中国で華美なレストランの大個室を独り占め!このお店はいったい…現地を旅行した大学生に話を聞いた

驚きづくしのレストラン
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中国を旅行中に訪れたレストランで、厳かな雰囲気の広々した個室を1人で占領してしまったという投稿がX(Twitter)で話題だ。

1人で食事するには広すぎる個室

写真と体験談を投稿したのは、旅行と歴史が好きだという大学生の赤いくら(@aka_ikura)さん。

赤いくらさんによると、画像のレストランは遼寧省・丹東市にある「柳京酒店」というお店だそうで、入店後、メニューを注文してから写真の個室に案内されたそう。

個室内は絵画や大きな窓などが配され広々と落ち着いた雰囲気で、中央にある大きな回転テーブルには約10名分のカトラリーがきれいにセッティングされている。

個室にはトイレまで完備されていたそうで、室内の広さから見るに宴会や接待で使う部屋なのだろう。ここで1人食事するのは、いろいろな意味で度胸が試されそうだ。

店内自体は高級レストランといった趣きで、廊下には絵画や工芸品なども飾られていたという。

ちなみに、赤いくらさんが注文したのは「アワビのあんかけご飯」のみ。広い部屋での控えめな注文にも関わらず、丁寧に接客してくれたそうだ。

店内に飾られていたという展示品
絵画にシャンデリアと店内はとても豪華
アワビのあんかけご飯…美味しそう!

食事の後は玄関までのエスコート付き。最後には日本語で「ありがとうございました」と笑顔で挨拶してくれたそうだ。

お会計はお茶を含めて40元(約803円、2023年12月19日時点)。サービス込みで考えると格安の価格設定だと、赤いくらさんは感想を述べている。

非常に良心的なこちらのレストラン、実は北朝鮮が海外展開している「北朝鮮レストラン」だというから驚きだ。

正門に書かれたハングル語

どのようにしてこのレストランにたどり着いたのか。経緯や詳しい店内の様子を赤いくらさんに伺った。

雰囲気を楽しむため訪れたレストラン

投稿したレストランを選んだきっかけを教えてください。

柳京酒店には、丹東にある北朝鮮資本の入ったレストランということで行きました。

以前ロシアを訪れた際も北朝鮮レストランに行ったことがあるのですが、今回久しぶりに北朝鮮の雰囲気に浸ろうという目的で入店しました。

個室に案内された流れを教えてください。日本で見ないものはありましたか?

入店したら1階にメニューが壁に貼ってある場所があるので、そこで料理を注文しました。

その後、2階に案内され通された席が写真の個室でした。

アコーディオン演者が、部屋の前の廊下を通過したのは北朝鮮レストランらしいと思いました。

その他の感想や気になった料理があれば教えてください。

感想としては以前訪れたロシアの店舗より、店員の接客が気さくだったという印象です。ロシアでは割とスタッフに見られてる感があったのですが、今回は個室だからか1人の時間がありました。しかし、食べ終わるとすぐに迎えが来ましたね。

「アワビのあんかけご飯」は壁のメニューにはないフェアメニューでした。紙に書いてあるだけだったので不安もありましたが、貝の気分だったので注文した形です。

その他には、石焼ビビンバや冷麺がありました。犬肉の鍋もあったのですが、1人だったので注文を断念した次第です。

また、キムチ盛り合わせが58元(約1,200円)だったことも印象的でした。石焼ビビンバの30元(約600円)と比べて高かったので。

日本では巡り会えないだろう食体験を堪能した赤いくらさん。世界には、我々が想像もできないようなレストランが存在しているようだ。

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