顔も名前も知らなかったコンビが異例の1万DL達成!? 同人音声作品『カス嘘お姉さんASMR』の嘘じゃない誕生秘話

カスの嘘をつくるために、全然カスじゃない努力がそこにはあった
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こんにちは。ASMR作品を聴きまくった結果、風間くんみたいなザコ耳になってしまったライター、シュゴウです。どちらかというと、右耳が弱いです。

※編集部注:蛇足ですが『クレヨンしんちゃん』の風間くん

ちなみにASMR(エー・エス・エム・アール。Autonomous Sensory Meridian Responseの略)とは、簡単に言うと「なんかゾワゾワする立体的な音声」のこと。

最近はASMR動画がYouTubeにたくさん投稿されていますし、同人作品販売サイト「DLsite」では、同人サークルが制作したASMR作品がいろいろと販売されています。

そんな、一部の人は日常的に聴くけど、なじみのない人は全然知らないであろうASMR作品ですが、最近ネットで猛烈に話題になったASMR作品があるのをご存じでしょうか?

それがこちら、ダウナー系お姉さんに毎日カスの嘘を流し込まれる音声(以下、カス嘘お姉さんASMR)です。

DLsite商品作品ページより

「本名、年齢、職業、一切が謎に包まれたお姉さんに、公園のベンチでひたすら”カスの嘘”を吹き込まれる」という、読めば読むほど訳が分からなくなりそうな作品内容。

そんな未知のコンセプトにSNSでは……

「言われてみればたしかに理想かもしれない」

「何このストーリー 惹き込まれる」

「睡眠用によさそう」

「初めてASMR作品を欲しいと思った」

「高田純次のお姉さん版?」

「??????」

……と、普段ASMR作品になじみのない人たちにまで話題に。

X(Twitter)では発売予告が掲載されたポストが販売前にもかかわらず5000リポストを超え……

『カス嘘お姉さんASMR』がきっかけで、「自分のカスの嘘エピソードを投稿する」という謎のムーブメントまで発生。

とうとう「カスの嘘」がトレンド入りする事態にまで発展しました。

ということで取材してきました

左から筆者シュゴウ、谷幽零さん、棘アイロンさん

ということで、今回は2023年に最も話題になった同人音声『カス嘘お姉さんASMR』を制作した同人音声作品サークル「はるばーど屋」のお二人にリモート取材を実施。

「音声作品どころか同人作品を販売した経験もなかった」

「制作前まで、お互いの顔を知らなかった」

……と、実はけっこう異色すぎる状況から制作をスタートしていた『カス嘘お姉さんASMR』。

企画発起人である「はるばーど屋」主宰者・谷幽零(たにゆうれい/やゆれい)さん(@ya_yu_rei)と、共同制作者・棘アイロンさん(@TOGEAIRON)にあれこれ伺いました。

ネタツイで終わるはずが……『カス嘘お姉さんASMR』誕生秘話

本日はよろしくお願いします! まず、『カス嘘お姉さんASMR』はどのような経緯で誕生したのか教えていただけますか?

はい。実は最初のきっかけはネタツイだったんです。

※編集部注:ネタツイートの略

ネタツイって……X上で大喜利とか一発ギャグみたいな変なことを言うやつですよね?

実はASMR作品って結構ネタツイの題材にされることが多くて。

あ~、確かにありますよね。

“「まったり癒やし系お姉さんの耳かきASMR」をYouTubeで聴いてたら、広告が入っていきなり楽天カードマンに絶叫される”みたいな。

そうなんです。それで私もASMRいじりのネタツイをしばしばしていて、その中で「めちゃくちゃバカなASMR作ったらおもしろそうだな」って思い浮かんできまして。

これは当時のXの下書きのスクショなんですけど……

※こちらは谷幽零さんのXのサブアカウントです。亜幽零さん=谷幽零さんと思ってください。

ここで「近所のお姉さんが嘘の豆知識を教えてくれるASMR」のアイデアが出てきたんですね。

はい。といっても、この時点ではあくまでネタツイのストックでしかなくて。

あとでツイートしようとは思っても、実際にASMR作品を作ろうとは思って無かったんです。

まあ、思いついても実際に作るとなると大変ですからね……。

それからしばらくして、相互フォローだった棘アイロンが「おしゃべりひろゆきメーカー」でAIのひろゆきさんに嘘の豆知識をしゃべらせるっていうネタをXでやってて。

※編集部注:入力した文章をAI技術でひろゆき氏っぽくしゃべらせることができる謎サービス

ひろゆきさんに好きな言葉をしゃべらせられるやつですよね。棘アイロンさんはどんなことをしゃべらせていたんですか?

