教員採用試験・小論文の練習の仕方

毎年,この時期に学生からどのように練習すればいいですか,と聞かれるので,まとめておきました。
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走井洋一 @hashirii

【小論文1】この時期に毎年学生から相談されること。 「教採の小論文は1つのテーマを何度も書けばいいのですか?それとも数多く書けばいいのですか?」 これについて少し考えてみたいと思います。

2015-04-23 08:31:21
走井洋一 @hashirii

【小論文2】1つのテーマを何度も書くというのは,それを彫琢して完璧なものへ仕上げていくということであろうと思います。しかし,その場合のみなさんの動きを思い浮かべてみてください。 書く→添削してもらう→修正する→添削してもらう‥‥‥

2015-04-23 08:31:32
走井洋一 @hashirii

【小論文3】ここで気づきませんか?修正する作業が添削をしてもらった直後に行われて,そこでは添削者の指摘に従って修正することが行われているにすぎない=自分の力で導くというよりも,添削者の力で書いていることに。

2015-04-23 08:31:44
走井洋一 @hashirii

【小論文4】重要なのは,自分の力で書けるようになることのはずです。だとすれば,1つのテーマを繰り返して書くというのはそれほど効果的な学習方法はいえません。むしろ自分で書く力が身についていないのに,身についたと錯覚することも生じるかもしれません。

2015-04-23 08:31:53
走井洋一 @hashirii

【小論文5】自分で書く力をつけるためには,やはり多く課題に取り組むことが必要だと思います。例えば,10個のテーマを毎日1つずつ取り組めば,10日間かかります。11日目からは再度そのテーマに取り組む‥‥‥というやり方をお勧めします。

2015-04-23 08:32:01
走井洋一 @hashirii

【小論文6】このやり方でも確かに繰り返しているのですが,別の課題に取り組み,日数をあけて取り組むので,添削者の力が一部入ってくるでしょうが,自分の力が大きく問われることになります。

2015-04-23 08:32:15
走井洋一 @hashirii

【小論文7】これを3回繰り返すと,1ヶ月が経過します。次の1ヶ月はまた別の10個の課題に取り組む‥‥‥これを繰り返すことのほうが1つのものに取り組むよりも効果的な学習だろうと思います。

2015-04-23 08:32:26
走井洋一 @hashirii

【小論文8】あと忘れてならないのは,時間を区切って練習すること。本番の9割程度の時間で書く練習をしておかないと当日時間がなくなって最後までかけないという事態に陥ります。やはり何事にも練習が必要だということだと思います。

2015-04-23 08:32:36