上杉 美西 @bookservant

本と猫の婢。紙の本とともに滅びる予定の種族。薬種問屋の箪笥的な記憶装置。握りしめていた筈の指の隙間から、溢れて消えていくもの。目指す高みは最早消え、日々擦り切れるのみの身となれど、王道と邪道の間をすり抜けながら、海を目指して翼を開く。悲しむな、俺の心。いつか曠野に還るまで。

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