- s_and_a_room
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1 俺の初めての話? 聞きたいか、そんなん? …ま、ええか。 中学生んとき。 年上の、イトコのねーちゃん。 もうハタチこえとったんかな、確か。 盆にばーちゃんちに集まって、大人は宴会で、子供らは別の部屋でゲームとかやっとって。 ねーちゃんは大人に交じって酒飲んでた。
2015-12-16 03:22:582 イトコ言うても、俺からしたらずっと大人のねーちゃんで。 可愛い子ども扱いされるんが、嬉しいようでむず痒い、そんな感じ。 あっちは俺ら年下のイトコのことなん、男とか思ってないんやろな。 いつの間にか、俺らの中に入ってゲームしとる。
2015-12-16 03:23:173 長い髪を雑に結んで、タンクトップにショートパンツ。 一応ブラはしてるみたいやけど、広い襟ぐりからは谷間がはっきり見える。 そんなん、穴があったら入ってみたい盛りの男やもん。 悶々として集中なんてでけへん。 他のやつらもチラチラ見とる。 あ、また俺の負け。
2015-12-16 03:23:294 そんなんしながら、夜が更ける。 今日は親も皆泊まるって。 せやから、時間も関係なく宴は続いて。 いつの間にか、皆で雑魚寝で同じ部屋で寝てた。 喉が渇いて、目を覚ます。 暗い部屋。 畳の上、少し体が痛い。 周囲から聞こえる寝息。 隣には、ねーちゃんがいた。
2015-12-16 03:23:455 誰がかけてくれたのか、タオルケットだけを羽織ってこっち向いて寝とる。 寝顔は、よく見たら少し幼い。 窓から入る月明かり。 横向いて強調された胸の谷間が、ぼんやり光っとる気がする。 柔らかそうで、触りたくて、そっと手を伸ばした。 『…ん』
2015-12-16 03:23:576 少し開いた口から声が漏れて、咄嗟に後ろを向く。 心臓がバクバクしてうるさい。 誰か起きんやろか。 衣擦れの音がして、こっそり様子を伺うと、ねーちゃんは後ろ向いとった。 静かに呼吸する背中。 タオルケットがお腹の上だけにかかってて、お尻から生足が丸出し。
2015-12-16 03:24:337 ごそごそ近づいて、ちょんって、自分の足をねーちゃんのにくっつけてみた。 寝返りして、たまたまぶつかっただけ。 そんな風に言い訳しながら。 動かないねーちゃん。 そっと、太腿の裏に手を這わしてみる。 柔らかくて、ちょっと湿ってて、吸い付いてくる肌。
2015-12-16 03:24:538 頭にカッと血が上って、もう片方の手でお尻も触ってもーた。 布越しにでもわかる感触。 揉んで、撫でて、割れ目に手を這わす。 直接触りたい。 あかんかな? 起きへんかな? 俺のんももうはちきれそうになっとって。 ねーちゃんを触りながら、自分のも扱く。
2015-12-16 03:25:069 あかん。 頭沸騰しそう。 思わず強くお尻掴んでもーて。 『…っ、ん…***…?』 男の名前。 俺ちゃう。 起きたかもしらん、って思て手を止めたけど、摺り寄せて来るように動くお尻。 誰かと間違えてる? まだ寝とる? 何でもええ。 もっと触っててええ?
2015-12-16 03:25:3110 動く俺の手に反応して、少しずつ荒くなるねーちゃんの呼吸。 たまに漏れる声と知らん男の名前に興奮して、ショートパンツの隙間から手を入れた。 じっとり濡れて、触っただけで分かる、ムッとした空気。 指に纏わりつく粘液。 …これ、感じてるってやつ?
