「このたび日本100名城および続日本100名城の制覇を達成しました」という文言と共に、日本城郭協会の認定スタンプカードの写真がTwitterに投稿され、話題になっている。
このたび日本100名城および続日本100名城の制覇を達成しました。山城のように険しい道のりでしたがなんとか達成できて非常に嬉しいです。これからも多くの城を巡ってその土地の歴史に触れていきたいと思います。
#日本100名城
#続日本100名城 https://t.co/QpJG1WPoth
— Ogaw@Travel (@Setouchi__48) 2023年4月13日
「日本100名城」「続日本100名城」とはどちらも日本城郭協会が国内の名城から選定したもの。世界遺産や国宝天守を擁する有名な城を中心に、石垣が見事な城郭などもリストに入っている。それぞれの城内に設置されているスタンプを集める「100名城スタンプラリー」が行われており、お城巡りの愛好家が楽しんでいる。
ツイートを投稿したOgaw@Travel(@Setouchi__48)さんは旅行・鉄道・歴史(城郭)が好きな大学生。およそ4年かけてお城を巡るスタンプラリーに挑戦し、2023年3月、ついにすべての城をコンプリートしたのだ。
この投稿を見たTwitterユーザーからは、「【登城認定】なるものがあることすら知りませんでした 」「私はまだまだですが、いつか達成できるよう頑張ります。」とこの偉業を称賛する声が集まっている。
実は、200名城を回る上で同時に成し遂げたことや大変だった点もあったのだとか。投稿主さんに旅の苦労やおすすめの城について話を伺った。
城巡りのついでに「全国のJR線も完乗」
200名城を制覇しようと思った経緯を教えてください。
大学1年生時に姫路城を訪れて、その壮麗さと縄張りの計画性に圧倒されましたことがきっかけです。
自分は以前より歴史や旅行が好きで、大学生のうちに何か達成してみたいと思っていたこともあって城巡りを始めてみました。
城を訪れる計画段階や移動において工夫したこと・印象に残っていることを教えてください。
事前の計画が非常に肝要であったため、移動スケジュールを綿密に立てました。
個人的には楽しい作業ですのでそれほど苦ではありませんでしたが、自分は学生で交通費をなるべく節約したかったので、青春18きっぷを主に利用しました。
また、自分は鉄道好きでもあるので全国各地を移動でき、城巡りついでに全国JR線の完乗も2022年9月に達成しました。
200名城の中で印象に残った場所や想定外の発見・苦労などがあれば教えてください。
どの城も非常に魅力的で枚挙にいとまがないですが、 城の天守では姫路城・彦根城、防御機構では小田原城・今治城、歴史的背景では熊本城・会津若松城、風景では備中松山城・唐津城・岡城がとても印象に残っています。その他にもたくさんあります。
また、城巡りをする際の苦労は、山の中腹などアクセスが難しい場所にあることも多いということです。
城は要塞の側面もあるため、1日がかりで登城することもありましたが、往時の城の姿を思い浮かべつつ攻める側の立場になって散策しました。
Ogaw@Travelさんが、今後どんな旅をするのか楽しみだ。