機動戦士クロスボーン・ガンダム 第1話の作劇
- silverblue2199
- 7112
- 9
- 0
- 1
次のページからガンダムの戦いである。特徴的なのは、ここでビーム兵器を一切使っていないことだ。槍で突いたり、掴んで振り回したり、である。第3話で「クロスボーン・ガンダムは接近戦に強く調整されている」と出てくるけど、ここでは映像で描いているのだ。 #crossbone
2011-02-12 23:22:07そして、お約束の展開。爆発で吹き飛ばされそうになって、主人公はパイロットがやられたモビルスーツに乗る。女の子には、「みんなのところまで走れ」と言う。(笑) いや、いいんです。こうでなくちゃ。ガンダムですから。「機械工学科の学生」というのも、F91の流れです。 #crossbone
2011-02-12 23:25:11違うのは、主人公が乗るのがガンダムじゃなくて、対決する相手がガンダムだということ。逆転の発想です。だから、主人公が勝てなくてもいい。うーん、見事! そのくせトビアは、ガンダムに直撃を食らわせているんですね。これがニュータイプの証なのでしょうけど。 #crossbone
2011-02-12 23:29:42あっさりとクロスボーン・ガンダムに取り付かれて、口のところからの放熱を見るのですが、読者はこれでクロスボーン・ガンダムがF91の後継機であることを推測します。この描写は、海賊ガンダムの正体にかかわることなので、とっても重要。 #crossbone
2011-02-12 23:35:11ガンダムに勝てるはずもないのですが、なぜか「飛び降りろ!」と言われて、主人公の命は助かります。パイロットの命を奪う気のない海賊……これで海賊側が「正義」である可能性が暗示されます。で、元の船にたどりついてみると、そこで主人公が見た物は……というお約束の展開。 #crossbone
2011-02-12 23:39:11貨物室。読者は「そういえば女の子が何か言ってたな」と思い出します。そこにあったのは、毒ガス。なぜ? と思っていると、そこに襲いかかってくるのが、カラス先生。優しい先生は、悪人でした。ショッキングな展開。地球人皆殺しの計画と、ラスボスの名が繰り返されます。 #crossbone
2011-02-12 23:43:29絶体絶命のピンチ! に救ってくれたのが、クロスボーン・ガンダム。で、前作の主人公と、今回の主人公の出会いで、第1話は終わります。ガンダムの頭部のところに立って、話をする、という構図もいい。宇宙空間でないとちょっと怖いけど、だからこそのインパクトがあります。 #crossbone
2011-02-12 23:53:37ベテランのもとでルーキーの主人公が成長していく、というタイプの物語としても、完成度は高いのではないでしょうか。二人が同じ機体に乗れる、というのがいい。主人公に感情移入して、もっと凄い先輩に憧れる……というのは読んでいて楽しいところがありますね。 #crossbone
2011-02-12 23:57:33というわけで、「機動戦士クロスボーン・ガンダム 第1話」の分析をしてみました。いたらぬところは、お許しください。でも、じっくり読み込んでみると、やっぱり面白いですねえ。ユニコーンの後あたりに、アニメになると嬉しいけどなあ…… #crossbone
2011-02-13 00:01:08