十五少年こばなし3
- yamanami69
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ゴー「ふむ」 ウィ「でも、やっぱりそれじゃダメなんだ。このままの僕じゃ、できないことがあるんだ」 ゴー「そうかね」 ウィ「ゴードン。前の僕って、いいヤツだった?不安なんだよ。今の僕はさ…前の僕のこと、何も知らないんだもの」
2016-08-06 01:01:58ゴー「欠点がなかったわけではない。だが、君を信頼し、頼っている人間はたくさんいた。僕もその1人だよ、ウィルコックス」 ウィ「…」 ゴー「どうすれば記憶が戻るのかなんて、僕には分からない。分からないことを、君に強要はできない。ウィルコックス、どうしたいのかだけ、君が決めるのだ」
2016-08-06 01:07:47ウィ「…僕は、やっぱり、前の僕を信じてくれた人の気持ちに、答えられるようになりたい」 ゴー「ありがとうウィルコックス。その言葉が聞きたかった。僕は協力を惜しまないよ。みんなだって、そうさ」
2016-08-06 01:09:08こうしてウィルコックスの記憶取り戻し大作戦でウィルコックスの頭にショックを与えたりウィルコックスを崖から落としたりウィルコックスを川に流したりウィルコックスを逆さ吊りにする日々が始まるのであった。そのうち記憶取り戻すと思う!頑張れウィルコックス!〜完〜
2016-08-06 01:10:17ウィ「もうドニファンにはついて行けねーよ!」 ドニ「何だと!ならいつでも出て行くんだな!」 ウィ「ああ出て行くさ!じゃあな!」 クロ「ええ~~っえっえっ?う、ウェッブ、止めてよ!」 ウェ「無駄じゃね」 クロ「ええ~~~っ!?!?」
2016-08-15 16:03:57クロ「うわぁ~~んウィルが出て行っちゃったよウェッブ!どうしようどうしよう!もうすぐ暗くなるよ!獣に襲われるかもよ!道わかんなくなるかもよ!ねえウェッブ!」 ウェ「俺に言うなよ」 クロ「わあぁ~~んウィルが死んじゃう~~!」
2016-08-15 16:06:04ウェ「わかったようるせえな。いいか、俺があっちで見張ってて、ウィルが帰ってくるかどうか見ててやる。だからお前は黙ってドニファンの所にいろ」 クロ「うぅ~…ほんと?」 ウェ「ほんとだからさっさと離れろ。ドニファンの気が落ち着くようにしとけよ」 クロ「うん…」
2016-08-15 16:08:40~しばらく~ ドニ「ウェッブ」 ウェ「ウィルならまだ来てねえよ」 ドニ「…そんなことを聞きに来たわけではない!彼は望んで僕の元を離れたんだ!僕の知った事か!」 ウェ「あっそ」 ドニ「もうすぐ暗くなるというのに、考えなしに…!獣に襲われたらどうする!?道に迷ったら!?まったく…!」
2016-08-15 16:11:05ウェ「すげー同じこと言ってる」 ドニ「何か言ったか!?」 ウェ「何でもねーよ。帰ってきたら教えるから、飯でも食ってたらどうだ」 ドニ「呑気に食事などとってる場合か!」 ウェ「知ったことないんじゃねえのかよ」 ドニ「何だ!?」 ウェ「何もだよ」
2016-08-15 16:13:10~しばらく~ ウィ「おい…」 ウェ「よお、アホコックス」 ウィ「うるせーよバカウェッブ!なあ、今どんな感じだ?ドニファン怒ってっかな。俺もカッとなって言い過ぎちまって、よく考えたら、あそこまで言うことなかったかなって。ドニファンの性格は分かってたはずなのに」 ウェ「なげーよ話が」
2016-08-15 16:18:38ウェ「お前の帰りが遅くなればなるほどドニファンはうるさくなんだよ。うるさいものにはフタってヤツだな」 ウィ「臭いものだよアホウェッブ。まあ、じゃあ、行ってくっか…」 ウェ「おい」 ウィ「何だよ」 ウェ「水飲んでけ。喉ガラガラだぞ」 ウィ「…サンキュ」
2016-08-15 16:27:39