劇場版におけるシャーディとプラナたちの考察

ねぎま @negichicken_2

@negichicken_2 王の記憶を辿りしものを導き王を冥界へ帰還させるための墓守には、死者の書に記された儀式を遂行するために、転生と復活に必要な人の罪の重さを量る千年秤と、プラナのような汚れなき者の心を見定める千年錠を持たせた。そして墓守の記憶と転生、分裂のためにキューブも

ねぎま @negichicken_2

@negichicken_2 と考えると、パズルに宿りし王の器より先にリングの中のゾークの残留思念の依代が誕生しちゃったら、そりゃあ手段選んでらんないから色々引っ掻き回す必要が出てくるよね。シャーディー様だってやりたくてやってたわけではないんだ。

ねぎま @negichicken_2

@negichicken_2 王が自分の肉体と記憶を引き換えにゾークを冥界の石盤に封印したとすると、王は器が現れるまでは冥界と現世の狭間でゾークと共にあるワケだ。で、器を手に入れたら王様は現世に復活するから、冥界の石盤にはゾークの魂だけになるんだね。

ねぎま @negichicken_2

@negichicken_2 だからアイテムが揃って扉が開くとゾーク蘇っちゃうと。だから死者の書にのっとった復活の儀式の完遂というのは大前提で、王の魂をパズルに残しておくもう1つの目的が、ゾークを消滅させることだったんだな。

ねぎま @negichicken_2

@negichicken_2 王に現世での業を自らの力でとり払ってもらわないと、復活の儀式にもっていけなかったんだな。じゃなきゃ、ゾークが復活してしまう可能性がある千年アイテムを残しておく意味がないし。冥界の石盤の文字を掘ったのはたぶん墓守の一族だな。

ねぎま @negichicken_2

つまり墓守の一族は、シャダの血統(ハサンを宿して半永久的に転生と分裂を繰り返す)とセトの血統(王の記憶を俗世に触れさせて悪用されぬために近親婚で代々目的を受け継いでいく)の２つだった可能性が高いな。

ねぎま @negichicken_2

みんな言ってることだとは思うけど、じゃあ劇場版でアテムが戻ってこれたのは遊戯やプラナといった(言い方悪いけど)副葬品とのリンクを伝って、いく通りの次元を飛ばして現世にあるパズルに魂を定着できたからなんだな。

ねぎま @negichicken_2

@negichicken_2 自分が復活したらそのリンクは切れるから、もう二度と同じ手は使えない。アテムは遊戯や城之内を助けるという目的もあったけど、それ以上に王として現世に残したカルマを処置する必要があったんだろうな。あの方法はアテムにしてもイチかバチかの賭けだったんだな。

ねぎま @negichicken_2

@negichicken_2 自分が現世に戻ることでプラナは転生できなくなるし、自分のために身を賭したシャーディーの意思を裏切ることにもなってしまうからね。でもそれ以上に千年リングを回収しておかなければ世界が再び闇に食われるかもしれないし、

ねぎま @negichicken_2

@negichicken_2 千年パズルを回収しておかないと、闘いの儀で武藤遊戯個人になったはずの遊戯がいつまでも自分の器という扱いをされてしまうし、海馬くんの動きが元でまた争いの火種が生まれてしまうからね。アテム、本当に自分が現世でやり残したこと全部回収してったな。

ねぎま @negichicken_2

シャーディの目が青いことを邪推すると、セト王政のシャダを継ぐ神官はセトの血統で、イシュタール家はアイシスの血統ということ？

ねぎま @negichicken_2

@negichicken_2 や、でもセトってそもそもアテムの次のファラオだから、世継ぎの父親であるわけだし、正室の他に側室も持ったよね。セト王政のシャダを継ぐ神官(ここではシャーディーとする)の親で、尚且つアイシスと結婚してイシュタールの血筋を受け継いでいくことも可能だよ。