このサービスが当時流行っていたので、思いついた嘘豆知識を言わせていたんですけど、内容はこんな感じですね……

「これ知られてないんですけど、キノコの裏側にあるヒダヒダの数って、必ず奇数だってデータがあるんですよ。」

あ~。なんかギリギリ信じちゃいそうなラインの嘘豆知識ですね。それで、谷幽零さんはこれをXで見かけて……?

めちゃくちゃビビッときました。

…………???

「近所のお姉さんが嘘の豆知識を教えてくれるASMR」という、ネタツイでしかなかったアイデアを実現するのはさすがに無理だろうってずっと思ってたんですけど……

このキノコの嘘豆知識をXで見て、「棘アイロンに協力してもらえば、もしかしたら実現できるかも……」って思いまして。さっそく棘アイロンにDMで協力を打診したんです。

棘アイロンさんを誘ったときのDM

おしゃべりひろゆきメーカーにキノコのカス嘘しゃべらせた結果はじまるストーリー、乱数調整がムズすぎる。

初めて尽くしだった同人作品の制作体験

それで、谷幽零さんからの誘いに対して棘アイロンさんのお返事は……?

「絶対にやる」って二つ返事でOKしました。

なるほど……。え~と…ちなみにこの時点でお二人は以前からお知り合いだったんですか?

以前からXで相互フォローだったし、DMとかでやり取りはしてましたけど、リアルでの知り合いという訳ではなくって。

ネットで交流はあったけど、『カス嘘お姉さんASMR』の協力依頼がDMで来た時点ではお互い会ったことないし顔も知らない状態でしたね。

会ったこと無いし顔も知らない人から「公園のベンチでカスの嘘を吹き込んでくるお姉さんのASMR一緒に作らない?」って誘われるの、意味がわからなさすぎるというか……。

このとき、棘アイロンさん的に戸惑いとかは一切なかったんですか?

いや、全くなかったですね。めちゃくちゃ面白いと思ってすぐにOKしたので、二つ返事すぎるって言われたくらいです。

二つ返事すぎた

普通の感覚だと「どういうこと…?」って一回説明を求めちゃうと思うんですけど、棘アイロンさんは(AIの)ひろゆきさんにキノコのカス嘘をしゃべらせてたくらいだから、このDMだけですぐに意気投合できたんですね……。

DMをしたその日の晩にはもう早速ミーティングして、制作を始める上でいろんなことをどんどん決めていきました。

DM当日に行われたチャットでのミーティング内容

Discord(チャットツール)に「カス嘘お姉さん専用のサーバー」を立てて、そこで2人でやり取りしていきましたね。

その日の晩にミーティングって、なかなかすごいスピード感ですね……。

「さすがに無理だろう」と思っていたカス嘘お姉さんの制作が実現に向けて一気に動き出したわけですが、やっぱり谷幽零さんにとって棘アイロンさんの存在は大きかったんでしょうか?

そうですね。棘アイロンがいなかったら、絶対に完成してなかったと思います。

カス嘘の『まんが道』……???

見た目は正統派、だけど中身は「カスの嘘」というこだわり

ちなみに、お二人はこれまで同人作品を制作した経験はあったんでしょうか?

私は同人作品自体、作るのが初めてでした。

自分も音声作品に関わったのは完全に初めてですし、売り物として同人コンテンツを作ったこともなかったですね。

え……本当ですか!?

