#シリアルキラー華

かんっぜんなパラレル妄想です。
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ナグ——チカ @Qed495Scarlet

彼女はなにも、異常者というわけでは無い。ただ他人が“苦手”な事が“得意”で、何かを愛するために出来うる限りを尽くそうとしているだけだ。 #シリアルキラー華

2016-07-14 16:19:13
ナグ——チカ @Qed495Scarlet

「今日のご飯は〜♪」「むむむ…」「ん…あのーどうなさったんですか?」「へ?いや〜実は特売逃しちゃって夕飯どうしよ、と…」「まあ、それは大変です!私、今から食べに行く所なのですが、2人までのバイキング優待券がありまして…よかったら」「え、いいの!?」「はい♪」 #シリアルキラー華

2016-07-14 17:13:56
ナグ——チカ @Qed495Scarlet

「申し遅れました、私は五十の鈴に華道の華と書いて五十鈴華と言います」 「私は武部沙織、絶賛お相手募集中の乙女だよ!よろしくね、五十鈴さん!」 #シリアルキラー華

2016-07-14 17:22:43
ナグ——チカ @Qed495Scarlet

「……五十鈴さん、すごいね」「(ごくん)何がですか?」「いや、何でもないです…」「…?」「(いくら食べ放題とはいえ、机に満漢全席みたいのが並ぶとは…)」 #シリアルキラー華

2016-07-14 21:24:02
ナグ——チカ @Qed495Scarlet

華さんはどっかからか食べ放題の優待券もらってくることあるけど、たまになので出禁にはならない。いつもはお惣菜まとめ買いしてる(一食分)。 #シリアルキラー華

2016-07-14 21:25:46
ナグ——チカ @Qed495Scarlet

「武部さんは何をやってらっしゃる方なんですか?(髪の毛の状態とてもいいですね)」「ん?普通の事務員だよー。毎日座りっぱなしで大変で…五十鈴さんは?」「私は…まあ、似たようなものです(それにこの綺麗な目…吸い込まれてしまいそう)」「そっかー、お互い大変だね…」 #シリアルキラー華

2016-07-14 21:32:58
ナグ——チカ @Qed495Scarlet

「でさー、その上司がまた酷くって!」「そうなんですか…」武部さん、お話しててもとても楽しい方ですね。いざ“作業”する時の参考に、もう少しこの人のことを知っておいた方がいいかも― 「あ、私ここのマンションなの!」「へ?」 #シリアルキラー華

2016-07-14 22:02:03
ナグ——チカ @Qed495Scarlet

「今日はありがと!おかげで飢え死にしないですんだよ〜」「い、いえ…」「あ、これ私の連絡先!お礼と言っては何だけど…困ったことがあったら呼んでね!それじゃまたね!」「はい~」 ……私としたことが、お話していたら機会を逸してしまいました。 #シリアルキラー華

2016-07-14 22:13:36
ナグ——チカ @Qed495Scarlet

まあ、丁度スランプ気味でしたし、調整期間としましょう。折角ですから、ゆっくりと準備してからにしましょうか…… #シリアルキラー華

2016-07-14 22:15:26
ナグ——チカ @Qed495Scarlet

生活スペースは意地でも清潔に保っているけれど、物置部屋の一角にそろそろ崩れそうな場所が出来始め「業者さんを呼んだ方がいいかしら…」と悩み始めた生活力の偏ったシリアルキラー #シリアルキラー華

2016-07-15 14:15:22
ナグ——チカ @Qed495Scarlet

「…今日は調子が良いですね」 裏路地に佇む独り少女。大和撫子然とした風貌に似あわず、その手にはナイフを組み合わせたような、歪な園芸鋏が妖しく光っている。 #シリアルキラー華

2016-07-18 00:13:48
ナグ——チカ @Qed495Scarlet

少女の名は五十鈴華。彼女はまさにひと仕事終えたところであり、目の前には彼女曰く『出来のいい作品』が滴っている。 #シリアルキラー華

2016-07-18 00:16:46
ナグ——チカ @Qed495Scarlet

「先日まではスランプでしたのに。最後にダメだったのは…そう、バイキングに行く前の…あ!」 そうして記憶をたどる彼女の脳裏に浮かぶのは、明るい髪色の少女の姿。 #シリアルキラー華

2016-07-18 00:22:40
ナグ——チカ @Qed495Scarlet

「ええと、確か…そう、武部さんです!」 それは、彼女が珍しく逃した相手。話し込んで逃がした相手。 「そうと決まれば善は急げ、すぐ連絡してみましょう!幸い番号は頂いてますし……」 彼女は嬉しそうに笑う。初めて、作品とする以外で接したい人間と会えたのだ。 #シリアルキラー華

2016-07-18 00:28:18
ナグ——チカ @Qed495Scarlet

ああ、でもまずは仕上げをしないと、と。狐面を付けた彼女は後片付けに取り掛かる。少し畳めば、後はやってくれるから楽なものだ。 #シリアルキラー華

2016-07-18 00:31:16
ナグ——チカ @Qed495Scarlet

(ああ、武部沙織さん…もしかしたら、貴女となら目指す物が見つかるかもしれません……!) 月光に照らされた少女は、足早にアトリエを去っていく。 あとには、押し付けられた愛に耐えられなかった残骸のみが、残されていった。 #シリアルキラー華

2016-07-18 00:38:11
ナグ——チカ @Qed495Scarlet

これは、最終的にはハッピーエンドにはなれない物語です。 #シリアルキラー華

2016-07-18 00:39:42
ナグ——チカ @Qed495Scarlet

もしこの妄想のアイデア自体を止めたい方がいらっしゃったら、私の代わりに書いてください。とりあえず私は止まります。 #シリアルキラー華

2016-07-18 00:48:51
ナグ——チカ @Qed495Scarlet

私の世界では完全に舞台替えをしておりますので、ご了承ください #シリアルキラー華

2016-07-18 00:55:21
ナグ——チカ @Qed495Scarlet

だいたいいつもうっすらと笑みを浮かべるタイプの美人だけど、バイキングで取ってきたケーキの苺を武部さんに取られた時はフォーク落として泣いた。 #シリアルキラー華

2016-07-18 13:19:45
ナグ——チカ @Qed495Scarlet

沙織「あ、苺もーらい!」 華「――!?」 沙織「最近はこういうとこのも侮れない…ってどうしたの」 華「…グスッ、うぅぅ……」 沙織「(食べ放題ケーキの苺で泣く、だと…!?)」 #シリアルキラー華

2016-07-18 13:30:02
ナグ——チカ @Qed495Scarlet

武部沙織って、なんだか変なところで運がなさそうなので、五十鈴家の掃除で初回以降も死にかけてそう。小指を二回連続で角にぶつけるとか。 #シリアルキラー華

2016-07-24 14:59:47
ナグ——チカ @Qed495Scarlet

「あ、沙織さんそっちは確かレゴブロックが」 「イイッ↑タイ↓アシガァァ!?↑」 #シリアルキラー華

2016-07-24 15:05:57
ナグ——チカ @Qed495Scarlet

「華」「はい」「床に小物を置きっぱなしにしないで」「あ、それなくしてたネジです!」「華」「はい、ごめんなさい」 #武部沙織の受難 #シリアルキラー華

2016-07-24 15:10:37
ナグ——チカ @Qed495Scarlet

片付けられてスッキリした部屋で布団敷いて一緒に寝る時は、武部沙織が何かしゃべり続けるのを五十鈴華がへー…という顔で聴き続ける。そんな感じのお約束がある。 #シリアルキラー華

2016-07-29 00:48:57