- tasobussharima1
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黄昏のブッシャリオン
@tsbsrion
『マロ』は最後に、カウントダウンの表示を見た。残りの数字は、僅かに数分。 彼は意を決して通信機を手に取り、「船団」への回線を開く。 「……聞こえるでおじゃるか。発動タイミングは--」 未知数だらけの状況とはいえ、彼等もよくここまで待ってくれたものだ。
2016-05-18 22:12:11
黄昏のブッシャリオン
@tsbsrion
カウントダウンの数字が、残り15秒を指す。徳エネルギーフィールドの侵蝕は、既に陸地にまで及んでいる。 通信のノイズが爆発的に増加を始めたが、タイミングは伝達済みだ。 「……『次』に計算する時は、もう少し正確にするでおじゃる」 カウントダウンは、恐らくプラス方向に少しの誤差がある。
2016-05-18 22:15:59
黄昏のブッシャリオン
@tsbsrion
原因は、徳エネルギーフィールドが内部の圧力で膨張する分の修正を忘れていたことだろうか。 「そんなこと言ってる場合じゃないよ!」 直ぐ様、横から突っ込みが飛んで来るのだが。 「分かっているでおじゃる」 カウントが0を指すと同時に。二人は、スイッチを押し込んだ。
2016-05-18 22:19:56
漣α/Synthia
@sazanami_alpha
カウントダウンでプラス方向の誤差ってどっちになるんだろ。タイムリミットまでの時間を長めに見積もりすぎた(実際は予想よりも早くリミットがくる)なのか、それとも予想したタイムリミットよりも後にさらに猶予があるのか #徳パンク
2016-05-18 22:20:45
黄昏のブッシャリオン
@tsbsrion
それと同時に。海へと向けられたマンダラ・サーキットが、虹色の超常の輝きを放つ。 同時刻。遥か海の彼方でも、同じ輝きが海を照らした。 賽は、投げられた。その結果を知る者は、まだ、誰も居ない。
2016-05-18 22:22:38
黄昏のブッシャリオン
@tsbsrion
▲黄昏のブッシャリオン▲第96話へ続く ※本日のブッシャリオンTipsはお休みです ※明日の更新は仏滅のためお休みです
2016-05-18 22:23:52