台風で沖縄旅行キャンセル→当日に瀬戸内へプラン変更!「大優勝」した家族旅行とは?

捨てる台風あれば拾う瀬戸内あり
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沖縄旅行をキャンセルしたその日の夜に、瀬戸内海の小豆島へ出発した人の投稿が面白い。

7月30日に「台風と日程丸被りで…」という無念の投稿をしたまゆ(@mayu_mahihapi)さんは、半年も前から家族全員で沖縄宮古島旅行を計画していた。

しかし、出発前日に台風の影響でやむを得ず断念。普通ならここで話は終わりだが…。

なんとキャンセルになったその日のうちに旅行プランを大幅に変更。瀬戸内海の小豆島へ向かうことに!

深夜の神戸フェリーターミナル

日付が変わって31日になった深夜に神戸からフェリーに乗り…。

小豆島でドライブ。朝の空気が気持ちよさそうだ

31日朝8時には小豆島でドライブをスタート。宮古島キャンセルで「お葬式みたいな暗さ」と投稿してから約16時間しか経っていない。スピード感がすごすぎる。

ボリュームたっぷりのモーニング

サイクリングで豊島を観光

この後まゆさん一家は小豆島でグルメに舌鼓を打ったり、小豆島に近い豊島に渡ってサイクリングで自然を満喫したりと、瀬戸内旅行を存分に堪能。まるで最初からこのプランだったかのような楽しみっぷりは、投稿を見ているだけで和んでしまう。

最終日も小豆島で大はしゃぎ

旅行最終日の8月2日までまゆさんたちは小豆島を楽しみ尽くし、フェリーで無事に帰宅。最悪のキャンセルから始まった家族旅行が、終わってみれば文句なしの「大優勝」となった。すばらしい逆転劇である。

まゆさんは一連の出来事をTogetterにまとめており、コメント欄には「小豆島行きたくなった」「予定を臨機応変に変更できると人生楽しめるよね」といった声が寄せられた。

今回はまゆさんに、宮古島旅行キャンセルから小豆島旅行決定に至るまでの流れを中心にお話を聞いてみた。

キャンセルから小豆島行き決定まで約7時間

7月29日深夜に「宮古島は無理かなぁ」とつぶやいた様子や心情を教えてください。

宮古島旅行は31日朝の出発予定でした。最後の最後まで悩み、旅行会社の方とも相談をし、決めたのはキャンセルできるリミット間近の30日15:57です。

台風の影響で停電や帰りの飛行機が飛ばない可能性などもあり、断念せざるを得ませんでした。

宮古島旅行は半年前から家族全員でとても楽しみにしていて、お揃いの宮古島Tシャツまで作成していたんです。娘たちも私も泣いてしまい、家の中はまさにお葬式のようでした。

宮古島キャンセルから小豆島出発までの流れを教えてください

「宮古島はキャンセル」という投稿に、友人が「ぜひ小豆島に変更を!」と返信してくれたのがきっかけです。

「家族4人の予定を合わせた3日間を無駄にできない!」と思い、家族に「小豆島に行こうか!」と聞いてみました。最初は元気のなかった娘たちもネットでホテルや行き方を検索するうちに、テンションが上がってきました。

深夜1時に神戸港を出港、翌朝7時30分に着く小豆島行きのフェリーがあると知り「これで行ったら楽しいのでは?」と提案すると、みんながめちゃくちゃ乗り気になってくれまして。

そこからホテルとフェリーを予約、バタバタと準備をし、23時頃に出発しました。行き先を宮古島から小豆島に変更するまで、キャンセルから7時間ほどだったと思います。

旅行中のご家族の皆さまの反応を教えていただけますでしょうか。また、特に印象に残っているスポットがあれば教えてください

行くと決まると、娘たちは「めいっぱい楽しもう!」というテンションになり、インスタなどで映えスポットを探してくれました。

小豆島から渡った豊島では、レンタサイクルで電動自転車を借りて島を走りました。1周半以上島を回りましたが、とても良い思い出になっています。

今度は「小豆島も自転車で巡ってみたい」と家族で話しています。

緑豊かな豊島でのサイクリング

今回、急遽変更した旅行をここまで充実できた決め手はなんだと思いますか?

13年前に瀬戸内国際芸術祭に参加するために、子どもたちを連れて瀬戸内旅行をしたことがあったんです。その時は小豆島には行かなかったのですが、当時の経験から瀬戸内全体に好印象を抱いていました。

決め手として大きいのは、小豆島に詳しい友人がサポートしてくれたことです。地元のおいしいお店やおすすめスポットを丁寧に教えてくれて、とても助かりました。食べ物も景色も本当に良くて、すばらしいところでした。

※3年に1度、瀬戸内海の島々で開催される現代美術のアートイベント

宮古島旅行のキャンセルは、まゆさん一家にとって非常につらい出来事だったはずだ。それでも友人の提案をきっかけに気持ちを切り替え、その日のうちに小豆島へ向かった行動力と精神力は驚きのひと言である。

そんな前向きな気持ちがあったからこそ、まゆさん一家にとって「大優勝」な家族旅行を楽しめたに違いない。

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