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Kosumosu_Shota
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@Kosumosu_Shota
赤と黒と白と 26 【なんか音楽がすごい好きで暇やったら歌ってるかハーモニカ吹いてるかのどっちか笑】 なんかすばるみたいだな笑 どうして裕くんの過去を聞こうと思ったか それはもし結婚するかもしれない人の人となりを知りたかったから 「その人に会いたいとは思わないの？」
2015-09-22 20:38:00
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@Kosumosu_Shota
赤と黒と白と 27 【めっちゃ思う！ できるならちゃんとお礼言いたい】 「見つかると思うよ」 【でもできへん。 俺にそんな資格がないから】 その意味はあの時はわからなかった 点と点が線で繋がる日がくるなんて…
2015-09-22 20:38:45
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赤と黒と白と 28 横山side 子どもの頃はほんまに自分の家が嫌やった 将来つく仕事も結婚相手も何もかも決まってるこんな人生 それが嫌やったから家をよく抜け出した いつも決まって高台の空き地に言ってた そこは眺めも綺麗でなんかあったらいつもここにきた
2015-09-23 20:38:18
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赤と黒と白と 29 横山side 今日はいつもはないハーモニカの音がする 演奏が上手いとか下手とかそんなん関係なしに俺はその音に引き込まれた 『うるさかったな ごめんな』 【めっちゃ上手いな】 それからまたハーモニカを吹き出した
2015-09-23 20:39:18
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赤と黒と白と 30横山 なんの曲かはわからんかったけど聞いたことあるようなどこか懐かしい音 『なんか嫌な事でもあったんか？』 【えっ？】 『見てたらわかるわ笑 そんな不機嫌そうな顔してたら笑』 【自分は生まれた時から人生決まってる？】 『なんやねん笑 自分名前は？』
2015-09-23 20:41:38
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赤と黒と白と 31 横山side 【裕や 自分は？】 『俺はすばる』 なんでかわからんけどすばるは俺の気持ちわかってくれるような気がしたし仲良くできた 【で、俺の質問答えてや】 『俺は決まってるんちゃうかな？』 【どー決まってんねん？】
2015-09-23 20:42:06
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赤と黒と白と 32 横山side こんな事聞いたのは俺より不幸な奴はおらんと思ってたから 『俺は大きなったら忍者になんねんて笑』 【なんやねん笑 忍者って笑】 この時は忍者の意味がわからんかったけど多分表に絶対出ないって意味やと思う 『お前も決まってんのんか？』
2015-09-23 20:42:33
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赤と黒と白と 33 横山side 【なんか親の仕事継がなあかんねんて】 これが俺とすばるの出会い 必然のようで偶然で 偶然のようで必然
2015-09-23 20:42:57
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赤と黒と白と 34 すばるside オカンと2人で暮らしてた たまに来るオッさんが俺の親父って知ったのは小6の時 その時に俺の人生が変わった 俺は横山銀行を支える人にならないとあかんらしい しかも俺は影で 俺の頭では理解できひんかった そんな時に出会ったのが裕
2015-09-24 21:02:15
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赤と黒と白と 35 すばるside 名字も聞いてなかったけどオカンに裕の事話したらそれから俺は大阪を離れることになった その時になんとなくわかってん あいつが横山銀行の後継で俺とあいつは出会ったらあかん存在 やからオカンと約束して高校までは好きにさせてもらうことにした
2015-09-24 21:03:13
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赤と黒と白と 36 すばるside その時に出会ったのが百合花 なんか百合花はほっとかれへんかった 抱えてるもんが俺とおんなじような気がしたから… その答えはすぐ見つかった オッさんの付き添いで連れて来られたホテル
2015-09-24 21:03:41
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赤と黒と白と 37 すばるside そこには百合花にそっくりなやつがおった 『なぁ、あの女人って？』 ［あぁ、あれは白川グループのお嬢様で百合花さんだよ］ その時に分かった あいつが背負った荷物 それは白川という名前 佐藤じゃなかったんや…
2015-09-24 21:04:06
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赤と黒と白と 38 すばるside 色眼鏡でみられたくなかったのは俺と同じか… やから俺は最後の最後まで佐藤百合花として付き合って行こうと思ってん ［百合花さんは裕と婚約させるつもりなんだけどな笑］
2015-09-24 21:04:43
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赤と黒と白と 40 あれからすばるには裕君のことを言えないまま数週間が過ぎた 『百合花？』 「何？」 『百合花に言わないとあかん事があるねん』 『俺、そろそろ忍者にならないとあかんくなったわ笑』 どんな時も私を笑顔にさしてくれるすばる
2015-09-24 21:06:21
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赤と黒と白と 41 「どうゆうこと？」 『まぁ、そのうちわかるから笑 百合花が分かった時に全部話すわ笑 やからもう俺のことは忘れて自分がやるべきことをしぃや？ 百合花お嬢様』 すばるの言ってる事がわからなかった
2015-09-24 21:06:43
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赤と黒と白と 42 なぜ私がそのうち忍者の意味がわかるのか なぜすばるが私のことをお嬢様と呼んだのか すばるには私の事は全て分かっているのか？ でもすばると私はもう一度必ず会える そんな事は思っていてももうすぐ白川グループと横山グループの合同パーティが行われる
2015-09-24 21:07:06
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赤と黒と白と 43 そのことで頭がいっぱいだった私にはすばるの事を考える余裕がなかったんだ すばるも重たい荷物を背負ってたんだね… 私がわかるのはもう少しさきだった。
2015-09-24 21:08:30
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赤と黒と白と 44 あれからも定期的に裕くんのお家とパーティを開いてる 私の仕事は笑顔で頷くだけ えっ？ すばる？ 「裕くん あの人って渋谷すばるだよね？」 【まぁ、そうやけど今は渋谷じゃなくて横山やで】
2015-09-26 22:01:56
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赤と黒と白と 45 「どうゆうこと？」 【もともと俺とすばるは兄弟やったらしい 異母兄弟ってやつ？ 親父の後を継ぐのは表向きには俺やけど2人でやってくらしいで 俺も詳しいことは知らんけど】 「じゃあすばるの役目って？」
2015-09-26 22:03:03
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赤と黒と白と 46 【表ではできひんことを裏でやってもらう すばると話する？】 驚きのあまり何も言えない 『なんやねん？』 「裕くんから全部きいたよ すばるのこと」 『あっそ まだ俺に聞きたいことある？』 「私のことはいつから知ってたの？」
2015-09-26 22:03:24
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赤と黒と白と 47 『３年ぐらい前のパーティ おれもそれぐらいからこっちを手伝うようになったから』 「じゃあなんで黙ってたの？」 『色眼鏡で見られたくなかってんやろ？ それは俺も同んなじや』 【で2人はまだ別れてないんやろ？】 『「えっ？」』
2015-09-26 22:03:47
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赤と黒と白と 48 【俺と結婚してもすばると結婚してもお互いの会社としては利益は変わらんわけ やったら好きなもん同士で結婚したらいいやろ？】 「でも…裕くんのお父さんは…」
2015-09-26 22:04:45
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赤と黒と白と 49 【それは大丈夫や 俺が話つけたから すばる… あの時のカリは返したからな】 『ありがとうな… じゃ、百合花、結婚しよか？』 「うん！！」
2015-09-26 22:05:13
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赤と黒と白と 50 横山side すばると百合花さんの事を知ったのは最近… 俺も百合花さんの事は好きやったけど 百合花さんはずっと俺ではなくすばるの事を追いかけてくる すばるの事がよっぽど好きなんやろうな…
2015-09-26 22:06:01