アイドル髭切【鬼退治編】

鬼退治編まとめ。 ※流血表現・刀剣破壊等があります
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アイドル髭切とFC会長膝丸 @fc_idle_genji

(とある廃墟ビル)「……来たね。待っていたよ」『一週間前とは面構えが違うなァ髭切。昔の貴方の様だ。……ゾクゾクする』「兄として、前回のような情けない姿は見せられないからね」『それでこそ貴方だ』「……さぁ、始めようか」『……望むところ』「やあやあ我こそは!源氏の重宝!髭切也!!」

2016-08-15 22:13:28
アイドル髭切とFC会長膝丸 @fc_idle_genji

(戦闘から一時間が経過【お守り極発動済・現在中傷】)

2016-08-15 22:20:59
アイドル髭切とFC会長膝丸 @fc_idle_genji

「…はっ!」『っと!速くはなったがまだ俺より、遅い!』「ッ!」『ほう、避けたか。だが、そらよ!!』「ッつぅ」『油断したなァ。……前回より手応えはあるが。それでも貴方が俺を倒すのは無理だな』「くっ!(傷を押さえながら真横にある階段を駆け上がり)」『……俺に背を向けるか。失望したぞ』

2016-08-15 22:28:03
アイドル髭切とFC会長膝丸 @fc_idle_genji

『……どうしたァ?もう終わりか!』「(建物内には沢山の部屋が有る。その階の一番奥まった場所へ身を潜め)」『早く出てこい髭切ィ!今度こそへし折ってやる!!』「(しきりに時刻を確認している)」『……どこだ!!(何度も窓ガラスが割れる音や机を蹴る音が聞こえる。苛立っているようだ)』

2016-08-15 22:38:00
アイドル髭切とFC会長膝丸 @fc_idle_genji

@tos 「はぁ、血が……止まらない。やっぱり駄目かぁ……」

2016-08-15 22:42:53
アイドル髭切とFC会長膝丸 @fc_idle_genji

「(脂汗を流しながら脇腹を押さえる。足音が近付くと深い溜息を吐いて立ち上がり廊下へ)……ここだよ」『そろそろ遊びは終わりだ』「そうだね。もう終わりだ……お前も僕もッ!(キラリと光る筋が数十本、髭切が手を引くと同時に膝丸を雁字搦めにした)?!』「偵察が今でも低くて助かったよ」

2016-08-15 22:46:19
アイドル髭切とFC会長膝丸 @fc_idle_genji

『なッ!……ッ?!』(各階に仕掛けられた爆弾が次々と作動し凄まじい熱風と轟音が二振りに襲いかかる)「最初から分かっていた。僕はお前を倒せない。これは…最終手段だ」『ッ、わかった俺の負けだ!だからさっさと立ち去れ!』「無理、かな……血を流しすぎた。実は立っているのもやっとなんだ」

2016-08-15 22:52:04
アイドル髭切とFC会長膝丸 @fc_idle_genji

(爆発が治まると次第にビル全体が揺れ始める。天井と床が徐々に崩れ)『いいから早く逃げろ!!』「(目を細めて微笑むと唇が動く。声は聞こえない)」『くそっ!(刀を動かせる範囲でピアノ線を切り裂いていき)こんな運命、俺は望んでいない!(すべてを取り払うと刀を捨て全速力で駆け出した)』

2016-08-15 22:59:18
アイドル髭切とFC会長膝丸 @fc_idle_genji

@tos 『なんて無茶を……!んっぐ…ッ!!』

2016-08-15 23:05:46
アイドル髭切とFC会長膝丸 @fc_idle_genji

@tos 「はぁ……やっと、捕まえた。僕の勝ちだね」

2016-08-15 23:06:38
アイドル髭切とFC会長膝丸 @fc_idle_genji

@tos 「ごめんね。待ってる子がいるんだ……。さ、ようなら……っ」

2016-08-15 23:08:48
アイドル髭切とFC会長膝丸 @fc_idle_genji

(ビル全体が大量のチリを豪快に撒き散らしながら瓦礫の山と化した。それはまるで……二振りがいつか見た、この世の終わりのようだった)

2016-08-15 23:12:23
アイドル髭切とFC会長膝丸 @fc_idle_genji

(本丸内刀剣部屋)『(“髭切”が覚醒)……髭切の意識が途切れると同時に、僕が目を覚ます事になっていたのだけれど……そうか(起き上がって誰にも見つからないように慎重に本丸を抜け出す。目指した先はあの廃墟ビル)……ここだね(一番上まで登ると霊力の欠片を頼りに瓦礫を退かしていく)』

2016-08-15 23:19:01
アイドル髭切とFC会長膝丸 @fc_idle_genji

『……いた(黒い布地を発見。その周りの瓦礫をより丁寧に動かす)……お前ってやつは(庇うように“膝丸”が髭切に覆いかぶさっていた。すぐ傍で彼の本体の破壊を確認。ゆっくりと彼の体を抱き起こす。その下に髭切の体を見つけた。脇を掴み無理のない程度に引き摺りだす。息は、していなかった)』

2016-08-15 23:23:14
アイドル髭切とFC会長膝丸 @fc_idle_genji

『(瞳から一粒雫が溢れ)最低な僕……疲れたよね、もういいよ。君の代わりに僕が膝丸を……ん?(胸のあたりを撫でると微かに鼓動を感じる。急いで本体を探し)……あった!折れてない!生きてる!まだ、君は助かるよ!(笑みを浮かべ髭切を本体ごと抱え込むと勢いよく駆け出した)』

2016-08-15 23:28:46
アイドル髭切とFC会長膝丸 @fc_idle_genji

@tos (“膝丸”の口角が僅かに持ち上がった、……ように見えた。その体は光の粒となり四散して、消えた)

2016-08-15 23:31:24
アイドル髭切とFC会長膝丸 @fc_idle_genji

(本丸城門前)『膝丸!』あ、兄者!え?貴方は?『僕は君が持ち帰った“髭切”だ。それより手入れ部屋に!駄目そうなら僕を錬結するんだ!』っ、だが『遠慮は無用だよ。決めていた事だ。君に必要なのはこちらの髭切。代わりなんて必要ないのだろう?』……勿論だ『うん、それでいい。さあ早く!』

2016-08-15 23:36:30
アイドル髭切とFC会長膝丸 @fc_idle_genji

(手入れ部屋)「……っ、」兄者、気が付いたか?「……生きてる」勝手ながら“髭切”を錬結させてもらった「……そうだね。彼の記憶が少し残ってる」鬼になった俺はどうなった?「……折れたよ。もういない」……そうか「……」まだ手入れに時間がかかるから、ゆっくり休んでてくれ「……うん」

2016-08-15 23:42:38
アイドル髭切とFC会長膝丸 @fc_idle_genji

@tos 「……お前が望む未来を、僕は与えてあげられたのかな。ねぇ、“膝丸”」

2016-08-15 23:44:54
アイドル髭切とFC会長膝丸 @fc_idle_genji

「……。あとは……どう転ぶかな。やっとあの子だけの髭切になってあげられたんだ。少しくらい、高望みしたって、……いいよね」

2016-08-15 23:48:58