君と出会ったのは偶然じゃなくて運命なんだよ

アプローチシリーズ第8章
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あみ @ami_qitt25

100 「...、、あたしと、、信一君は...、、 実は...、、」 言い出そうと口を開きかけた途端 あたしを支えていた村子が 〈横子、あたし...あなたに話たい事があるの...だからこれを...〉 そう言って封筒を手渡した #君と出会ったのは偶然じゃなくて運命なんだよ

2016-08-08 17:11:51
きき @Kikisubasan

101 〈開けてみて、〉 村子に促され 封筒の中を覗く そこには… 「…なにこれ…」 一瞬見ただけではわからなかったが…保険証券と書いていた 〈ほら、良く見て!〉 #君と出会ったのは偶然じゃなくて運命なんだよ

2016-08-08 17:12:06
りいろ @EIGHT_SS_RIRO

102 よく理解できていない私を見て、焦ったそうに受取人欄を指し示す 〈ここ!ほらっ!信一君!〉 そこにあったのは、村上信五の子として受取人になっている信一君の名前 #君と出会ったのは偶然じゃなくて運命なんだよ

2016-08-08 17:13:19
あみ @ami_qitt25

103 「村上...信五、、って...村子の、、」 理解出来ないまま村子を見ると あたしの両手を握りしめて 〈そうよ、、あたしのお兄ちゃん! だから、あなたと信一君が結婚したら あたし達、、本当の姉妹なるのよ〉 #君と出会ったのは偶然じゃなくて運命なんだよ

2016-08-08 17:13:27
きき @Kikisubasan

104 「待って、よく分からないわ あたしと村子が、、姉妹?」 〈やぁだ、あなたと信一君が上手くいったらの話よ!〉 嬉しそうな村子 戸惑うあたし その手から、スルッと書類を取り上げた安子 〔嘘…こんなの聞いてない〕 #君と出会ったのは偶然じゃなくて運命なんだよ

2016-08-08 17:13:39
りいろ @EIGHT_SS_RIRO

105 〔だって、横子と信一君が兄弟だから付き合えない…って、〕 どんどん声が小さくなる安子 最初の勢いはどこにも無い… 〈横子、なーんにも気にせずに信一君と恋すればいいのよ〉 村子の声は弾んでる #君と出会ったのは偶然じゃなくて運命なんだよ

2016-08-08 17:13:52
あみ @ami_qitt25

106 「...村子、、、」 あたしの両手をしっかり握った村子の 後ろを安子がブツブツ言いながら 部屋を出ていく 「あたし、、」 〈うん...〉 「信一君が...」 〈うん、〉 「好き!」 〈うん!〉 #君と出会ったのは偶然じゃなくて運命なんだよ

2016-08-08 17:14:03
きき @Kikisubasan

107 「村子も好きよ」 〈うん!あたしも…横子が好きよ あたし達、、 いつか姉妹になりましょ? …勿論、章大君も、〉 「それは関係ないけど いつかそうなるといいわね…」 握った手を離さない 姉妹じゃなくても、大親友よね #君と出会ったのは偶然じゃなくて運命なんだよ

2016-08-08 17:14:16
りいろ @EIGHT_SS_RIRO

108 ぎゅっと手を握り返してきた村子の顔に、これまで以上に満面の笑みが広がる 〈横子、向こうもそろそろ放課後よ!〉 「ん?」 〈ん?じゃなくて! 会いに行きましょう、信一君に!〉 「ええ!」 End #君と出会ったのは偶然じゃなくて運命なんだよ

2016-08-08 17:14:37
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