園芸初心者だけど、小学生に戻りたいからアサガオを育ててみた約2ヶ月間の記録

来年、小学校で朝顔を育てる小学生は全員読もう
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7月11日~ 帰省

で、実家。

仕事をこなしつつ…

存分に実家を満喫しました。

そして、帰省して驚いたんですが、

実家、めちゃくちゃ朝顔育ててた。

母は、僕と違って園芸が趣味なんですよね。

これまでも実家に帰るたびに「なんか育ててんなぁ~」とは思ってたけど…。これ、アサガオだったんだ。

この企画を始めなかったら、ずっと気づけなかった。

母からアドバイスをもらった

市販の支柱だと横の段の数が足りないので、ビニール紐を使って段を追加してあげるのも一つの手なんだとか。

こんな身近にアサガオのアドバイザーがいたとは…。

7月17日

再び東京

アサガオ、一気に成長していた。お前…しばらく見ない内に…。

マシーンの水が減ってることからも、ちゃんと水が供給できたことがわかります。よかった~。

改めて、アサガオの生長速度とタフさがハンパないことを実感しました。小学生の授業材料に選ばれるのも頷けます。

7月20日 剪定

蔓が支柱から飛び出るほど伸びてきました。

このまま放置すると、蔓同士が絡まり、通風の妨げになってしまいます。

ここで必要になってくるのが「剪定(せんてい)」。

あえて蔓を切り取ることにより、その分そこに届く栄養が花に回るので、アサガオは剪定作業が大事らしい。

というわけで、剪定バサミで蔓を切りま……

切れっこねぇ

だって、コイツら、ここまでこんなにも健気に伸ばしてくれたのよ?

それを、切り取る? マッドサイエンティストじゃねぇか。

はぁーーー? 無理に決まってるよそんなの…。

いや、でも、剪定しないと、次に進めないし…。

う…ううう…。

パチッ

 

うわーーーーーーーーーーー!

ポトリ

 

うわーーーーーーーーー!!!

死んだーーー! ヒィッ、ごめ…ごめん!!!

園芸は、心を鬼にする必要があることを知った、29歳の夏。

7月31日

心が強くなった僕は、更に本気で育て上げることを決意。

ここからは、毎日の水やりにプラスして、肥料も与えていきます。

「ハイポネックス原液」と呼ばれる液体肥料がオススメらしいので購入しました。

朝顔にとって、毎日の水がご飯なら、ハイポネックス原液は魔剤といったところでしょうか(たぶん違う)。

8月1日

8月に突入。

夏の夕暮れ。風呂上りにアサガオを眺めながらルートビアを飲む。

平和ですな~。

8月3日

遂に、ツボミっぽいものが出てきた!

8月4日

台風が来た

やめてーーーー! 折れちゃう、子どもたちが折れちゃう!!!

あああーーーー!

耐えた!!!

オメーらぁ(泣)

8月5日

母に教わった通り「ビニール紐で横の段」も作った!

8月7日

花弁が傘のような形状になってきた

これはもう…!

“もう”だよね!?

8月15日 開花

咲いた

あぁ…あぁぁ…(泣)

クソ嬉しい…。

うわ…ちょっとマジで嬉しいな…。

初めはあんなに小さかった黒い粒が、土の中で根を張り、芽を出し、毎日ごくごくと水を飲みながらここまで育ってくれた、その事実が嬉しい。愛おしい。

共に今年の夏を過ごした日々を思い返すと、やべ…ッ。泣きそッ。

これが、植物を育てるってことかよ(泣)

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