世界のごきぶりホイホイが大集合!ゴキブリ研究者自慢のコレクションが圧巻

もはや「ごきぶりホイホイ」展
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『ゴキブリ研究はじめました』(イースト・プレス)などの著書を手掛けるゴキブリ研究者・柳澤静磨(@UABIrurigoki)さんが、自慢のコレクションを収めた動画をTwitterに投稿した。

動画に映されているのは、なんと色とりどりの「ごきぶりホイホイ」。パッケージに書かれている言語も英語、中国語、スペイン語とさまざまだ。

「ごきぶりホイホイ」は、アース製薬が1973年に販売を開始したゴキブリ捕獲器。2023年に50年目を迎える超ロングヒット商品で、海外でも30か国で販売されている。

左上からマレーシア、スペイン、台湾、オランダ、アメリカ本土、フランス向け

「誰か伝説の『ゴキブラー』を私に恵んで…宝にするので…」という柳澤さんの言葉とともに投稿された動画には、約20種類の「ごきぶりホイホイ」が映っている。

「ごきぶりホイホイ」には、それぞれ発売されている国やバージョンの違いを記したメモも付随。アメリカ本土、オランダ、スペインなど、国ごとにパッケージデザインが違うのがわかる。

このように「ごきぶりホイホイ」はとてもワールドワイドなアイテムなのだ。それにしても、海を超えて「ごきぶりホイホイ」を収集する柳澤さんのゴキブリ愛がすごい。

右の2つには「初代」「2代目」のメモ書きが。バージョンごとにもパッケージは違うようだ

圧巻の「ごきぶりホイホイ」コレクションを目撃したTwitterユーザーからは「異常なゴキブリ愛」「次はごきぶりホイホイ展か…」などの声が寄せられた。

世界中の「ごきぶりホイホイ」を集めつづける柳澤さんの情熱はどこから湧いてくるのか。柳澤さんをして「誰か恵んで…」と言わしめる「ゴキブラー」とはなんなのか。

今回は投稿者である柳澤さんから、「ごきぶりホイホイ」コレクションについてたずねてみた。

ゴキブリと人を繋ぐのが「ごきぶりホイホイ」

「ごきぶりホイホイ」を集め始めたきっかけを教えてください。

ゴキブリ研究だけでなく、ゴキブリと人間との関わりについても興味がありまして、研究半分、趣味半分で収集しています。

「ごきぶりホイホイ」はゴキブリと人を繋ぐ商品だと思っています。パッケージや各国によって異なるデザインがその時その場所での人とゴキブリの関わり方を表わしていると感じるのです。

「『ごきぶりホイホイ』はゴキブリと人を繋ぐ商品」。ゴキブリを深く愛する柳澤さんだからこその視点を感じさせる言葉だ。

コレクションは何種類お持ちなのでしょうか?

大体、20種類くらいです。

コレクションの中でお気に入りはありますか?

オーストラリアとアメリカの「ごきぶりホイホイ」ですね。この2つはホイホイ本体が黒く、外箱のパッケージも黄色と黒の配色でとてもかっこいいです。黒いホイホイはインテリアの邪魔もしないでしょうし、良いデザインだなと思います。

あとマレーシアのホイホイも面白いです。こちらはパッケージにゴキブリとヤモリのイラストが描かれています。日本だとヤモリは家を守ってくれる「家守」として扱われることが多いのですが、国によって違いが感じられて面白いですね。

お気に入りの「ごきぶりホイホイ」たち(提供:柳澤さん)

柳澤さんが追い求める「ゴキブラー」の詳細についても聞いてみた。

探しているという「ゴキブラー」とは、どんな製品なのでしょうか。

「ごきぶりホイホイ」が世に出る前の試作品が「ゴキブラー」です。これは市場に出ておらず、たくさん製造されたわけでもないようで、とても貴重なものです。5年ほど探していますが見つかりません。

本ツイートにはアース製薬公式アカウントも反応しており「ゴキブラーは社内でも1つしかなく…」と「ゴキブラー」の希少さを語っている。まさに伝説の「ごきぶりホイホイ」だ。

幻の「ゴキブラー」に心当たりがある方は、ぜひ柳澤さんのTwitterまでご一報を。

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