【都構想カレー】政治を「食い物」にする人たち

大阪の新名物？

2016年7月11日、下記の様なニュースが配信されました。

以下、ニュース記事より一部引用

＞「都構想カレー」が7月11日にインターネット通販で販売開始されました。商品は賛成派向け「大阪都構想 絶対実現してやカレー」と反対派向け「大阪都構想 二度と進めんといてカレー」の2種類（パッケージは異なるが中身は同じ）。内容は1キロ（5人前）で価格は各2,484円。販売業者は都構想カレー本舗（大阪市浪速区）。今後、大阪市内の土産物店にも卸していく予定です。

なんと、「都構想カレー」なる商品が販売されるようです。
いったいどのような代物なのか非常に気になったので、少し調べてみました！

（ちなみにTwitterのアカウントも存在するようです↓↓↓）

どんな商品？

「都構想カレー」はインターネット通信販売ということで、ちゃんとホームページが存在するようです↓↓↓

画像のように、トップページ中段には、「反対」「賛成」それぞれ「商品詳細」を確認できますが、どちらも同じ内容のようです。
（余談ですが、「ページ内容」は同じでもリンク先のアドレスは異なっています。何かこだわりがあるのでしょうか…
反対⇒http://tokousoucurry.shop-pro.jp/?pid=102789822
賛成⇒http://tokousoucurry.shop-pro.jp/?pid=102789780）

さて、上記の商品詳細ページですが、いろいろと突っ込みどころ満載です。
ぜひご自身でご確認いただきたいと思いますが、少し羅列しても

・橋下徹にカレーをぶっかけたい老夫婦
・ヨガフレイム谷口（42）
・製造元が横浜

と、「単なるネタ商品ではない」とはまったく思えない有様です。

まあ、味が悪くなければ食品としては問題ないでしょうが、この商品の最大顧客であるはずの大阪の方々がこの商品を購入するには、5食1セットで2,484円+送料972円で3,456円、1食あたりおよそ690円かかります。
この値段が高いかどうかは、下記のぐるなび食市場のページを参考に考えてみるとよいかと思います。

製造＆販売業者は？

先ほど羅列したなかにあるように、「都構想カレー」はなぜか横浜で製造されており、製造業者はテクノシステムという会社のようです。

・海水淡水化事業(環境事業)
・フードシステム事業
・太陽光発電事業
の3点を主に扱う会社のようで、フードシステム事業に「都構想カレー」は該当するのでしょうか…？

また、販売業者は都構想カレー本舗の天野 翔さんだそうです。
どんな人物かは存じ上げませんが、この天野さんを「可愛い後輩」と応援されている人物が見つかりました。

水谷翔太さんといえば、橋下元大阪市長肝入りの公募区長制度で天王寺区長に就任された方ですよね！

水谷氏と天野氏の繋がりは？

さらに…

なんと、水谷さんの事務所の住所と、都構想カレー本舗の住所が完全に一致するそうです！！！
現在は水谷さんの事務所の住所は「玉造エリア」とだけ書いてあるそうで、もしかしたら事務所を移転して、「可愛い後輩」である天野さんがそのまま引き継いだ可能性もありますが、そうだとすると水谷さんの新しい事務所の住所を記載しない理由が不明ですよね！

「都構想カレー」…非常に胡散臭いような気がしてきました…
もちろん、購入の意思を示す方もいらっしゃるようで…

…結局はただのカレーですから、賛成カレーだろうと反対カレーだろうと購入することを批判するつもりはまったくありません。
しかし、文字通り政治を「食い物」にした商法に踊らされているのではないかと考える必要はあると思います。
あくまで私見ですが、政策の名前を冠した食品を売ろうと思いつくことが、商売魂なんて言葉では片づけられない一種のおぞましさを感じますね。

続報を待ちます！