その割には、『カス嘘お姉さんASMR』のサムネイル画像や商品ページを見ると、デザインやイラストがちゃんと作り込まれていますよね。

今って「ASMRの作り方」をネットで調べると、具体的に作り方を教えてくれるサイトがいろいろでてくるんですよ。

初めての人でも自分で調べて作れちゃうものなんですね。

あと、ちゃんとした作品っぽく見えるのは、「ぱっと見は普通の音声作品」「だけど中身はすごい変な内容」っていうギャップを成立させたかったという理由もあって。

ちょっとしたイタズラ心のつもりでもあったんです。

確かに、見た目がちゃんとした正統派作品っぽいと、中身の「カスの嘘」の感じがより際立ちますよね。

イラストを依頼した際のラフ画像

そういう理由もあって、自分たちで絵を描くこともできるんですけど、今回は商品画像をイラストレーターの生倉のゑる(@Namakura_noelle)さんに描いていただきました。

初めて同人音声を作るわけなので、「イラストを発注する」「声優さんにお仕事を依頼する」みたいな経験もしてみたくて。

自分の作品のためにプロのイラストレーターさんや声優さんにお仕事を依頼するって、なんか夢がありますよね……。

声優さんもかなりこだわって探しました。50人以上の声を聴いて、その中で最もイメージが近かった餅梨あむさん(@mochiri_0909)に演じていただきました。

商品画像や音声にこだわった結果、一見するとちゃんとしてるけど実は中身はカスの嘘っていう、まさにこの作品に登場するお姉さんみたいな唯一無二の音声作品が誕生したんですね。

お姉さんの設定資料

ちなみに、制作期間はどれくらいかかったんでしょうか?

2022年の9月5日に制作を始めて、作品の季節設定が冬だったので当初は数ヶ月後の冬に完成・販売するつもりだったんですけど……

全然無理でしたね。

カスの嘘を作るのが大変すぎて、2023年の冬の発売になってしまいました。

一応、冬シーズンでの発売は実現できたんですね……。

「とにかく大変だった……」カス嘘大量生産地獄

初めての音声作品制作だったわけですけど、何が一番大変でしたか?

カスの嘘がめちゃくちゃたくさん必要になったので、やっぱりそれを作るのが大変でしたね……。

ちなみに、カスの嘘を何本用意しようって事前に決まっていたんですか?

はい、最初からそこは決めていました。

作中では、ストーリー性のあるメインパートと「カスの嘘 100連発」っていうおまけパートがあるんですけど、大体で合計140個あればいいんじゃないかって事前に計算してたんです。

トラックEX02「カスの嘘 100連発」では、お姉さんがノンストップでカスの嘘をささやき続ける

でも、ある程度カスの嘘がたまった段階で台本を書いてみたら全然足りなくて……。

最終的に200個ぐらい必要なんじゃないかって話になって。

カスの嘘100連発に残していた嘘までメインパートで使っちゃったので、「100連発分があと20個ぐらい足りない! 」みたいなトラブルも途中で起きました。

なんかもう、カスの嘘ノイローゼになりそうですね……。

最終的にどこでどのカスの嘘を使ったのかわかんなくなっちゃったので、スプレッドシートを作って徹底管理するようにしました。

カスの嘘が徹底管理されてるところ、人生で初めて目撃しました。

ちなみに、Discord(チャットツール)の「フリー嘘」っていうチャンネルでは二人で互いにカスの嘘のネタ出しをしていたんですが、

何件書き込んだか確認したら、カスの嘘ネタ案、800件超えてるんですよね。

800件……!!!

本編に使用したのが200個くらいだから、ネタ出ししたカスの嘘のうち採用されたのは30%くらいってことですか?

そうです。半分以上ボツですね。

カスの嘘の採用率、めちゃくちゃシビアだった……。

お互いにネタ出して、ある程度たまったら精査するような感じだったんでしょうか?

思いついたらどんどん書いていって、ある程度溜まったら週に1回~2回、通話しながら「これは面白いね!」「こっちはあんまりかも……。」といった感じで選別してました。

自分の作ったカスの嘘がどんどん不採用になったら結構しんどそうですね……。

しんどかったです……。

本当にしんどいところで、今回の制作で一番大変だったのはダントツでカスの嘘作りでしたね。

ちなみに、音声作品のカスの嘘以外にも、「きょうのそらまめちしき」っていう、X上で毎日投稿しているの連動企画がありますよね?

