指談(指筆談)あるいは「介助つきコミュニケーション」と意思表示【指筆談のために体を押さえてしまっていたケース】
注意書き
このまとめは「意識障害者の回復の可能性」や
「障害者が介助を受けて意思疎通を行うこと」に異議を唱えるものではありません。
逆に、このまとめで取り上げる【指筆談】などが原因となって
そういった取り組みに対する誤解が広まることを危惧しています。
◆ そもそも「指筆談」って何?という方には、私の書いたブログ記事があるのでよろしければご覧下さい。
ここから今回のまとめ本文
【指筆談(指談)関連】先日、柴田保之教授(國學院大學)の『指筆談』を見る機会があって、改めていろいろと考えたのだが、どうしても一つだけ、指摘しておかないとマズイかも…と感じた事があるので、以下に記そうと思う。それはどういう場面だったかと言うと、→
2018-11-30 05:57:05→ 柴田教授は『指筆談』として相手の手を取り、その指先を自分の手の平に触れさせることで、相手が(障害などで)口に出せない言葉を読み取る…という話なのだが、柴田教授がある人の手を取ったとき、その人が非常に嫌がって柴田教授の手を叩いたのだ。→
2018-11-30 05:57:05→ たぶん手を触られるのがつらいのでは?というのが私のまず考えたことだったが、柴田教授はその人の近くにいた人(たぶん付き添いの方?)に、叩いたその人を抑えてもらいつつ、「この動きは体が勝手に動いてしまうのです」という『本人の言葉』を読み取り、→
2018-11-30 05:57:06→そのまま和やかに『指筆談』を続けたのだった。…このように書くと、そんなシーンを目の当たりにして和やかな空気など保てまい、と感じられると思うが、おそらく多くの参加者は、まず激しく混乱し、「まさか嫌がる人を無視して強引に言葉を『読み取る』ようなことが、こんなに堂々と行われるなんて→
2018-11-30 05:57:06→ 信じたくない…そうではないに違いない」という心理が働き、なんとなく柴田教授の『通訳』に調子を合わせて、笑ってその場面をやり過ごしたのだと思う。知ってて行った私ですら、その場では「え、マジで???」と驚いたので、他の方は尚更そうだったと思う。こういった場面を見て→
2018-11-30 05:57:06→「でも、活動全体としてはとても素晴らしいことをしているのだろうし…」あるいは「障害のある人の内面を知ろうとするのは大事なことだから…」と考えることは決して間違いではありません。でも、それを理由にああいったシーンまで肯定してしまわなくていいのです。「あれはちょっと→
2018-11-30 05:57:06→ やり過ぎなのでは…」と感じることは、まったく全然悪いことなどではなく、むしろそう考えることこそ「誰かの気持ちを知ろうとする」コミュニケーションの一番大切な第一歩だと私は思います。なので私は閉会後のアンケートに「あれはちょっと…」みたいなことを書きましたが、→
2018-11-30 05:57:07→ 見知った人にそういう言葉を伝えなければいけないというのは、私にとっても楽しいことではないし、近しいご友人の方にはもっとはばかられることでしょう。でも誰も言わなかったら、あの人のあの必死な「意思表示」も、誰も見なかったことにされ、これからも→
2018-11-30 05:57:07→ 何度も無視されてしまうのかもしれない…と想像するのが、私にとっては「更に楽しくないこと」なので、私は言葉にしているというだけです。…ただ、今回は改めて考え込んでしまったというか…私には何ができるのか…言葉だけでいいのか…という気持ちの中に今もいます…。【とりあえず以上】
2018-11-30 05:57:07【補足1】こちら(pax.moo.jp/miscellaneous/…)の日本語要約に、まさに同じような光景があるのだった…。引用『今振り返ってみると、私は Betsy が私を殴った意味が分かる。これこそが、最も明確なコミュニケーションではないか。言葉には示されない、シグナルだったのだ。』twitter.com/Living_With_SA…
2018-11-30 05:57:07障害児の無実の家族を告発してしまった Facilitated Communication (FC)のファシリテーターが事件の20年後に書いた手記の要約をこちらにまとめました。 pax.moo.jp/miscellaneous/…
2016-09-03 19:26:47【補足2】同じような内容はこちら(togetter.com/li/410599?page…)にも…。引用『なぜなら、彼女は自分で行動を制御できないから、そういう行動をした時は止めて欲しい、と自ら望んているから、というのがその理由。でもその「自ら望んでいる」というのは、FCによって彼女から聞いた言葉らしい。』
2018-11-30 05:57:07付け足し分(2ツイート)
私は柴田教授に対して恩も義理もないから、こうしてためらいなく怒れるけど、他の方たちは柴田先生の事を信じて頼りにしているのであって、少しモヤッとする所があっても自分の中で落とし所を探さざるを得ない…その状況に甘えて研究者なのに検証から逃げ続けるのは、やっぱり変だよ…。#指筆談 #指談 twitter.com/berutei/status…
2018-12-04 20:16:08長くてツイッター上だと読みづらいかもしれないので、上記スレッドの内容を(セルフで)まとめました→ togetter.com/li/1293466
2018-11-30 06:43:57こういうのは後から「やっぱり証明できませんでした」とは言いづらいし、結果的に検証を回避しがちになってしまうというのは分かるけれども、それを正直に言って、信じる人が信じてくれれば…という方向に行くならまだしも、周りの人ばかりをどんどん矢面に立たせる方に進んでいるのは良くないよ。
2018-12-04 20:31:30更に付け足し分
#指談 #指筆談 先日の集まりでは、柴田教授(國學院大)が「今のは半分くらい介助者の言葉が入っていました(と障害当事者が言っています)」「違ってた部分を柴田先生の『通訳』で言います(と本人が言っています)」という形で、横から内容を「修正」していたのが気になった。つまりは柴田教授が、→
2018-12-09 06:47:48→全ての『読み取られた言葉』を自分の好きな様に採用したり退けたりしてしまっている訳で、さすがに越権行為ではないかと思う。誰の『通訳』も等しく間違っているかもしれない…と言うなら分かるけれど、「読み取り内容の正しさを柴田先生だけが判定している」状態は不自然かと思います…。→
2018-12-09 06:47:48→「内容が一致しないなら話し合いましょう」と、誰か柴田先生を支持している人が今すぐ止めなきゃいけない…と私は思うのですが、それはとても言いづらい事だろうし、会の責任者も不明なようなので、このままではどんどん「柴田教授の独演会」になってしまうのかな…と感じました。→
2018-12-09 06:47:48→今まで、新聞記事や大学名を見て信頼できると考えた人もいると思います。でも新聞社や大学の名前は何も保証してくれない。新聞は「言われた事を書いただけ」、大学は「教員に場所を貸しただけ」…ある日突然床が抜けても「決めたのはあなたでしょう?」と言われる事態になってしまいます。→
2018-12-09 06:47:48→本当にもう、今すぐ責任者を決めて、「誰が何について、どこまでの責務を持つのか」をハッキリ決めなければダメだと思いますし、もし誰も何も責任が取れないなら、それは「誰も何も責任は取れません」と、最初に全ての人に説明するのが大事です。それが互いの役に立つのですから。→
2018-12-09 06:47:48【決めた方がいい事柄の例】 ・会を通じてのビジネス勧誘や宗教勧誘は認める? ・お金を取って「指筆談」を行ってもいい? ・後になって「読み取った」内容が誤りだと分かった場合、それは読み取り者の責任になる? それとも読み取りを頼んで信じた人の責任? …等です。→
2018-12-09 06:47:49