北海道教育委員会が設定した「ノーゲームデー」の目的は? 一部報道は「学力低下が原因」
北海道教育委員会は毎月第1・第3日曜日を「ノーゲームデー」にしようという呼びかけを行い、現在ネット上で話題になっている。
※この画像はサイトのスクリーンショットです。
そもそも「ノーゲームデー」とはどういったものなのか? 北海道教育委員会の公式サイトには、下記のように定義づけられている。
Action 1 「ノーゲームデー」の設定・推進
各家庭や地域における望ましいネット利用に向けた行動や学校、家庭、地域におけるルールづくりの促進に向け、大人も子どももゲーム(コンピューターゲーム、携帯式のゲーム、携帯電話やスマートフォンを使ったゲームなど)をしない日を設定し、実践を呼びかけます。
「ノーゲームデー」とは・・・
★ 毎月第1・第3日曜日を「ノーゲームデー」として設定しました。★ 大人も子どももゲームをしないで、電子メディアへの接触時間を見直す取組です。
★ ゲームをしないで、「家族の団らん」を大切に「体験活動」や「読書活動」に親しみ、学校、家庭、地域における望ましいネット利用に向けたルールづくりの促進を図るものです。
これが同委員会が示す「ノーゲームデー」。しかし、一部報道は道内の子どもたちの学力低下が原因のような記述をしており、これを指摘するツイートやエントリもあがっている。
これか……北海道教育委員会、毎月第1・第3日曜を「ノーゲームデー」に指定(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース http://t.co/Jgh9d9lM39
— 不破雷蔵@毎日更新ガベージニュース管理人 (@Fuwarin) 2015年1月27日
①北海道教育委員会の「ノーゲームデー」 http://t.co/zw4ifQuqan 。「炎上」の仕方が妙だったので一次ソースを見てみましたが、定義は"各家庭や地域における望ましいネット利用に向けた行動や学校、家庭、地域におけるルールづくりの促進に向け、
— 不破雷蔵@毎日更新ガベージニュース管理人 (@Fuwarin) 2015年1月27日
②大人も子どももゲーム(コンピューターゲーム、携帯式のゲーム、携帯電話やスマートフォンを使ったゲームなど)をしない日を設定""大人も子どももゲームをしないで、電子メディアへの接触時間を見直す取組""ゲームをしないで、「家族の団らん」を大切に「体験活動」や「読書活動」に親しみ"
— 不破雷蔵@毎日更新ガベージニュース管理人 (@Fuwarin) 2015年1月27日
③とあるので、作った側が「子供がPCやスマホに夢中になってる」=「ゲームをしてる」と誤認したか、保護者が誤認しているのでゲームと表記した方が分かりやすいってことで「ノーゲームデー」とした感じですね。あるいは防犯用に携帯電話を持たせている場合があるので
— 不破雷蔵@毎日更新ガベージニュース管理人 (@Fuwarin) 2015年1月27日
④「それもダメってのはまずいのでは」との思惑もあったのか。実質的には「ノーデジタルメディアデー」ですね、これ。さらにテレビや漫画なども無しで、身体を動かして実体験による遊びを楽しもうって考えのようです。
— 不破雷蔵@毎日更新ガベージニュース管理人 (@Fuwarin) 2015年1月27日
⑤(「電子メディアへの接触時間を見直そう」という表記もあるので、その部分を見るとケータイやパソコン、ゲーム機から離れようという意図なのですが、本来の主旨から考えるとテレビや漫画からも……ってことになるんですよね)。
— 不破雷蔵@毎日更新ガベージニュース管理人 (@Fuwarin) 2015年1月27日
⑤要は(「分かりやすい」ようにとの意図かもしれませんが)ネーミングのミスってところかと(ゲームをむやみやたらに敵対視している人が関係者に居た感じもしますが、それは推測でしかない…)。
— 不破雷蔵@毎日更新ガベージニュース管理人 (@Fuwarin) 2015年1月27日
⑥シンプルに「むかしあそびの日」とか「リアルゲームデー」とした方が良かった感はありますが。
— 不破雷蔵@毎日更新ガベージニュース管理人 (@Fuwarin) 2015年1月27日
「ノーゲームデー」の誤解と実態、そして子供が本当に必要だったもの(外部サイト)
この「ノーゲームデー」、一部報道に惑わされず、本来の目的をしっかりと把握しておきたいところである。