2015-12-16 03:25:5011 小さく指を動かすと、ねーちゃんの体がピクンって跳ねた。 『ッ、だめぇ…』 俺の手を掴んで、こっちに寝返る。 薄ら目を開けて、ボーっと見て、大きく見開いた。 『…すば、る…?』 「…ぁ、ぅ…」 パクパク口は動くけど、言葉にならんくて。
2015-12-16 03:26:1412 怒られるって思て、ギュって目瞑った。 流れる沈黙。 あかん、どうしよう。 逃げることもでけへん。 ビクビクしてたら、クスッてねーちゃんが笑ったから、吃驚して目開けた。 『もう、子供じゃないんだねえ』 口元に笑みを浮かべながら俺を見とる。
2015-12-16 03:26:2913 さっき幼いように見えたんに、今は大人の女の顔で。 「…ぅわっ!」 『シッ!』 思わず大声をあげた俺の口を手で塞がれた。 もう片方の手は、俺の…を触ってる。 え?何? これどういうこと? 頭ん中ぐちゃぐちゃになって、わけわからん。
2015-12-16 03:26:4614 ソロソロ動き出す手。 初めて他人の手に触られて、我慢なんて出来るはずない。 あっという間にパンパンに腫れ上がって、パンツの先っぽに染みが出来る。 『声、出しちゃだめだよ?』 そう言って、タオルケットを俺に被せて、ねーちゃんが中に入って行った。
2015-12-16 03:26:5915 ズボンとパンツをずらされて、勢いよく飛び出してくる俺のん。 ねーちゃんがクスッて笑ったのが分かった。 その吐息がかかって、声が出そうになって、慌てて自分の口を押える。 ねーちゃんの手が俺のんを擦る。 溢れだした液をくるくる擦り付けて、ぱくんって。 ぱくんって…、マジで?
2015-12-16 03:27:1716 柔らかくって熱くってヌルヌルしてて、自分でするんより想像してたんより桁違いに気持ちいい。 目ギュっと瞑って、手噛んで、キュッて吸われると体がビクッて跳ねる。 周りから聞こえてくる寝息。 タオルケットの中から聞こえて来るピチャピチャした音。 もうあかん。 わけわからん。
2015-12-16 03:27:5517 思わず腰を揺らしたらねーちゃんの体が驚いたように引いたから、逃がさんように頭掴んで、奥に押し込んで、そのまま出してもーた。 「ッ、ぅぁ…ぁ…」 吸い出されるように飲みこまれて、情けない声が漏れる。 腰が抜けるくらい気持ち良くて、気持ち良くて…あかん、気持ちええ…。
2015-12-16 03:28:0918 手足投げ出してぐったりしとったら、ねーちゃんが中から出てきた。 ゴロンって元のように隣に横たわって、俺を見る。 唇がテラテラ光ってエロい。 「いきなり攻めて来るんだもん。びっくりしちゃった」 ケロッとした顔であっけらかんと言い放つ。
2015-12-16 03:28:2119 何にも言えんくて。 でも気持ちよかって。 セックスってあれより気持ちいいんやろ? そのおっぱいも、お尻より柔らかいん? 無意識に伸びた手を、ぺしっと叩かれた。 『だーめ』 クスクス笑いながらタオルケットを被る。
2015-12-16 03:28:3820 でも、もっと触りたい。 もっとしたいねん。 俺、ねーちゃんとしたい。 もっかい舐めて欲しいし、俺も舐めたい。 ねーちゃんの声聞きたい。 もう頭ん中それしかなくて。 起き上がってねーちゃんに跨ろうとした時、信じられん言葉が聞こえた。
2015-12-16 03:28:5121 『ここじゃ、だめ』 …は?どういうこと? 『誰もいないとこで、ね?』 誰も? どこそれ? ええの? やらしてくれるん? 『後で電話番号教えて?』 え? 今ちゃうのん? 『私一人暮らしだから』 一人? ええ? 『今度ゆっくり、ね?』 ゆっくり? まじで?
2015-12-16 03:29:0822 目を白黒させてる俺を見て、笑って部屋を出て行った。 寝息だけが響く部屋。 暑くて、静か。 俺だけが興奮してて、静まらない。 何度抜いてもあの感触が甦って来て。 夢ちゃうよな? 俺、ねーちゃんとほんまに…? 結局空が明るくなるまで一睡も出来んくて。
2015-12-16 03:29:3723 昼近くに起きたときには、もうねーちゃんは帰った後やった。 連絡先は? 俺からかわれたん? 水を一気に流し込む。 悶々としながら携帯を見たら、知らん番号からの不在通知。 ねーちゃんや。 違うかも知らんけど、絶対そうや。 隠すようにポケットに入れる。
2015-12-16 03:29:5924 台所からおかんが呼ぶ声がする。 飯食えって。 飯食ったら、またゲームしようやって、イトコ。 …おん。 ちょっと大人になった俺。 でも内緒や。 お前らより先にもっともっと大人なったんねん。 そうほくそ笑んで、まだ子供のふりをする。 夏休み。 真夏の夜の夢。
2015-12-16 03:30:17