- tkatsumi06j
- 3789
- 14
- 1
- 13
22. 「いつだったか、誰かが、『我々に原爆を投下させた日本こそ米国に謝罪せよ』などと主張しているのを聞いたことがある。これはさすがに私にとっても初めて聞く発想だったがね。」
2016-05-25 18:31:0723. 「やらなければ[投下しなければ]ならなかったことは残念に思うが、犠牲を最小限に抑えるためには、やらなければならなかったと思う。」
2016-05-25 18:31:4424. ― 核戦争勃発の可能性は現代でも存在しますが、世界に現存する核兵器のスイッチを握る政治家たちに何か伝えたいことはありますか?
2016-05-25 18:32:4225. 「外交官だろうか政治家だろうがどんな権力に対しても私が必ず言うのは、『核兵器が使用されるのは金輪際みたくない』ということだ。」
2016-05-25 18:33:5326. 「だが、いずれ核兵器は使用されてしまうだろうと思う。それはロシアや大国によるものではない。」
2016-05-25 18:35:0827. 「私が恐れるのは、テロリストたちが核を所有する日が来ることだ。なぜなら彼らは核兵器使用の影響についてわれわれ―大国ほど思慮深くないからだ。彼らはまるで玩具のように軽く弄ぶことだろう。」
2016-05-25 18:35:4228. ― では最後の質問です。仮に、あくまで仮にですが、第三次世界大戦が勃発したとして、あなたに全く同じ任務が与えられたとしたら、つまり指定されたある都市に核を落とすよう命じられたら、あなたはそれを実行しますか?
2016-05-25 18:36:1029. 「当時と全く同じ状況下で同じ命令があれば―もちろんそれが不可能なのはわかっているが、だが1945年当時と全く同じ状況下であれば、自ら志願して原爆投下に携わっていただろう。望んで参加しただろうと思う。」 以上
2016-05-25 18:36:43【2010年当時の私のコメント】このような発言をオープンに行う彼は勇気がある。彼の祖国及び軍事命令に対する忠誠心は尊敬に値するが、彼のコメント(※)は到底受け 入れられない。
2016-05-25 18:37:38現代の国際秩序においては核兵器の使用は人道に対 する罪となるからだ。仮に彼が、[原爆の威力と効果を]十分承知 の上で上官の命令に従って原子爆弾を再び投下する選択をした場合 、彼とその上官は国際刑事裁判所において訴追されることだろう。
2016-05-25 18:37:58以上、2010年8月6日に書き起こし抄訳したヴァン=カーク氏に対するもっとも包括的と思われるインタビュー内容をお送りした。彼は2014年に亡くなられており、既にこの世に居ない。原爆投下の最大の当事者(投下者)である彼の言葉を、敢えてオバマ大統領が広島訪問を果たす前に蘇らせた。
2016-05-25 18:42:14私にはこういう思いがある。 政治的には、任期最後、誰にも文句を言われない瞬間に持ってきたことは「ずるい」と思う。 でも心情的には、嬉しい。たとえ謝罪がなくても、戦勝国、そして連合国の首魁であったアメリカ合衆国の大統領が最初の被爆地の広島に献花に訪れるということは、ただ嬉しい。
2016-05-25 18:44:18広島の人びとの気持ち、被爆者たちの気持ち、そこに眠る人びと、そこに逝くことを待ち望んでいる人びとのことを考えると、何も言えなくなる。結局、自分は日本人であるというだけで、被爆者でも被害者でもないのだから。 news.yahoo.co.jp/feature/196
2016-05-25 18:45:15代々原爆投下の判断が『正しかった』としてきたアメリカの大統領による献花の瞬間の表情、仕草、目、口元、すべて見逃さないで目に焼き付けたいと思う。 だがその前に、もう一人の当事者、『投下者』の言葉を振り返りたかった。見つけくれた @TAMAGAWABOAT さんに感謝する。
2016-05-25 18:48:20