- akinosora_
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おじいさんがかぶを抜こうとしました。うんとこしょ、どっこいしょ。けれどもかぶは抜けません。おじいさんはおじいさんを呼んできました。うんとこしょ、どっこいしょ。それでもかぶは抜けません。おじいさんはおじいさんを呼んできました。それでもかぶは抜けません。おじいさんはおじいさ #偏り話
2016-08-27 08:03:34桃太郎はお婆さんの作ったきびだんごを受け取りました。きびだんごは名前の通り黍(きび)を使った一口サイズの菓子のことで、すくなくとも15世紀には存在していました。そして岡山名物の餅菓子「吉備団子」とは異なるものなのでした。 #偏り話
2016-08-27 08:06:43子蟹は激怒した。必ずかの邪智暴虐の猿を取り除かねばならぬと決意した。子蟹には身寄りがおらぬ。食べられもしないおにぎりと取れもしない柿がなる種とを交換し、柿の木を脅して実をならせて食べようとしていた。しかし、その自分の誤りを認めることに関しては人一倍毛嫌いした。 #偏り話
2016-08-27 08:07:39裏の畑でポチがワンワン鳴いていました。 「よしよし、ここを掘るんじゃな」 その日から昼夜を問わない、老人の熾烈な作業は始まった。 手を止めた堅い地層。 ドイツの技術者から最新の削岩機を取り寄せて掘り進んだ。 諦めなかった。 気付けば村中の男達が、集まっていた。 #偏り話
2016-08-27 08:07:55今は昔、じいさんとばあさんがおった。じいさんは山に芝刈りに。ばあさんは川に洗濯に。 ばあさんが川で見つけたもの、それはそれは立派なTENGAだった。 #偏り話
2016-08-27 08:15:53うんとこしょ、どっこいしょ、いっせーのーせ、ほいさっさ、よっこいせ、よいとせのこらせ、えんやこらせーどっこいせ、せっせっせーのよいよいよーい、へいやっと、おいとこらやっ、ぬぅぇぇぇぇい、おいこらしゃぁっ、ふんぬぅぅっ、どぅやっしゃぁい! それでもカブは抜けません。 #偏り話
2016-08-27 08:27:36お腹を空かせたカニのお母さんが食べ物を探していると、そこに柿を持った乱暴者の猿がやって来た。猿はカニに柿を見せつけ焦らしたが、我慢できずに乱暴を働いた。月日は流れ3匹のカニの子が生まれたが、お母さんのカニはそれまでの行為がこたえたのか命尽き果てた。 #偏り話
2016-08-27 08:30:45むかしむかし、あるところにおじいちゃんとおばあちゃんがいました。おばあちゃんは宣託に、おじいちゃんは山にシバ狩りに行きました。神と悪魔が交じわりし時、そこに奇跡が実る。 #偏り話
2016-08-27 08:49:52おばあさんは道ばたでつづらを下ろすと、中を開けてみました。「きっと大判小判がザックザクじゃ」ところがその中には一回り小さなつづらが入っていました。「そうかこの中に大判小判が」一回り小さなつづらを開けると更に一回り小さなつづらが、そのつづらを開けると更に更に小さなつづらが #偏り話
2016-08-27 08:50:19昔々あるところにおじいさんとおばあさんと、そのおじいさんとおばあさんのパートナーとそれぞれが迎えた養子の子供達が都会に出て人生の伴侶を見つけ、やがて生まれた孫たちは互いの顔も知りませんでしたが、祖父ひとりの死をきっかけに川岸の家に集いそこで運命の恋に落ちてしまうのでした #偏り話
2016-08-27 08:59:39「鏡よ鏡一番美しいのは誰だい」大きな鏡に問いかけた王妃に大きな鏡が答える 「ソ、ソレハ…オ、オキサキサマデス」(小刻みに震える身体を我慢しながらの精一杯の棒読み) 「そうかい。わらわが一番なのだな」高笑いしながら満悦な微笑み浮かべ 「鏡よ鏡一番美しいのは誰だい」 #偏り話
2016-08-27 09:07:25おじいさんが穴におむすびを落とすと、ねずみの踊りを見せられて、ついでに小判を貰って帰ってきました。 それを見ていた欲張りじいさんが、たくさんのおむすびと一緒に穴に飛び込むと、物凄く長い踊りを見せられて帰ってきました。 #偏り話
2016-08-27 09:08:25猫は死ぬのは怖くなかった。 ある時、猫ははただの野良猫だった。そこで初めて、白い猫に恋をした。やがて歳をとり、白い猫は死んだ。 猫は泣いた。結構泣いた。いやもうめっちゃ泣いた。三日三晩とかいう次元じゃない。100回…いや100万回泣いたね!ごめん流石に80万くらいかも。 #偏り話
2016-08-27 09:08:45浦島太郎は、子供たちがいじめている亀を助けました。またある日も亀を助けました。何度も顔を合わせているうちに仲良くなり、大人になり協力してお城のテーマパークを建てました。そこのバイト募集で来た亀が「あの時の亀です。」と言ってきましたが、能力が劣っていたので不採用にしました。#偏り話
2016-08-27 09:26:53なんということでしょう。眠っていた白雪姫に王子が口づけをすると、白雪姫が目を覚ましたではありませんか。そして王子の右手が彼女の柔肌に触れると、白雪姫は小さく震えながら、王子の後頭部に腕を回し体を預けます。王子の手が彼女の膨らみに差し掛かると、小人たちにも聞こえる喘ぎ声が #偏り話
2016-08-27 09:36:24