社畜長谷部×石油王っぽい光忠パロ(自分用)

カコ🐙30日東3キ25ab @3nasubi31

へし燭アラブパロするなら、光忠が石油王の息子で長谷部くんが社畜リーマンがいい。 息の詰まる生活に嫌気がさした光忠がホテルなり大使館なりをこっそり抜け出して、道ばたで出会ったのが長谷部くん。買い物の仕方が分からなくてコンビニでどら焼おごってもらうやつ。

カコ🐙30日東3キ25ab @3nasubi31

光忠はそれをずっと覚えてて、役員会で子会社からヘッドハントする人材探しをしてたときに資料の中から長谷部を見つけて推薦する。長谷部は実力的にも申し分なくて光忠が推薦しなくてもほぼ決まりだったんだけど。

カコ🐙30日東3キ25ab @3nasubi31

そんなわけで長谷部くんは石油の国に転勤！光忠はいてもたってもいられなくて長谷部くんが降りてくる飛行機を待ってて、出口ゲートから出てくるなり 「長谷部くーーーん❤❤❤」 って駆け寄ってハグハグチュッチュ。長谷部くんポカーン…からの「やめろ！！」って全力でグーパン。

カコ🐙30日東3キ25ab @3nasubi31

「だれだ貴様！」 「酷いよ長谷部くん！僕だよ僕！」 「貴様など知らん！！」 「そ、そんなぁ……あんなに優しく抱いてくれたのに……(人混みではぐれそうなとき引き寄せてくれた)」 「！？！？」 「僕の(どら焼)ハジメテは長谷部くんなんだよ…？？しくしく…」 「！！？？？」

カコ🐙30日東3キ25ab @3nasubi31

「(思い出せ思い出せ)…！！貴様、あの時の迷子の大人か…」 「わっ❤思い出してくれた？そうだよ僕だよ長谷部くん❤来てくれて嬉しいなぁ❤」 やっと名刺を出す。 「僕は光忠、よろしくね！」 「(受け取った名刺をみて真っ青になる)」 こんな感じで長谷部くんのアラブ生活が始まりました

カコ🐙30日東3キ25ab @3nasubi31

長谷部くん実力は申し分ないし社畜だからよく働くんだけど空港の一件があるから「若社長(光忠)の贔屓で出世した」ってやっかまれてる。そのせいで仕事に支障をきたしたりもするんだけどキッチリ結果を出してへし切る長谷部くん。光忠はなーんも知らずに時々「長谷部くん❤」しに来る。

カコ🐙30日東3キ25ab @3nasubi31

長谷部は光忠の誘いは塩対応で全部お断りしてるんだけど光忠はめげないし回りは「照れ隠し乙」くらいにしか思ってない。 だけど、光忠の誕生日パーティーに招待されて「長谷部くん来ないならパーティーしない」とか言い出したので渋々出席を了承。あくまでもパーティーに出席だからな、と念押し。

カコ🐙30日東3キ25ab @3nasubi31

分かってはいたけど光忠のおうちはものすごい宮殿で長谷部くん呆然。手土産と○やの羊羮だぞ…とか思ってるうちにあれよあれよと光忠の横に座らさせるスーツのリーマン。光忠のアラブ正装にやっぱりイケメンだな…ってついつい見とれてるんだけど今日は誕生日パーティーのはずなのになんだか元気がない

カコ🐙30日東3キ25ab @3nasubi31

「長谷部くん絶対ここにいてね絶対どこにも行かないでね！」って念を押されて、？？？ってなるんだけど特に知り合いもいないのでちびちびお酒を飲む。光忠のとこにはひっきりなしに挨拶が来て大忙し。

カコ🐙30日東3キ25ab @3nasubi31

よく見ると対応してる光忠の表情は固くて取り繕ったようで、自分の誕生日だってのに坊ちゃんも大変なんだな…とか思いつつ(米が食いたい)とか考えてると、誰かが長谷部くんの肩を叩く。

カコ🐙30日東3キ25ab @3nasubi31

「長谷部くん？」 「？？」 「ほらみろやっぱり長谷部くんだ！」 「？？？？」 白と黒の男の子二人。光忠を気前よくしたような白いのと、無口そうな黒いの。 「みっちゃんから話は聞いてるぜ！」 「(ぺこり)」 貞ちゃんと伽羅ちゃんだよ！！！二人はみっちゃんの弟らしい。

カコ🐙30日東3キ25ab @3nasubi31

光忠が席をはずした隙に白黒に手を引かれて宮殿の中に。貞ちゃんがずーっと喋り続けてて伽羅ちゃんはぼーっとしながら長谷部の手を握ってる。 二人とも光忠の異母弟で光忠とは仲良し。長谷部はあまりにも世界が違いすぎてぼんやり話を聞いている。

