@hirougayaのトークタイム：高度政治成長を実現させるには

烏賀陽　弘道 @hirougaya

なぜ少数の「秩序」「統治」「統制」より多数の「自由」が尊重される「政治的新自由主義」がやってこないのでしょうか。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

経済の新自由主義によって、私たちは格差や貧困を他の選択肢を示されないまま「選択」させれています。しかし政治的権利においても、多数の市民の自由が尊重される新自由主義が来ないことには、ただ単なる不平等、疑似身分制社会が到来してしまう。これは民主主義以前ではないのか。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

「経済新自由主義」と「政治新自由主義」はセットでなければならない。政治的新自由主義だけ、ならまだいい。経済だけ新自由主義は明らかに反平等、反民主主義ではないのか。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

みなさん。私たちは、家にエアコンがほしい、電話がほしい、水洗トイレがほしいと，経済的な成長のために政治的な成長を我慢してきました。その時代が、５０年くらい続いたのです。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

１９８０年代から９０年代のバブル景気のときには、そんな「経済の成長の物語」がオーバーランしてしまい、私はしばらくほうけていました。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

そのうちに、かのソ連や共産主義陣営は瓦解してしまい、中華人民共和国は疑似資本主義国になりました。「共産化のドミノを防ぐ」とうるさいアメリカの市場を使わせてもらうために、疑似開発独裁である自民党の支配を我慢する理由もなくなったのです。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

私たちが今目撃している検察の腐敗や報道の不能は、こうした「経済の成長」と「共産化ドミノに巻き込まれない」ための優先事項からこぼれ落ちた連中が、腐ってしまっただけなのです。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

私たちはようやくこうした、日本の自由と民主主義を阻害してきたくびきから解放されました。そして疑似開発独裁である自民党の支配も終わらせたのです。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

一滴の血も流さず、一発の銃弾も撃たずに疑似開発独裁を終わらせたことを、私たちはもっと誇りに思ってよいのではないでしょうか。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

私たちはただ、投票用紙にエンピツで名前を書き、箱に投じるという地道で気の遠くなるような積み上げによって無血革命をなしとげたと考えてはどうでしょう。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

いまから、１９４５年から２００９年までの間に腐乱し切ったゴミの山を片付けましょう。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

しばらくは臭くて手が汚れるかもしれません。でもやり遂げたときの爽快感はいかばかりでしょう。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

これからは「残党狩り」のようなものですから、さして難しくはありません。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

日本人はゆっくりとした自然な変化を好むので、まだしばらくは時間がかかるかもしれません。構わないのです。考える時間がたっぷりあるのですから。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

私たちは「市民」という言葉を再定義しなくてはなりません。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

それは乾ききったミイラのような旧左翼がいう「市民」とは隔絶したものです。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

少数の権力者による「秩序」「統制」「統治」とは反対の極にある、多数のオーガニックな決定のシステムとしての「市民」です。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

少数者による「秩序維持のための統治」を終わらせなくてはなりません。多数の「市民の自由のための自治」（統治の反対語としての自治）をスタートさせましょう。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

政治家は市民の権利の代理人であったはずです。エージェント＝代理人なのです。権利の委託者に従うよう誓ってもらいましょう。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

官僚は市民の僕（public servant）なのです。市民にひざまずいてもらいましょう。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

報道は市民が自由でいるために必要な情報をもたらすのが職責なのです。市民の知る権利の代理人なのです。委託者への忠誠を誓ってもらいましょう。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

裁判官は市民の権利を権力から守るのが職責なのです。そうでない裁判官はどしどし弾劾罷免しましょう。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

ミイラのような旧左翼のいう「市民」（市民運動、とか）ではなく、「有権者」「主権者」「納税者」「消費者」など権利の主体をたばねる言葉として「市民」を再定義したいのです。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

５０年後に私たちの子どもや孫が「2011年が日本が本当の民主主義国として出発した年だったんだね」と言ってくれるような時代にしたいと思いませんか。（私に子どもはいませんが）

烏賀陽　弘道 @hirougaya

私たちは「経済の成長の物語」を達成しました。最終回を迎えたのです。