指談(指筆談)に対する今の私の考え【読み取り手に負わされてしまう責任など、種々の具体的な危険性】

読みやすいようにまとめました。
0
ベル邸 @berutei

これからツイートすることは下記要約記事に触発されて考えた事です。 twitter.com/Living_With_SA… (ちょっと長くなる(10数ツイート)のでご了承ください)

2016-09-06 22:09:49
🦎社会不安障害と向き合う @Living_With_SAD

障害児の無実の家族を告発してしまった Facilitated Communication (FC)のファシリテーターが事件の20年後に書いた手記の要約をこちらにまとめました。 pax.moo.jp/miscellaneous/…

2016-09-03 19:26:47
ベル邸 @berutei

昨今、FC問題として大きく取り上げられるケースでは、家族以外の第三者が「ファシリテーター」と呼ばれる「読み取り手」を務めている事が多い。しかし、家族やヘルパーなどかなり身近な人物が「読み取り手」になることも当然ある。→

2016-09-06 22:10:41
ベル邸 @berutei

ところで、私がふとしたことから調べている「指談(または指筆談)」は、最終的に家族が「読み取り手」になること、また周囲の人間すべてが指談を読み取れるようになる事を想定している。その結果、どのような事が起こっているか。→

2016-09-06 22:11:20
ベル邸 @berutei

肉親の一部が信じ、一部が信じず、分裂してしまうケース。親御さんが指談に熱中する一方、ヘルパーさんが信じられず対応に苦慮するケース。逆にヘルパーさんがすぐに「読み取れる」ようになり、肉親の方がどうしても読み取れずもどかしい思いをするケース。→

2016-09-06 22:15:12
ベル邸 @berutei

小さな子供が上の兄弟の言葉を「読み取れる」ようになるケース。各地で練習会が行われるケース。施設単位で導入されているケース。市がよく知らないまま助成金を出してしまうケース。それどころか市の取り組みの一環として使われているケース。→

2016-09-06 22:15:41
ベル邸 @berutei

市議などの政治家さんがよく理解しないまま応援してしまうケース。一定の知名度を持つ人物がイベントで巻き込まれてしまうケース。もちろん、新聞やテレビで感動の物語として取り上げられる危険は「読み取り手」が第三者の場合と変わらない。→

2016-09-06 22:16:14
ベル邸 @berutei

こういった状況を感情的に受け止めてしまうと、私は怖くてたまらない。誰がこの状況の全てを声高らかに否定できるのだろうか。しかし怖がっても仕方ないので、私は微力ながら次善の状態を求めている。→

2016-09-06 22:16:43
ベル邸 @berutei

それは、まず新聞・テレビといったマスコミには冷静に捉えてほしいという事である。障碍者の感動話は取り上げやすいのだと思うが、科学的事実であると自信をもって言えるかどうかよく確認してほしい。政治家諸氏も同じである。→

2016-09-06 22:17:04
ベル邸 @berutei

私が求めるもう一つは「信じてもいいが疑ってほしい」という事である。人間のやる事には間違いが必ず生じる。大丈夫であると断言する人は、自らが完璧な存在でないことを冷静に受け止めて、間違いうる自分を恐れないでほしいと思う。

2016-09-06 22:17:32
ベル邸 @berutei

私が現状、求めている「次善の状態」はこの程度である。いつの世にも不思議な事はある、それを信じる人もいる、正しい場合も、間違っている場合もある。信じる気持ちを消せと他人が言うのはいささか傲慢です。→

2016-09-06 22:18:06
ベル邸 @berutei

いつか「指談(指筆談)」やFacilitated Communication(FC)、Rapid Prompting Method(RPM)、「通訳」「筆談援助」、その他さまざまな名前を持つかもしれないが、→

2016-09-06 22:18:49
ベル邸 @berutei

そういった方法が科学的に証明されたら自信をもって広めれば良い。それまでは静かに、穏やかに活動する方が良いのではないでしょうか。→

2016-09-06 22:19:10
ベル邸 @berutei

「自分たちは絶対に正しい、それなのに信じてくれない人々は愚かな冷血漢だ、メンツを気にして真実を葬り去ろうとしているのだ」―― そういった考えには閉じこもらない方がいいと思います。それは「コミュニケーション」を切断し、孤独を招いてしまうと思うからです。→

2016-09-06 22:19:43
ベル邸 @berutei

「信じられない」、また「信じようとしない」人のことも冷静に受け入れ、穏やかに接し、自分と他人の立場を両方思いやる。それが「コミュニケーション」の理想ではないでしょうか。これは「信じない人」を「信じる人」に裏返しても同じことです。(ココ大事)→

2016-09-06 22:20:14
ベル邸 @berutei

以上が今の段階での私の考えです。―― 指談(指筆談)は必要とされているからこそ存在する。なぜ必要とされるのだろう。その理由を考えることも大切だと思っています。(終)

2016-09-06 22:20:33