軍装品コレクターが第二次世界大戦中の未開封の防衛食を入手!「開けてないものは珍しい」

何が入っているのか非常に気になる…
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軍装品のコレクションを趣味とする人が「未開封の防衛食を手に入れた」とTwitterに投稿し、話題となっている。

未開封防衛食
「大日本防空食糧株式会社」と記載された防衛食

防衛食とは、第二次世界大戦中に流通した陶磁器の真空容器に入った食料のこと。戦時中は金属類の供出によって缶詰にする“缶”の材料が不足したため、代用としてこの容器に食料を保存するようになったという。中身としては、肉や魚、豆などを調理した食料などを入れていたそうだ。

ツイートを投稿したオホジマ(@kittomanbaken)さんは日ごろから昔の軍装品を収集しており、今回入手したのは2個の防衛食。ふたがしっかりと閉まった状態で、なんと食料が入ったままの未開封品だというから驚きだ。

オホジマさんによると防衛食の容器自体はたくさん出回っているが、「中身アリ」のものはかなり珍しいのだとか。

すでに終戦から70年以上経っていることもあって、Twitterユーザーからは「これ、まだ中に入ってるってこと…!?」「開けてみたいような、みたくないような」「熟成が進んでそう」といったコメントが相次いで寄せられている。

オホジマさんに、未開封の防衛食を入手した経緯や、実際に手にした感想について話を聞いた。

陶磁器製なのでズッシリしていて臭いは無臭

どういった経緯で未開封の防衛食を入手したのでしょうか?

2つとも骨董市で購入しました。

正直、過去に今回の未開封防衛食より珍しいものを何度も購入した経験があるので、そこまでうれしいとは感じませんでした。

大体の大きさと重さ、臭いを教えていただけますか?

大きさは、握り拳より一回り大きいくらいです。

重さは器が陶磁器製なのでズッシリします。臭いはせず無臭です。

今後開封するご予定は? また、保管する場合はどのような場所に置きますか?

開封予定はなく、現状維持で保管しておきます。

クローゼットなどの暗所で大切に保管する予定です。

未開封防衛食
再現された格好は現代とは思えないほど

オホジマさんのアカウントでは集めた軍装品などの画像のほかに、戦時中の軍服を身にまとった再現写真も投稿されている。日本の歴史を感じるものに興味がある人は、フォローしてみては。

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