X上でかなりバズってますけど、「きょうのそらまめちしき」のカスの嘘は、音声作品本編で使用しているモノを再利用して投稿したりは……?

あ、いや、全く別物です。

……え? あの、ちょっと前に、「カスの嘘が140個必要で~~、でも実際は200個必要で~~」って話がありましたけど、あれって音声作品だけでの話ですか。

本編だけの数です。「きょうのそらまめちしき」で使うカスの嘘はまた別の話ですね。

じゃあ「きょうのそらまめちしき」も含めたら、必要なカスの嘘の合計数って一体いくつに……?

……ちょっと分かんないんですね。

ごめんなさい。なんかもう、ちょっと怖くなってきました。

ディテールがすごい! 「カスの嘘」の作り方

本編に登場するカスの嘘も、「きょうのそらまめちしき」で投稿されているカスの嘘も、なんか絶妙なさじ加減の嘘が多いですが、こういったユニークなカスの嘘をつくるコツみたいなモノはあるんでしょうか?

勘で作ってるというのが正直なところですね……。

「ここに字を当てはめていくと完成する」みたいなフォーマットがあるわけじゃなくて、とりあえずいっぱい出して、これはアリ、これは良くないって判断していくような大雑把な作り方をしてます。

ツッコミどころが乏しい面白くないやつとか、うまいことを言いすぎてる「しゃらくさい」やつはボツにしていますね。

うまくいかない日は本当に思いつかないです……。

体系化できるようなもんじゃない感じはします。勘ですね。毎回手探りです。

発売するまでの1年間ぐらいは常に頭の片隅でカスの嘘を考える生活だったということですか……?

毎日のように、考えていましたね……。

でもまあ、締め切りが決まっているような企画ではなかったので。そんなにプレッシャーは感じずにできました。

個人的にすごい!と思ったカスの嘘があるんですけど、

「マリトッツォは集団幻覚だった」

これめっちゃ好きなんですけど、マリトッツォが目の前にあったとしていくら頭をひねっても、「集団幻覚だった」っていう嘘は絶対に思いつかないと思うんですよ。

あ、これは僕が考えたやつです。僕はカスの嘘を考える時に、「あれは本当はこうだったら面白いな」って思い浮かべたりしていました。

マリトッツォが消えたのは当然ブームが終わって消えただけなんですけど、集団幻覚だったって言われると笑っちゃうじゃないですか。

設定ガバガバの都市伝説みたいな感じで確かに笑っちゃいます。

他にもディテールがスゴすぎる嘘があって……こちら本編でお姉さんがしゃべったセリフなんですが

…あの頃は気にしてなかったけど、あのお店、昔の招き猫が置いてあったな。両手でおいでおいで~ってしてる招き猫。見たことないでしょ。

昔の招き猫は両手でポーズをとってたんだけど、ソーラー電池で片手が動くやつが100円ショップで売られて大流行したらしくて、そっちのイメージが定着しちゃったんだって。

コストカットのためにそういうデザインになったんだけど、片手のイメージが広まり過ぎて、今では本来の動かない招き猫も片手のポーズになっちゃったんだよ。両手の招き猫、あのお店以外で見たことないなあ…。

『ダウナー系お姉さんに毎日カスの嘘を流し込まれる音声』本編より引用

「本来は招き猫のポーズは両手だった」っていう嘘に対して、

  • ソーラー電池で片手が動く奴が100円ショップで販売されていた
  • コストカットのためにそういうデザインだった
  • 流行して片手のイメージが広まり過ぎて両手の招き猫は消滅した

こんなに細かい設定が出てきて……

「ソーラー電池で片手が動く奴が100円ショップで販売されていた」とかは本当に売られているので、なんか油断したら信じちゃいそうで、もはやカスの嘘というよりガチの嘘じゃんってちょっと怖くなったんですけど。

これは順番に連想していって考えましたね。

まずソーラーパネルで動く招き猫を思い浮かべて、両手が動くバージョンを連想して、それに対してなんで両手バージョンがあるの?っていう回答として「両手のやつが本来のルーツだ」って言い切ってしまえば辻褄が合う……みたいな。

カスの嘘がうますぎて、なんとなくついた嘘が民間伝承になっちゃったおばあちゃんとかいるんだろうなって今思いました。

そういえば、「きょうのそらまめちしき」で実は本当でしたっていうカスの嘘がありましたよね?

