- DukeLegolas
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@zeflos 経済学者が「長期的には貨幣は中立だから無視してかまわない」というとき、こうした関係までなくなってしまう。実際には、貨幣が中立であろうとなかろうと、その存在を無視することなんてできない。
2016-05-09 10:40:21@zeflos おいら自身はTax Driven Monetary View (あるいは、ネオ・カルタリズム)と言われる立場です。徴税や公共料金、政府の手数料や罰金、こうしたものは貨幣に対する需要を作り出し、政府が負債として発行したベースマネーを回収するための手段だと、位置づけて
2016-05-09 10:44:26@zeflos います。マクロ的に考える場合、貨幣には「所得を動かす車輪」(Aスミス)なんて機能はないし、貯蓄手段(価値保蔵手段)にすらならない。(ミクロ的には、なります。)従って、徴税によって国民から政府が所得を受け取っているなどということは、全くない。これは納税により
2016-05-09 10:46:12@zeflos 国民が手元に持っている購買力が減少得ることまで否定しているわけではないですよ。貨幣が支出されるとき、つまり、購買力が実現されるとき、所得は増加するのであって、どこかに移転されるわけではありません。政府が支出をすれば、それによって新たな所得が作られる。民間が
2016-05-09 10:47:31@zeflos どこかで作った所得とやらを、政府が消尽してしまっているわけではない。勿論、完全雇用に近い、あるいは経済に何かボトルネックが発生しているとき、政府の支出が民間と競合することはありますよ。民間の支出で可能とされた所得の増加を犠牲にして政府の支出が
2016-05-09 10:48:52@zeflos 行われる可能性はある。この場合には、政府支出によってインフレになることもあるでしょう。。。。というわけで、政府が税収によって経済的資源を得ているとか、民間が生み出した所得を移転しているとか、そういう考え方は受け入れていませんが、しかし租税を不要とは考えて
2016-05-09 10:50:23@zeflos いません。それどころか、現代貨幣制度において貨幣が流通する根拠が租税あるいは罰金や公共料金、公共の手数料、そうしたものだと考えています。これは、会計的に考えれば、むしろ自明に属することだと思うんですよね。先にも書きましたけれど、ベースマネーを政府の負債と考える
2016-05-09 10:52:17@zeflos (政府と中央銀行を連結するなら、それ以外の考え方は会計的には単純な誤り)のであれば、その価値を将来の政府の税収可能性が支えている、なんて全く馬鹿げた話です。政府のすべての貨幣収入は、ベースマネーという負債の償却にしかなりません。政府-中央銀行の連結を
2016-05-09 10:54:45@zeflos 受け入れるなら(これを受け入れるかどうかはまた別に議論が必要ですが、多くの経済学者は受け入れているように思います)、この議論を否定するなど、ある種の統合失調に近い状態ですよ。いや、徴税により貨幣が流通する、という点まではともかく、租税がベースマネーの償却という
2016-05-09 10:57:48@zeflos 点のことです。Tax Driven Monetary View まで受け入れなきゃおかしい、とまでは言っていません。ついでに言うと、政府と中央銀行の連結を受け入れるなら、会計的には政府預金もなくなるんですよね。ってことは、財政破たん自体が無くなるわけですよ。
2016-05-09 10:59:36@zeflos 財政破綻というのは、政府が債務の償還時期であるのに、その債務償還に必要な資金が政府預金口座に残っておらず、よそから資金を調達することもできない、という状態です。しかし、破たんしようにも何も、政府預金口座自体が存在しない、単なる形式的な存在に過ぎないんです。
2016-05-09 11:00:50@zeflos もともと存在しないものが、どうして不足するのですか。少なくない経済学者が、口先では「統合政府」などと言っておきながら、ほとんどその意味を理解していないんですよね。
2016-05-09 11:02:02@zeflos >日本政府は他国と比べてはるかに資産を有しているため、その信頼がありベースマネーを増やしても直ちにインフレにならない この点は、事実認識の点で、おいらはよくわかりません。ただ、一つ言えるのは、たぶん、ほとんど誰も事実認識として
2016-05-09 11:10:07@zeflos 仮に政府に今デューデリを行ったら、遺体その資産の状態がどのようなものか、ある程度見当つけられる人っていないと思うんですよね。。。政府の保有している有価証券って、企業で言えば、実際にはほとんど資産価値ゼロの繰延資産の資本家に近いものでないか、と
2016-05-09 11:12:51@zeflos 疑おうと思えば疑えますよね。勿論、かつてのJRやNTTの様に、売却し民営化すれば政府に大きな資金をもたらすようなものもあるかもしれませんけれど、個人的にはどうかと思っている。と、いうか、別においら個人がどう考えているかはどうでもいいんですよ。問題は、
2016-05-09 11:14:41@zeflos 政府の資産によって、政府の負債であるベースマネーの価値が支えられている、としたら、要は、マネー、あるいはベースマネーを使っている人たちの多くは、政府の資産負債の貸借状況を、漠然とでも信頼しているはずだ、ということになる。。。。これはちょっとおいら的には。。。
2016-05-09 11:17:02@zeflos 率直な話、政府の資産・負債の貸借状況は、ベースマネーの価値とは何の関係もない、と思いますよ。というか、ベースマネーが安定した価値を持ち続けるためには、政府の負債(ベースマネーもその一部)が安定的に拡大し続けることが必要だ(当然、政府部門は債務超過になる)、と
2016-05-09 11:18:09@zeflos 思っています。というのは、そうでなければ民間経済は安定しないし、そしてベースマネーの価値が安定するために必要なのは、民間経済の安定であって、政府の資産・負債の貸借状況ではないと思っているからです。そして民間経済が安定するためには、ベースマネーや国債が
2016-05-09 11:19:10@zeflos 適切に発行されていることが必要になる――政府部門はどうしたって赤字になり、債務が累積せざるを得ません。おいらはむしろ、マネー(ベースマネー)が長期的に安定してるためには、政府は長期的には債務超過になることが必然的だと思っています。
2016-05-09 11:23:05@zeflos そもそも政府の負債といったって、ベースマネーは単にこれによって日銀や政府と取引ができる(日銀に口座を開いている取引先への支払いに譲渡できる)ことを約束しているだけで、それ以外、何か現物資産か何かによる償還を約束しているわけではありません。
2016-05-09 11:32:20@zeflos 明らかに政府の負債ではありますけれど、政府は、自分が国内居住者に対して課している債権(未収税金)と相殺するという経済的利益を放棄する以外、何ら経済的資源の提供を約束していません。そして国債も、ベースマネーとの交換を約束しているだけです。民間企業が、第三者(多くは
2016-05-09 11:34:27@wankonyankorick 一般的な債権発行の意味での「負債」と会計的な分類の意味での「負債」を混同されているのではありませんか?貨幣は、例えば在庫投資や預り金、貸倒引当金のように金利も償還の必要性もない(契約は別として)分類上の「負債」でしょう。
2016-05-09 11:34:59@zeflos 銀行)の負債(銀行預金)によって自分自身の負債の償還を約束しているのとは、訳が違うのです。これが資産の額を上回ったからと言って、いったい何の問題があるのでしょうか。
2016-05-09 11:35:31