「ついに力尽きました…」小石川植物園で咲いたショクダイオオコンニャク、とうとう花を閉じる

2日間しか咲かない希少な花です
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東京・小石川植物園で2023年12月8日に咲いた「ショクダイオオコンニャク」の花がついにしぼんだ。【公式】東京大学大学院理学系研究科附属植物園(小石川植物園)(@bg_utokyo)がX(Twitter)に枯れたことを報告した。

終わりの予感…
おつかれさまでした…

Wikipediaによると、ショクダイオオコンニャク(燭台大蒟蒻)はインドネシアやスマトラ諸島といった熱帯雨林に自生する「世界最大の花」と言われている。花は最短でも2年に1度、2日間しか咲かないという希少な植物だ。小石川植物園では13年ぶりの開花となったことで12月10日まで特別公開も行われ、見学者で行列ができていた。

高さ213.5cmと本当に大きい花

花が咲いた時、Xユーザーからは「開花おめでとうございます!」「あつもり(『あつまれどうぶつの森』)で見たやつ!」と開花を祝うコメントが集まっていた。さらに、咲いた時に放つ臭いが強烈なため「いよいよあの臭いが…」「発酵した夏の靴下の臭い!!臭いをかぎに行くべき」といった声も。開花記録を掲載した小石川植物園の公式ブログには「温室内に野菜の腐った匂いと魚醤の匂いの中間くらいの独特な匂い」と書かれている。

2023年、国内では茨城県の筑波実験植物園、山口県のときわ公園 でも開花が確認されている。次の機会はいつになるのかわからない。もしどこかで開花のきざしを知ったなら、ぜひ見ておきたい。