カコ🐙30日東3キ25ab @3nasubi31

オリエンタルな中庭で二人に挟まれて、ずっと喋ってる貞ちゃんに相槌打ったり眠そうな伽羅ちゃんの背中をとんとんしてたりすると、パーティー会場の方からものすごい勢いで光忠が走ってくる。

カコ🐙30日東3キ25ab @3nasubi31

「ばかばか長谷部くんのばかー！！ずっといてって言ったのに！！」 「よぅみっちゃん！長谷部くん借りてたぜ！」 「酷いよ貞ちゃん！！伽羅ちゃんも！！僕の長谷部くんなのに！！」 「(ﾈﾑﾈﾑ…)？」 「いや、俺はお前のものじゃないし…」

カコ🐙30日東3キ25ab @3nasubi31

「主役が抜けてどうする…」 「だって長谷部くんいなくなるから…っ(´；ω；`)」 光忠がほんとに半泣きなので長谷部くん渋々立ち上がって、伽羅ちゃん抱っこ貞ちゃんと手を繋いで光忠の方へ行く。 「みんなで戻ればいいだろう。ほら、行くぞ」 「はしぇべくん…！！」

カコ🐙30日東3キ25ab @3nasubi31

右に光忠、左に貞ちゃん、膝の上に伽羅ちゃん(寝てる)でパーティーを過ごして、夜半過ぎに御開き。もちろん帰してもらえるはずもなく、豪華な宮殿にお泊まり。貞ちゃん伽羅ちゃんが自分達の部屋に連れていこうとするんだけどそこはさすがに断って客間へ。

カコ🐙30日東3キ25ab @3nasubi31

客間もすっごい豪華で西洋風のベッドなのに調度品はアラビア風とかでとにかくお金かかってる雰囲気に長谷部くん尻込み。ビジネスホテルが恋しい…とか思いながら恐る恐るベッドに座ってると光忠がお酒持って訪ねてくる

カコ🐙30日東3キ25ab @3nasubi31

「やっとゆっくり飲めるね」って高そうなワインをあける。 「お前、ほんとに金持ちなんだな」 「金持ちなのは父上で僕じゃないよ」 みたいなやりとりから光忠の身の上話に。 光忠は第１８夫人の子で東洋人だし母はとうに亡いしで一族の中でも下の方。だから居心地悪くて……

カコ🐙30日東3キ25ab @3nasubi31

伽羅と貞は第21、25夫人の子でどちらも東洋人で二人は近い時期に産まれたから仲良し。 「金持ちも大変なんだな…」 そういえば、とすっかり忘れてたと○やの羊羮を渡す。絢爛豪華な贈り物に比べて…とか思いつつ渡すと、光忠はぶわって泣き出す。

カコ🐙30日東3キ25ab @3nasubi31

えっ確かにと○やの羊羮美味いしこれはこの前東京戻ったときに買ってきた東京駅限定のやつだからちょっと珍しいけど泣くほどか？？って狼狽えてると、光忠が羊羮ぎゅーってしながら 「僕の夢はね」 って話し出す。

カコ🐙30日東3キ25ab @3nasubi31

「僕の夢はね、誕生日を僕の友達だけにお祝いしてもらって、僕のためだけに用意されたプレゼントを貰うことだったんだ(´；ω；`)ありがとう長谷部くん(´；ω；`)」

カコ🐙30日東3キ25ab @3nasubi31

「羊羮程度で泣くなよ…」 「だって(´；ω；`)一族のためのパーティーでも一族のための贈り物でもなく、僕のためだけに来てくれた長谷部くんが僕ののために選んでくれたこの羊羮は最高の贈り物だよ。ありがとう…(´；ω；`)ﾌﾞﾜｯ」 「そ、そうか…」

カコ🐙30日東3キ25ab @3nasubi31

ひとしきり泣いたあと光忠は羊羮抱き締めたまま長谷部のベッドで寝てしまって、長谷部は少し悩んだあとその横で寝る。 朝になって光忠大慌てなんだけど、長谷部は「寝癖が酷いぞ」ってからかったり。

カコ🐙30日東3キ25ab @3nasubi31

そこから光忠の「長谷部くん大好き❤結婚して❤」アタックが始まる。長谷部に「俺は嫁しかとらん！！」って言われたら「なら僕をお嫁さんにして！！」って切り替えるレベル。

カコ🐙30日東3キ25ab @3nasubi31

長谷部がついに 「お前は曲がりなりにも石油王の一族だろうが。嫁を取らなくてどうする」 って説教したら 「僕は父上みたいにたくさん側室を持つのは嫌だって昔から思ってたんだ。心に決めた、ただ一人と一生添い遂げたい。 僕にとってはそれが君なんだよ長谷部くん！」