全便欠航・・・だと!?空港での「あの絶望感」を味わえるオモチャに大反響

永遠に見ていられますねコレ
5

空港にある、フライト予定を掲示する「案内表示機」をモチーフにした手作りおもちゃがTwitterに投稿され、そのあっと驚くギミックに注目が集まっている。

「あの絶望感をいつでもどこでも味わえるオモチャ」というコメントとともに投稿された動画には、仙台、大阪、名古屋、札幌と主要都市の名を書いた木の札を縦に繋げたオモチャが。

札幌から沖縄まで全国の主要都市が

一番上の札を回転させると、続けて下の札も次々にひっくり返っていく。そして全ての札の裏面には「欠航(CANCEL)」の文字!

そう、台風などの天候不良で便がことごとく欠航になる瞬間を再現しているのだ。

スムーズな動きで「全便欠航」に…

動画を見た人からは「ああ…台風直撃かぁ…」「東京に行って帰る時に大雪に見舞われて、羽田についたらこんな感じだった」といったコメントが相次いだ。確かにこれを旅先で見たら…と思うと、トモヲさんが“あの絶望感”と表現するのも納得だ。

制作の経緯について、制作者のトモヲ(@tomowo_PS2)さんに詳しい話を聞いてみた。

「パタパタ」をヒントに作った

この作品を制作しようと思いついたきっかけを教えてください。

TVで「パタパタ」を見て「これ作れそうだな、空港の掲示板っぽいな」と思ったので、勢いで作ってみました。

「パタパタ」とは、並んだ板を布の張力を利用してパタパタと倒す昔ながらの木製玩具。「板返し」とか「ヤコブの梯子(海外)」といった名でも呼ばれたりする。

トモヲさんは、パタパタをベースにいくつか試作を重ねてきたそうだ。

制作で苦労した点、工夫した点は?

(「パタパタ」の)構造がいまだに難解でよくわかってないので、毎回混乱します。

最新版は混乱しないように同じものを複数組み立てて、重ねるだけで再現できるよう改良したので、楽になりました。

あれこれと試行錯誤しながらレベルアップさせていく過程が伺える

欠航以外にも「大阪→USJ」など札にバリエーションがある

また、トモヲさんはパタパタ以外にもダンボールを用いたペーパークラフトなど、さまざまな作品を作ってTwitterに投稿している。

どんな視点で創作のモチーフを選んできたのでしょうか

最初に段ボールで作ったのは『アイアンマン』のマスクです。

ダンボール製とは思えないディテール

アイアンマンのデザインがカッコよかったのでなんとか自分で作れないかと作り始めて、そこからガンダムやエヴァンゲリオンなど、いろいろ作るようになりました。

『νガンダム』

もともと趣味でペーパークラフトを設計から行っていたので、作ること自体は楽でした。 最近は「作れそうなものはまず作ってみる」を念頭にいろいろ創作しています。

トモヲさんのペーパークラフト作品は、どれも紙でできているとは思えないほどの精巧さだ。気になった人は、Twitternoteのアカウントをチェックしてみては。

記事中の画像付きツイートは許諾を得て使用しています。