編集部イチオシ

誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくい東宝怪獣映画の対怪獣作戦&機材について振り返りましょう

東宝怪獣映画というと、人類の超兵器が怪獣相手に奮闘して…というイメージがある。がしかし、実は昭和期の作品群に限ればそのイメージは虚構でしかない。 ちなみにまとめタイトルはウッディ・アレンのパロディ(だからどうした?)。
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脳が壊れた ねこかん @Nekokann

@F4EJ2Phantom 昭和中盤まで自衛隊は勇気と創意工夫で頑張ってましたよね

2016-08-05 09:52:15
囚人番号6 @F4EJ2Phantom

@Nekokann そうなんですよ。自衛隊がスーパー化するのは『怪獣大戦争』からなんです。

2016-08-05 09:58:28
脳が壊れた ねこかん @Nekokann

@F4EJ2Phantom メーサー車は・・・スーパー兵器といえるんですかね? 相手がゴジラとかだと感覚が麻痺してメーサーや冷凍光線位だとそんなスーパーに感じないですね・・・

2016-08-05 10:52:23
囚人番号6 @F4EJ2Phantom

@Nekokann それは確かに感覚が麻痺してます(^_^;)

2016-08-05 11:08:13
脳が壊れた ねこかん @Nekokann

@F4EJ2Phantom 冷静に考えたら超科学なんですけど、ゴジラの前では64戦車もメーサー車も大して変わりませんからね・・・

2016-08-05 11:17:56
囚人番号6 @F4EJ2Phantom

@Nekokann ちなみに平成VSシリーズまで、ゴジラとメーサー車って戦ったことないんですよw

2016-08-05 11:23:58
脳が壊れた ねこかん @Nekokann

@F4EJ2Phantom そういえば、メーサーが自衛隊に普及する頃にはゴジラは完全にヒーローでしたね・・・w デスゴジのラストの辺のイメージが強いんだと思います

2016-08-05 11:25:16
囚人番号6 @F4EJ2Phantom

@Nekokann メーサー改がイジメたのもゴジラではなく手先のアンギラスでしたw イメージってのはおそろしいもので、この話題の発端であるRTの様に記憶の捏造を引き起こしてしまいます。つるかめつるかめ。

2016-08-05 11:31:51
擲弾兵@4回目接種済 @tekidanhei

@F4EJ2Phantom だいたいスーパーXのせい。 本来はスポット作品的な扱いなんだけど、VSビオランテで8年越しの続編が作られたおかけで平成ゴジラはこの方向で引っ張ることになった。 84は平成ゴジラの第一話という扱いなんだけど昭和に作られたのでそこが混同されやすい原因か?

2016-08-05 12:58:15
囚人番号6 @F4EJ2Phantom

@tekidanhei 新ゴジ以降は作品の傾向など関係無しに、かつての東宝特撮ファンが抱いた<怪獣と戦う超兵器>というシチュエーションの導入に夢中になってしまった感が強いですね。あ、些末なことですが、VSビオランテは新ゴジの5年後です(^_^;)

2016-08-05 20:20:56
須藤ミツアキ@新作準備中 @tokiwayu1991

@F4EJ2Phantom  この流れなら「妖星ゴラス」の国連VTOL機も入れてあげてもよかったんじゃないですかね?。

2016-08-05 19:02:45
囚人番号6 @F4EJ2Phantom

@tokiwayu1991 『ゴラス』はマグマが登場するものの、あくまで未来スペクタクルですから。ちなみにあの世界の技術力はおそらく東宝映画史上、最も未来的な高さである可能性が高いです。なにせ宇宙ステーションが自力で大気圏に突入し着床するンだもん。

2016-08-05 20:23:09

ここらからは、見出しをつけるなら「メーサー殺獣光線車の魅力の源泉とは?」だろうか。

囚人番号6 @F4EJ2Phantom

東宝自衛隊屈指の人気超兵器といえば、『サンダ対ガイラ』に登場したメーサー殺獣光線車だろう。ただ忘れてはならない――というより、大きく誤解あるいは忘れられているのは、サンダ(実際にはガイラ)撃滅を目的としたL作戦における最終段階を担っていたのは、実は本機材ではないという事実である。

