinative 実際に赤字路線に乗ったら、これではやっていけるはずがないと分かる。需要がないなら廃止するという常識がどうして通らないのか。一方で、これまで沿線自治体への経営状況の説明が足りなかった。広報の仕方がまずかった。

デリン @derinative

@derinative 再生推進会議で路線毎収支を発表するよう文句を言ったら、ようやく１月に出した。２０１４年度は全路線赤字。北海道新幹線は「４時間の壁」をクリアするために速度アップを求める声があるが、それより途中で壁にでもぶつかって穴が開いたら大変。トンネルではゆっくり走って。

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抜粋⑥ Q.３０年度の札幌延伸について A.打ち明け話をするが、国の延伸認可は東日本大震災後の１２年６月。先送りを覚悟したが、東北の商工会議所会頭たちも「復興に必要だ」と財務省に要請してくれ、実現した。私は新函館北斗から途中の倶知安までを先に開業するのがいいのではないかと考える。

デリン @derinative

@derinative １５年間少しずつ投資・建設、完成後に収益を回収するのは効率が悪い。倶知安まで先行開業すれば国の観光戦略にも貢献できる。ただ、今回の開業が成功しないと北海道に新幹線はいらないという議論になり、札幌延伸が危うくなるので、道内全体で喜んでいるというアピールが必要