Xから13万超の請求が来て悲鳴！認証アカウントを誤って登録しちゃった人のレポ漫画に胃がキリキリ

仕事に使っているX（Twitter）アカウントを有料の認証サービスに登録しようとしたところ、手違いから月13万5000円もの大金が引き落とされることに…。そんな災難を描いたレポート漫画がXで話題になっている。

話は、投稿者の仏彼岸（@kusai3）さんが、仕事で使う個人のXアカウントを「認証アカウント」に登録しようと思い立ったところからスタートする。「認証アカウント」になると、認証バッジが付与されたり長文ツイートが可能になったり、広告収益を受け取れるなどのサービスが受けられるのだ。

「認証アカウント」用のサービス登録ページには「私は個人です」「私は組織です」の二つの選択肢が。Xの認証アカウントサービスには個人向けと組織（企業など）向けの2つのプランがあり、個人と組織とではサービス利用料や、X上で使える機能に大きな差が出てくる。

仏彼岸さんは、利用料の項目を見て「個人が年12,000円、組織が年13,500円」だと思い、組織のプランで契約。ところが、これが大きな間違いだった。

数日後、仏彼岸さんの元にTwitterから支払い通知のメッセージが届いた。そこに書かれていた請求金額は、なんと日本円にして13万5000円。

そう、仏彼岸さんは組織の利用料の「桁」と「期間」の項目両方を見間違えてしまっており、「年13,500円」だと思っていた利用料は、実際には「”月”13万5000円」だったのだ！！

仏彼岸さんは、迷わずサービスを解約しようと決意。この時点で、仏彼岸さんのアカウントの認証状況は「審査中」になっていたので「請求内容も取り消しできるかも？」とも思ったようだが、実際は「申し込み」が完了した時点で利用料の支払いに同意したものとみなされていた。つまり、仮に解約ができても、支払ってしまったお金はもう戻ってこない。

仏彼岸さんの災難はまだ終わらない。解約の手続きにあたって、仕事用のアカウントにログインしようとしたところ、2段階認証に失敗してアカウントから強制ログアウトさせられてしまった。ログインができなくなってしまったことで解約の手続きが難航した結果、ログインできないアカウントに2か月で累計27万円の支払いが発生してしまっている状況だという。

認証申請から約2か月たち、今もX公式宛てに解約手続きの問い合わせをする日々が続いているそうだ。仏彼岸さんに、今回の出来事についてさらに詳しく話を聞いてみた。

支払いを止めたい旨を伝えても「ログインしてね」

組織用のプランが月13万5000円だった気づいたときのお気持ちは？

「やっちまったな、家賃の額かな！？」と思いましたが、支払ってしまったものは仕方がないので金額分Xライフを謳歌しようと思ってました。

しかしログアウト状態のまま累計27万円が消えたことに関しては、対応の悪さに絶望しています。

ちなみに今回該当のアカウントにログインできなくなった事情を詳しく伺うと、仏彼岸さんはもともとアカウントに「二段認証」の設定を行っていたものの、ログイン情報を入力する際に別の二段認証コードと混合して入力してしまった結果、ログインできずに弾かれてしまったそう。

二段階認証に失敗した時のためにX社から発行される「バックアップコード」があるが、これはセキュリティ上、一時的にしか表示されないもの。仏彼岸さんはそのスクショを撮っていなかったため、ログインする手段を失ってしまったようだ。

仏彼岸さんはX社との連絡を続けているものの、お話を聞いた11月9日時点では、まだ仕事用アカウントへのログインや復旧はできていない状況だった。

今回の一件についてどう感じていますか？

X社に対して「お金を取る企業としての立ち回りなのか？」と疑問に思うことが多いです。認証サービスへの登録は、30分程度で完了するというところも魅力だったのに、結局のところキャンセルに関しては対応がなされていないので「詐欺かな…」と思ってしまいます。

2ヶ月目に関しては、支払いを止めたい旨を伝えても「ログインしてね」という連絡しかしてこなかったので、この企業にお金を払うのはあまりにも危険だなあと思いました。

最終的にどのような着地になれば良いと考えていますか？

最終的な落とし所としてはログイン状態の回復と、返金あるいは今後2ヶ月分の認証サービスを無料で使えるようにしてもらえることですかね。

仏彼岸さんの今回の一連の騒動が、無事双方納得のできる形で解決できることを願ってやまない。またこれからXで認証アカウント設定を行おうとしている方は、利用規約や利用料などについて、慎重に確認の上行うようにしたほうが良さそうだ。