『Air/まごころを、君に』から新海誠の作品群を経て、ここに感傷マゾの完成と、その概念的な死を迎えたと思うんです、約20年もかけて。ここから先は、「それでも僕は、感傷に生きていたいと思う」のか「無限に続く優勝の海に留まる」のか。感傷マゾ達が自らの手で選び、歩き始める時が来ました。
2016-08-31 19:34:39赤いボタンを押すと『秒速5センチメートル』、青いボタンを押すと『君の名は。』が強制上映されるHMDを装着させられる人体実験を施すと、人は簡単に感傷マゾ男になれる。なお、二つのボタンがついたコントローラーは、同窓会で10年ぶりに再会した初恋の女の子が持つ。
2016-08-31 19:40:45『君の名は。』で一番好きなのは口噛み酒の回想シーンで、あの彗星のイメージ映像は、『千と千尋の神隠し』の海を電車が走るシーンと同レベルだと思う。久しぶりに、イメージ映像で背筋がゾクゾクする体験だった。
2016-08-31 20:57:28@scarecrowFK 俺、あのシーンなら、飛騨の特急乗って向かう方が好きかも。ドキドキ感が、残酷な終わりを連想する。理由はマゾだから。
2016-08-31 21:17:3810代の頃の自分は虚構による「救済」を信じていて、あれは学校にしろ実家にしろ現実の外に出るための扉を探していたように思える。20代の頃の自分は既に青春を終えていたので救済を信じることができず、幻の過去の青春に「感傷」を見出して消費していた。
2016-08-31 23:17:15既に精神の土台も固まり、自分の生活を管理できるようになった30代の自分は、何を基準に虚構を消費すればいいのか模索していて、そこは未だに固まっていない。そんな状態だから、『君の名は。』をすんなりと受け入れられたんじゃないか。多分、10代の自分だと難しかったと思う。
2016-08-31 23:19:278月31日の「君の名は。」でのTLの盛り上がり方、まさに夏の終わりを感じる。ちなみにリア充はこういうときTLにいないで河原で肉を焼く文化があるらしいですよ。
2016-09-01 00:06:40たそ「見てきた〜??」 部下「まぁ、普通に面白かったけど特段......。主任が「エモい」とか「今年の優勝映画」とか言うほどとは思わなかったですね。」 部下2「なんか、中高生向けの童貞臭いボーイミーツガール?って感じすね。」 たそ「早退する!!!!(号泣)」
2016-09-01 08:30:22新宿TOHOシネマズで、オタクと女子高生が肩を組んで、「せーのっ!『君の名は。』!優勝〜!」みたいなCMを撮影してたら、新海誠オタクの完全敗北だよな。感傷の余地もない。
2016-09-01 10:39:58震災の崩壊した町、瓦礫のイメージはあったけど、それは救済を描く上での祈りのような意味合いで、映画のテーマ自体に深く根ざしたものではないんじゃないかと感じた。
2016-09-01 18:42:31君の名は、2度目行く人の気持ちは納得できて、最後に「いいものを見た」という満足を得ながら途中で何度も何かが欠如していく思いになるから、見れば見るほどまた満たそうとして見たくなる永久機関っぽい(適当)
2016-09-01 19:51:09