[ネタバレ] 映画「ソーシャル・ネットワーク」名刺の演出解釈

@matakimika さんの最初の感想はこちら。 http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20110128#p2
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matakimika @matakimika

で、ユリイカの「第 n 次カリフォルニア南北戦争」がおもしろかった。なるほどー、海岸の東西だけでなく、西の南北というアングルが読み取れるのか。

2011-02-11 00:33:16
matakimika @matakimika

そういやソシャルで、ザッカーバーグがパーカーのアドバイスをマジに実践した名刺を刷るところ、ちょっと気になったんだよなー。なんかこーもっと込み入った腹の探りあいの香りがしたので。

2011-02-11 01:18:44
matakimika @matakimika

はっきりそう描かれるわけではないので前提から仮定だが、「パーカーのドラッグ使用を密告したのがザッカーバーグだった場合」だ。つまり、サベリンを画策によって排除したパーカーを、画策によってザッカーバーグは排除しようと考えたとして。

2011-02-11 01:29:10
matakimika @matakimika

はっきりそう描かれるわけではないので前提から仮定だが、「パーカーのドラッグ使用を密告したのがザッカーバーグだった場合」だ。つまり、サベリンを画策によって排除したパーカーを、画策によってザッカーバーグは排除しようと考えたとして。

2011-02-11 01:29:10
matakimika @matakimika

酸いも甘いも知り尽くしたパーカーは、サベリンのような甘ちゃんではないし、そもそも組織からサベリンを排除しようと画策したような人間が、次に自分が排除される可能性を警戒しないわけがないので、パーカーを陥れるためには、彼に油断してもらう必要があった。

2011-02-11 01:32:29
matakimika @matakimika

というわけで、ザッカーバーグはパーカーの現彼女であるインターンに、名刺の作成を指示する。パーカーのアドバイスに従った書式で。当然それは、彼女の口からパーカーに漏れることを計算してのものだ。パーカーはその話を聞いて、ザックがまだ自分に心酔しているのだと油断する。

2011-02-11 01:34:26
matakimika @matakimika

その安心感と、サービス拡大のマイルストーンを超えたお祭り感から隙だらけになったところを一気に突いて、ザッカーバーグは(パーカーのほうが上手であろう契約や人事など組織内の力ではなく)予想外の密告という手段で、パーカー排除に成功する。

2011-02-11 01:37:18
matakimika @matakimika

完全なアクシデント感、未成年のドラッグ使用という言い逃れしようのない状況、パーカーの失脚は自業自得として決着する。そこで思い起こされるのは、サベリンを排除した直後のパーカーに掛けたザッカーバーグの言葉「あそこまでやることはない」(←うろおぼえ)だ。

2011-02-11 01:41:30
matakimika @matakimika

見世物のように陥れることなどせずとも、もっとクールでスマートな排除方法があったはずだ、というニュアンスに取れる。実際にザッカーバーグは、パーカーに対してスマートな方法を示し、それをもって「酸いも甘いも知り尽くした実業家」として、パーカー越えを果たしたことを示す。

2011-02-11 01:42:55
matakimika @matakimika

インターンが名刺を置いて去るシーンでのパーカーとザッカーバーグの会話「(それ)なんだ?」「なんでもないさ」の互いにニヤケたかんじ、勘ぐりが正しいなら、パーカーは聞かずともその中身を知っていたはずで、それを「照れているような演技で」ザッカーバーグは華麗に捌き、パーカーを出し抜いた。

2011-02-11 01:45:25
matakimika @matakimika

…もちろん、そのとおりだとすれば、ザッカーバーグの密告は(サベリンの退場を見たあとで計画したような)発作的感情的なものではなく、それより(サベリンが実際に陥れられるよりも)以前から計画されていたことになる。名刺の発注、たしかにいまどきなら速いけど、さすがに即日できたりはせんよね。

2011-02-11 01:48:03
matakimika @matakimika

あの日ザッカーバーグは、朝メシ食いながら「今日は二人が片付く日だな」とか考えていたはずという、ずいぶんクールな起業家像に。

2011-02-11 01:51:05
matakimika @matakimika

…というわけで、その仮定で解釈した場合、れいの名刺を眺めるシーンのニュアンスはガラリと変わってしまう(あの名刺の小芝居こそが、ザッカーバーグがただの野心あふれる若者でなくなったことを示すからだ)…んだが、それでも、そこで彼が抱く感傷の質には、あまり違いはないはずと思う。

2011-02-11 01:56:46
matakimika @matakimika

ああいや、感傷の質の違いはあるよ。そういう権謀術数がなかった場合には「サベリンはついてこれなかった、パーカーには一時惹かれたけど合わなかった」みたいなかんじでいいが、あった場合には「サベリンの存在はむしろリスクになっていたので排除、そしてパーカーから学ぶことはもうない」になる。

2011-02-11 02:03:48
matakimika @matakimika

でも、それが悲しい、という感情は、もちろん想定できる。というかしたい。ザッカーバーグもえもえやもん。

2011-02-11 02:05:02
matakimika @matakimika

…というような妄想系(アニメ感想系の)ソシャル映画感想をインターネットで探してんのに、ぜんぜんみつからねえええーーんだよおおお。アホか。現実の Facebook との対照とかどうでもええねん。ギーク萌え界隈はどこですか。mixi に行けばありますか。ぱどタウンに行けばありますか。

2011-02-11 02:10:32