ねぎま @negichicken_2

@negichicken_2 博物館でシャーディーがミイラを見て涙を流したのは、あのミイラファラオのものってだけでアテムとは言及されていないから、セトのミイラだったんじゃないか。それで3千年ぶりに父親と再会して涙を流したと。駄目かな？

ねぎま @negichicken_2

@negichicken_2 墓守の一族って歴史の闇に葬り去られちゃってたからさ、アクナディンとセトみたいに互いを親子って名乗れなかったんじゃないかな。だから感極まったのかも。

ねぎま @negichicken_2

墓守の一族はセトと側室(1人はアイシス)との間に生まれた子供の血統が2つに別れて個々に栄えていった一族という説、結構信憑性高い気がします。

ねぎま @negichicken_2

古代エジプトでは死後の世界(死後の世界＝冥界＝輪廻転生の輪の中＝魂が転生するまでの安息の地＝永遠の楽園アアル)があると信じられていたので、そこまでの道のりに待つ困難を乗り越えるための術が書かれた「死者の書」というものがあった。そして葬儀の際にはそれが共に埋葬されていた。

ねぎま @negichicken_2

@negichicken_2 死者の書と現在保存されているミイラに他の内臓がなく心臓のみ残されていることから、人は死ぬとまず善の心を示す心臓がアヌビス(重さを調べる係りの人)の手によって秤にかけられ、真実の羽と心臓がつり合えばオシリス神が統治するアアル(冥界)に行けたとされてた。

ねぎま @negichicken_2

@negichicken_2 逆に真実の羽より心臓が重ければアメミットという化け物に食われて輪廻から外れ永遠に転生できない。

ねぎま @negichicken_2

@negichicken_2 その中で王は唯一転生ではなく「復活」することができた。復活って別に生まれ変わるってことじゃなくて、死してピラミッドに埋葬されることで空に昇り太陽神ラーの統治する場所で永遠の命を授けられ神になるって意味。

ねぎま @negichicken_2

@negichicken_2 太陽神の国に行ってから生きているものと同じように行動するのにはミイラを作り、ミイラの開口の儀式を行って遺体に再び生命を吹き込む必要があった。だから神たるファラオは埋葬されるときに従者の手でミイラとなっていた。

ねぎま @negichicken_2

@negichicken_2 で、開口の儀をやらないと遺体をピラミッドに埋葬できないと。その役割を担っていたのが神官。更に神官には埋葬した遺体に永続的に供物を供え続ける必要があり代々子供にその役目を受け継がせていた。ミイラに宿る生命力(カー)飢餓に脅かされるリスクがあったから。

ねぎま @negichicken_2

@negichicken_2 シャーディーが担っていた墓守としての使命は、死者の書にのっとった方法でファラオを「復活」させること(冥界に送り天で神となってもらう)だったんだと思う。ただアテムは冥界の石盤へのゾーク封印の際に身体・記憶を犠牲にしているからミイラを作れなかったんだよな

ねぎま @negichicken_2

@negichicken_2 ミイラという器を持たないアテムの魂はゾークの魂と共に冥界と現世の狭間の次元にいて輪廻の輪から外れており、そのままの状態では死者の書に記された「復活」ができない。また、たとえ輪廻の輪に戻れたとしてもゾークと融合しかけていたから冥界にはいけない。

ねぎま @negichicken_2

@negichicken_2 だから記憶を取り戻して復活したゾークを消滅させる必要があった。これが千年アイテムが現世に残された理由。シャーディーはアイテムを集めて王の記憶が戻ってからゾークを復活させる手はずでいたんだけど、ゾークの方が王より先に依代を手に入れちゃったんだよな。

ねぎま @negichicken_2

@negichicken_2 結果としてゾークは何らかの方法で復活させないといけないけど、それには壊されたパズルを組み立てる王の器が必要だったから、何世代もかけて地道にやっていくしかなかった。例えば「王家の谷の隠し神殿に宝がある」的な千年アイテムの噂を世界中に広めるとかね。