雪の中でゴロゴロ転がって足をピーン！20歳の元競走馬がはしゃぐ姿がおもしろカワイイ

雪が積もった中を、馬が足を投げ出してゴロゴロと転がる様子をとらえた動画がX（Twitter）で話題になっている。

動画を投稿したのは北海道浦河郡で競走馬育成を行っている「富菜牧場」（@tominafarm）のXアカウント。雪の上で転がっているのは元競走馬のクーヴェルチュール（牝馬）だ。「親分」と呼ばれるほど元気いっぱいの気性で、2024年2月14日には二十歳になったばかり。

動画を見ると、クーヴェルチュールは雪の上に転がった後、背中を地面につけた形で足を伸ばしてバタバタ動かしている。その後、寝返りを打って自力で起き上がっている。一見難なく行っているようだが、富菜牧場の方によると、雪質からも寝返りを打つのは難しく、他の馬は寝返りできていなかったので「親分の背筋力の勝利」なのだそう。

また、この投稿の翌日にもクーヴェルチュールが雪で遊んでいる動画が投稿された。鼻先で雪の匂いを嗅ぐような仕草をしたあと、またもや雪の上をゴロンと転がる。

足を空に向けた姿勢から、自力で向き直して一気に起き上がっているのはお見事だ。

四本脚で歩き走っている馬が、こんなふうに足を投げ出して転がり、寝返りを打つ様子はなかなか見られるものではないだろう。動画を見たXユーザーからは「かわかわ…可愛いっ」「さすが親分！並大抵の体力、筋力ではないですね」と目を細めて「親分」を見つめている様子。

動画を投稿した富菜牧場さんに「親分」クーヴェルチュールのはしゃぎっぷりや他の馬の反応について聞いてみた。

雪が降って一番元気に暴れてたのは親分でした

以前から雪が降ると喜んでいたのでしょうか。また、他のお馬さんたちの様子は？

北海道の中でも雪が少ない地域ですので、雪が積もるとほとんどの馬が喜びます。

雪が降らずに地面が硬く凍ると馬の蹄（ひづめ）に負担がかかるのですが、雪はいいクッションになるので走りやすいのです。 ほかの馬もはしゃいでましたが、親分が一番元気に暴れてました（笑）。

次の日も雪の中で遊んでいますが、疲れたりはしないのでしょうか。

日頃運動不足な馬は、次の日少し元気がなかったりするのですが、親分は翌日以降もまったく変わらずいつも通りでした。

馬の20歳は人間で言えば70歳前後に相当しますが「親分」の持ち前の筋肉量と運動神経の良さを再確認させられる1日になりました。

20歳になっても体力気力、雪への好奇心も健在のよう。これからも「親分」のはしゃぐ姿を見続けたいものだ。