2016-08-10 17:31:44
囚人番号6 @F4EJ2Phantom

以下に本編で描かれたL作戦の流れを記す。 1:ヘリで挑発して固定式レーザー砲台陣地にガイラを誘い込む。 2:俊敏なガイラの機動力を削ぐためだろう、レーザー砲台はその狙いを脚部に集中。 3:レーザー砲台は出力こそメーサーに劣るが、脚部にダメージを与えるには十分な威力を発揮した。 →

2016-08-10 17:46:21
囚人番号6 @F4EJ2Phantom

4:ガイラの動きが止まったタイミングを狙い澄ましたかのように、メーサー車による攻撃が開始される。現代のようなレーダーと連動した、極めて信頼性と精度が高い目標追尾技術がまだ開発されていなかった時代のためなのだろう、メーサーを命中させるにはガイラの動きを封じることは不可欠だった。

2016-08-10 17:52:41
囚人番号6 @F4EJ2Phantom

目標追尾に関しては推論なのだが、事実、メーサーの攻撃から逃れようとガイラが這い出すと、途端に命中率が下がり周辺の樹木を巻き添えにし始めたことから、正解に近いのではないかと思う(映像演出からの必要性云々は無視)。 5:細胞分裂の速度が異常に高く、わずかな肉の欠片からさえあれば

2016-08-10 18:00:39
囚人番号6 @F4EJ2Phantom

再生可能なフランケンシュタインの怪物を倒すためには、細胞を徹底的に破壊し焼き尽くすメーサー砲が最適と判断されたのだろうが抹殺に至らなかった。もっとも、初めからそれは期待されてはおらず、ゆえに前もって木曽川に高圧端子を投入しておいたのだろう。だが(少なくとも現場指揮官の心情としては

2016-08-10 18:05:39
囚人番号6 @F4EJ2Phantom

)この時点で殺せればそれに越したことはなかったのだろう。それは本編の芝居から読み取れるし、高圧電流にも決して安くない経費が必要だろうから、決して穿ち過ぎなわけではないと思う。 6:結果、作戦原案通りにメーサー車は追撃を続け、ガイラを木曽川方面に追い込んでいく。この木曽川こそ

2016-08-10 18:11:52
囚人番号6 @F4EJ2Phantom

L作戦のクライマックス――ガイラ抹殺のために設定したキルゾーンだった。木曽川に流れる高圧電流はガイラの動きを完全に封じ込めた。そこにメーサーがさらに叩き込まれガイラは弱体化、気絶しかけたのか、膝を屈した後に木曽川に手をついて倒れ込む…のだが、次の瞬間、脚だけはなく

2016-08-10 18:17:05
囚人番号6 @F4EJ2Phantom

上半身にも電撃が周り悲鳴をあげる。さらに続くメーサーの打撃。ついに力尽きて川にどぉっとたれ込むが、その結果さらなる電撃による苦痛に襲われてもがき苦しむのだった…。 L作戦は実質成功したといえるだろう。計算外だったのは標的である「フランケンシュタインの怪物」が研究所を逃げ出した

2016-08-10 18:20:38
囚人番号6 @F4EJ2Phantom

サンダではなく、彼から枝分かれしたガイラだったことにある。弟の惨状を見ていられなくなったのだろう、山に隠れていたサンダが姿を現せ絶命寸前のガイラを助けてしまったのだ。これは予測することが不可能なイレギュラーであり、L作戦の指揮官および作戦を立案した幕僚には、何ら責任はないと思う。

2016-08-10 18:24:16
囚人番号6 @F4EJ2Phantom

以上のようにL作戦とは軍事作戦らしく、システムとして策定されていた。メーサー車はその怪獣撃滅作戦システムの一端を担うハードに過ぎないのだ。実はここが後年スクリーンに登場した超兵器群との大きな違いと言えるだろう。スーパーXシリーズにしろメカゴジラにしろ機龍にしろ、

2016-08-10 18:28:35
囚人番号6 @F4EJ2Phantom

彼らの活躍は単体のハードとしてだけで、そこにはソフト――“作戦”がないのだ。あっても戦術でしかない。兵器を活かすも殺すも作戦次第なのであり、それを正しくシステマティックに描いたからこそ、L作戦やその前段ともいえる『モスラ対ゴジラ』のA作戦B作戦は、傑出したリアリティを

2016-08-10 18:32:52