子育てをするカニ!? 〜植物に住み、子供を守るブロメリアガニ〜
- kinoboriyagi
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ここでも母ガニの活躍。母ガニがいる・いない状態にしての野外実験。6日程度の短期間の実験だったが、それだけでも子供の生存に母ガニの存在が影響していることがわかった。 母ガニがいると体重の増え方が早く、また重くなる。母親のケアがとても大切。母ガニが餌を与えるおかげ。
2016-05-23 12:43:03母ガニが餌を与える子育て期間は年に一度、3ヶ月ほど。それを過ぎると稚ガニたちは保育所から出て行く。子ガニが自立した状態でも、母ガニを取り出すと子がにの生存率が下がってしまう。 保育所から出て行った子ガニたちは、もう一年の間はブロメリアの株にとどまる。
2016-05-22 15:45:11甲腹が8mmを超えると生まれ育ったブロメリアを出て、自分のブロメリアを探しにいく。この時期が一番リスクが高い。水・食べ物・ブロメリアの場所がわからない。水がないとカニは呼吸ができない。母ガニの方に残ったほうが安全なので、80%は同じ株にとどまる。翌年母ガニが新しい子供を産んでも
2016-05-22 15:47:47ブロメリア一株見てみると、カニの群れ(コロニー)を見ることがよくある。母ガニ、今年生まれの稚ガニ、昨年生まれのカニ。2年目のカニたちは稚ガニたちのお世話を手伝う。
2016-05-22 15:49:45さらに面白いことには、時々見られることだが、すでに大人になったメスが同じブロメリアで見つかる。必ずメスで、一匹だけ。 基本的には子ガニたちは新しいブロメリアを探しに行かねばならないが、これはリスクが伴う。いいブロメリアで見つかるもう一匹のメスは、自分では卵を産もうとしない。
2016-05-22 15:53:05あるコロニーに成熟しているにもかかわらず生殖する個体としない個体がいるのを真社会性と呼ぶ。甲殻類ではあまり見られない。娘ガニガニは母ガニの死後に領土を受け継げる。ブロメリアは花を咲かせると枯れてしまうのでうまくいかないこともある。
2016-05-22 15:55:14あるコロニーに、成熟しているにもかかわらず、生殖する個体としない個体がいるのを真社会性と呼ぶ。甲殻類ではあまり見られない。娘ガニは母ガニの死後に領土を受け継げる。ブロメリアは花を咲かせると枯れてしまうのでうまくいかないこともある。
2016-05-23 12:34:26真社会性の動物として有名なのは、アリ、ハチ、
シロアリ、ハダカデバネズミなど。
ブロメリアは数年で死んでしまうが、根っこからクローンが増える。よいブロメリアから生える株はクローンもよいブロメリアである可能性がたかい。元のブロメリアが枯れたときには、娘ガニは近くに生じたクローンブロメリアに移っていく。
2016-05-22 15:56:20ブロメリアガニにダーウィンが来た回「葉っぱが我が家! 小さなカニの大家族」 cgi2.nhk.or.jp/darwin/broadca…
2016-05-24 00:09:54質問。「ブロメリアの根は支えるためということは、水や養分は葉腋から吸収するということですか?」 ブロメリアの根に栄養や水を吸収する機能はない。完全に葉腋からの吸収に頼っている。
2016-05-22 16:14:20「ブロメリアにとってカニを住まわせる利益はあるか」ブロメリアは65種類あるが、カニが住むのは1種類だけ。このブロメリアもカニと共生関係にあるともいえる。葉を食べに来る昆虫をカニが追い払ってくれるというメリットがあるのでは。
2016-05-22 16:16:57「巣に残る娘ガニはどうやって決まるのか」 「娘ガニの生殖を抑えるホルモンかなにかが出ているのか」 よくわからない。昆虫や哺乳類でホルモンなどで繁殖抑制しているのが確かめられているが、ブロメニアガニについてはまだ分かっていない。
2016-05-22 16:20:47「高所に住むブロメニアガニがカタツムリの殻を持ってくるのか、貯蔵でもしているのか」地表のカタツムリは水気を求めて向こうの方からやってくる。地上6mまではカタツムリには困らない。 樹間については、生息するブロメニアガニ自体も少ない。カタツムリの固有種密度も世界一なので
2016-05-22 16:26:57「高所に住むブロメニアガニはカタツムリの殻の調達が難しそう。貯蔵でもしているのか」地表は乾燥しており水気を求めてカタツムリが殻を背負ってやってくる。地上6mまではカタツムリには困らない。
2016-05-23 12:36:19樹冠についてはあまり調べられていない。そこにすむブロメニアガニ自体が好くない。ジャマイカはカタツムリ密度でも世界一なので、樹冠に生息する種類もいるのではないか。ヤスデも代用品になるだろう。
2016-05-22 16:28:32樹冠についてはあまり調べられていない。そこにすむブロメニアガニ自体が少ない。ジャマイカはカタツムリ密度でも世界一なので、樹冠に生息する種類もいるのではないか。ヤスデも代用品になるだろう。
2016-05-23 12:45:43「オスのブロメニアガニは普段何をしているのか。巣を構えてあぶれたメスを待ってたりしないか」 オスの関心は繁殖をすること。メスを探し、そうでないときは餌を探している。呼吸のために水が必要でやはりブロメリアに住みはするが、メスのとは違う種類のブロメリア。
2016-05-22 16:31:35