そうなんですよね~~。

「きょうのそらまめちしき」にはボツになったカスの嘘を利用しているという経緯があって、ファクトチックがちょっといい加減になっちゃって……。

本編で採用されたカスの嘘は「これはちゃんと嘘だよね?」って調べる作業をしていて。

全部1個ずつ、その嘘が本当に嘘かどうかの逆ファクトチェックをわざわざしていたんですか?

本編に採用したカスの嘘に関しては、2日~3日かけて全部確認しました。

カスの嘘、品質管理は全然カスじゃなかった。

ただ、「きょうのそらまめちしき」はちょっとその辺が間に合わないというか、忙しくておざなりになっていました。

本当に悔しい……。

カスの嘘に対するプロ意識、スゴすぎる。

トレンド入りまで果たした「カスの嘘」の反響について

私は長年音声作品をウォッチしてきましたが、販売前にこんなに話題になったASMR作品は今までほとんどなかったと思います。

販売予告の段階で告知ポストが5000リポストを超えていましたが、このときはどんな心境だったのでしょうか?

全く予想外ですよね。信じられなくて、ただただラッキーだったなって感じです。

私も友達とかフォロワーに30本くらい売れたら大成功だって思っていたので……。

実際DLsiteで販売してみたら、月間ランキングで1位を達成し、販売本数は14,000本を超えてますからね。

音声作品はR-18のコンテンツが多いんですけど、今作は全年齢作品だったのでそんなに売れるとは全く思っていなくて……。

それなのに谷幽零君はイラスト・声優さん・ASMRスタジオ・その他機材……と結構な金額をかけていたので、正直「絶対赤字じゃん」って思っていました。

自分も利益は出ないだろうから、「ごめん棘アイロン」と思って作ってましたね。

本編がバズってたくさん売れたのもスゴいですけど、「きょうのそらまめちしき」もバズを連発したり、「カスの嘘」という概念がXでトレンド入りしたりして、複合的な反響を生み出しているのは本当にスゴいなと思いました。

「カスの嘘」がトレンド入りしたときも、浮き足だってチャットでずっと2人でしゃべってましたね。

僕は仕事が手につかなくて……。

仕事中に何回も「反響すげ……」ってスマホ見てたら、一緒にポケットに入ってた家のカギを落としてなくしました。

その晩、反響スゴいねって2人で振り返っているとき、「俺今日ちょっと家帰れないんだけどさ……」って報告されました。

カスの嘘まんが道、オチまで完璧すぎる。

SNSでの出会いが生んだカスの嘘サクセス・ストーリー

最近の争いが繰り返されるSNSには、嫌気がさしている人も多いのではないでしょうか……。

しかし、「カスの嘘」という共通項によって顔も知らなかった2人がXを通じて意気投合し、1年間苦労してコンテンツをつくった結果、Xでバズって多くの人の手に渡る……。

こんなインターネット成功譚に触れると、Xもまだまだ捨てたもんじゃないな……とちょっとだけ思いました。

<お知らせ>

『カスの嘘お姉さんASMR』1万DLを記念して、「ダウナー系お姉さんにボツの嘘を流し込まれるイベント」が2024年3/20(水・祝)、阿佐ヶ谷ロフトAにて開催されます。

今回インタビューをした音声サークル「はるばーど屋」の谷幽零さん・棘アイロンさんのお二人に加えて、ライターのシュゴウもゲストとして呼んでいただくことになりました。(なんで???)

「カス嘘お姉さんASMRができるまで・できてから」「カスの嘘のつくりかた&カスの嘘ワークショップ」など、同人音声に興味のある方や嘘がつきたい方にお送りするコーナーを予定しているそうです!

配信もあるので、興味のある方はぜひご覧ください!!!!

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