「メロンの味がしそう」鮮やかなエメラルドグリーンのシャコに驚きの声
鮮やかなネオンカラーのシャコの画像が、ツイッターで話題だ。沖縄で採集されたというこのシャコ、一見おもちゃのようにも見えるが実在する生き物である。
日本の海にはいろんな生物がいます。
こちらは笑っちゃうくらいエメラルドグリーンなシャコ。 https://t.co/n6Bo3rPe16
— でんか (@K_theHermit) 2023年5月16日

海洋生物の研究者であるでんか(@K_theHermit)さんが、「笑っちゃうくらいエメラルドグリーン」の文言とともに投稿したのはフトユビシャコモドキの幼体。食用にされるシャコとは別の種類で、幼体はこのように鮮やかな緑色をしている。
フトユビシャコモドキというシャコの幼体で、成長するとこうなります。 https://t.co/MczXXkYyIE
— でんか (@K_theHermit) 2023年5月18日

Twitterユーザーからは「メロンの味がしそうなシャコ」「暗闇で光りそう…」「色が鮮やか過ぎて、オモチャにしか見えませぬ」などエメラルドグリーンのボディに驚く声があがり、3.4万以上のいいねがついた。
「おいしいのかな?」「食べられますか」といった質問も出ているが、でんかさんによると体が小さいので食用には向かないそうだ。
@nekokuma367 食べられると思いますが、小さいのであんまり...
茹でたら変わるかと!
— でんか (@K_theHermit) 2023年5月16日
フトユビシャコモドキやほかの変わった見た目の海洋生物などについて、詳しく話を聞いてみた。
磯の穴の中などに生息しているシャコ
こちらのシャコはどこで採集したのですか?
沖縄県の海です。磯の穴の中などに生息する生物ですので、観光ビーチなど一般人の目に付きやすい場所にはいません。
とても目立つ色をしていますが、海の中でも発見しやすいですか?
沖縄の磯にはカラフルなサンゴや付着生物があるため、やや発見しにくいかなと思います。そして穴の中にいるので、余計見つけにくいです。
海から出すと目立つ色ですが、海の中では迷彩になるような生物の1例ですね。
ほかにも変わった外見の海洋生物について知りたいです!
いくつか紹介します。こちらのパイプウニは『あつまれどうぶつの森』で一躍有名になりました。赤くてツルスベなのが特徴的です。

アオウミウシは、おそらく日本で一番ポピュラーなウミウシです。磯観察でもよく見られ、普通種ながらもとてもきれいです。

ヒオウギガイはカラフルな二枚貝です。食べてもおいしく、愛媛や長崎の特産です。指乗り写真から、大きく成長するまでは半年くらいかかります。


何ともカラフルかつ個性的で、見飽きることのない海の生き物たち。でんかさんはTwitterやInstagramでこまめに海洋生物の情報を発信しているので、もっと見たくなった方はフォローしてみては。